3. 利便性・安定性が飛躍的に向上、迅速なサービス提供が可能となり技術者が本来の開発に専念
リニューアルされた「マイニンテンドーストア」には多くの機能が実装され、それまで課題とされてきた部分が一掃されました。まず、ソフトのダウンロード版をパッケージ版やグッズと同様にカートに入れて購入できるようになり、結果として「マイニンテンドーストア」で処理する注文の数は大幅に増加しました。
同様に、「プラチナポイント」と交換するグッズについても直接カートに入れられるようになりました。1つのサイトで自由に商品やグッズを選択できるようになり、顧客にとって使い勝手が格段に向上したのです。
また、いわゆる「合わせ買い商品」の陳列内容をCommerce Cloudの管理画面から容易に変更できるようになりました。技術開発本部 技術開発部 技術開発コーディネートグループの松岡健太郎氏は、そのメリットについて次のように話します。
「『この商品とあの商品を一緒に買えば割引します』といった販売施策を行う場合、以前はバンドルという形でセット商品を作り、1つひとつ登録しなければなりませんでした。たとえば特定のソフトとSDカードのセットの場合、SDカード32GB~512GBの5種類とソフトのバリエーション数種類を組み合わせて1つずつ商品を作るので、最新商品の棚がそれらで埋まってしまう、という具合でした。それがリニューアル後、セット商品の設定をサイト運営側で簡単に行えるようになりました。
これまでシステム上の制約でなかなかできなかった販売施策をすばやく実行し、最適なタイミングでお客様に提案できるようになったことは、営業・マーケティング面において大きな前進です。同時に開発側としても、販売施策のための開発といった目先の作業に7割ぐらいの時間を割いていた状況が一変して、お客様と向き合うような本来の開発に注力できるようになり、本当に嬉しく思っています」(松岡氏)
サイトの利便性向上という面では、新たに追加されたタグ機能も大きな役割を果たしています。
「『Nintendo Switch』のソフトは日本だけで数千タイトルあり、本当に欲しいソフトを探しにくいという課題がありました。そこでCommerce Cloudのカテゴリー機能を利用して、サイト運営側で各ソフトに『アクション』『1台の本体でいっしょにあそべる』といったタグを付与できる機能を実装しました。お客様の嗜好や条件に合うソフトを簡単に検索できるようになり、機能追加に関わった者としてとても満足しています」(斉藤氏)
一方岩本氏は、アクセスが集中してもサイトが安定するようになったことが、担当者としてなにより嬉しい、と語ります。
「拡張項目やカスタムオブジェクトをいろいろ使うなど、サイトの裏側では割と複雑なことをしているのですが、それでも安定して運営できています。安定性と拡張性を兼ね備えているCommerce Cloudのおかげで、ようやくお客様を堂々とお迎えできるサイトになった、と実感しています」(岩本氏)