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M&Aキャピタルパートナーズ、Salesforce Data 360を導入して、M&Aの企業マッチングを革新

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CRMデータの活用により年間目標の「トップ面談創出数」の96.6%を僅か5ヶ月で達成、将来的なAgentforce活用を見据えた基盤を構築

株式会社セールスフォース・ジャパン(代表取締役会⻑兼社⻑ 小出 伸一、以下Salesforce)は本日、M&A仲介業界をリードするM&Aキャピタルパートナーズ株式会社(以下、M&Aキャピタルパートナーズ)が、企業の譲受企業(買い手)、譲渡企業(売り手)のマッチング精度と効率を向上させ、事業成長を加速させるためにSalesforceの「Data 360(旧Data Cloud)」を導入したことを発表しました。統合データ活用基盤であるData 360とSalesforceのCRMデータを活用し、同社はすでにリリース後1年間の目標である「トップ面談創出数」の96.6%を僅か5ヶ月で達成するなど具体的な成果を達成しています。Data 360で統合データ活用基盤を構築することで、将来的にはAIエージェントのプラットフォーム「Agentforce」の活用も計画しています。

課題

M&Aキャピタルパートナーズは2005年創業以来、M&Aアドバイザリー業務で急成長を遂げ、成約件数・売上高は右肩上がりに上昇し、M&A案件規模やアドバイザー生産性など10項目で業界No.1を獲得するリーディングカンパニーです。活況なM&A市場において、同社はアドバイザーの知識や経験に依存する従来のM&Aマッチング手法のさらなる効率化にビジネス上の課題を感じていました。

これまでのM&Aマッチングは、担当アドバイザーが蓄積してきたノウハウや経験、人脈が候補選定の決め手となることが多く、買い手候補の探索範囲がアドバイザー個人のネットワークを中心に行われていました。そのため、一部の案件で人手による探索ではアプローチしにくい層が存在し、そこへのリーチが難しいため結果として売上機会の損失や、マッチングにかかる時間の長期化が懸念点となっていました。

この課題を解決し、さらに多くのM&Aマッチングの機会を創出するためには、アドバイザー個人の能力や知見のみに依存しない候補先の網羅性と面談到達率の再現性を飛躍的に向上させる新たな仕組みが不可欠でした。

SalesforceのData 360を選定した主な理由は、M&Aマッチング業務の革新と将来的なビジネスのための統合データ活用基盤の構築にあります。最も重視されたのは、Salesforce CRM上でマッチングデータをビジネスユーザー自身が活用し、迅速なアクションに繋げられる点でした。これにより、アドバイザーはデータに基づいた網羅的かつ高精度な候補選定が可能となります。 Data 360のベクトルデータベースに、取引先データ、外部データなどの構造化データと、企業担当者がヒアリングしたM&Aニーズ情報など非構造化データを統合することで、企業のマッチング精度が大幅に向上します。また、M&Aキャピタルパートナーズの保有する多様なマッチングデータがCRM環境に組み込まれ、一元的に活用できるようになりました。これにより、将来的にAIエージェントのプラットフォーム「Agentforce」を活用していくための強固な基盤が整いました。

M&AキャピタルパートナーズのM&Aマッチングプロジェクトでは、アドバイザーのマッチング精度向上に向けたSalesforceのソリューションが実装されました。これにより、ベクトルデータベースを活用し、売り手企業と類似性の高い買い手候補先を多角的に探索します。活用されるデータには、取引先データに加えて、外部データ、そしてM&Aニーズ情報が含まれます。

効果

Data 360のRAG機能を活用することで、KPIである経営者同士が顔を合わせるトップ面談数の創出において、2025年4月の導入以降、トップ面談に進んだすべての買い手候補先数のうち、AIによって提案され、トップ面談に進んだ買い手候補先の数(トップ面談創出比率)が約22%を占めています。新たに自動登録された買い手候補先が実際にトップ面談に進んでいるログも確認され、トップ面談につながりうる買い手を提示できていると価値が実証されました。 

M&AキャピタルパートナーズはSalesforce Data 360の活用をさらに拡大する計画です。現在は、買い手と売り手に類似する企業を検索する機能、あるいは類似する買収ニーズを検索する機能の実装も実現しています。 さらに、M&AキャピタルパートナーズはAgentforceの本格活用も計画しており、現在の構想段階から将来的には同社のウェブサイト上にAIエージェントを設置して、買い手候補の企業の質問に対し、適切な案件を自動で回答したり、アドバイザーに適切に引き継ぐアクションを実装することも計画しています。また、社内向けAIエージェントを利用して、Salesforce上や連携アプリ先に蓄積されているデータを元に、買い手候補先や成約事例といったアドバイザーが欲しい情報のリストアップやアクションをスピーディーに実現することも検討しています。これにより、顧客体験のさらなる向上と社内業務の効率化という両面でのイノベーションを目指しています。

顧客の視点

M&Aキャピタルパートナーズ株式会社のセールスフォースプロジェクト責任者で営業企画部IT推進課課長の栁瀬 開氏は次のように述べています。「Salesforce Data 360の導入により、M&Aアドバイザリー業務に大きな変革がもたらされました。課題であった一部案件のマッチングの長期化の解決とさらなる効率性の向上のため、AIによる高精度なマッチングを実現することで、アドバイザーがコア業務に集中できるようになりました。今後は、さらに高度なマッチング機能の実装やAgentforceの活用も視野に入れ、自律型AIにより顧客体験と社内業務の効率化を両立させ、人とAIエージェントが協働するM&A業界の未来を創造していきます」

詳細情報:

  • Data 360の詳細は、こちら
  • カスタマーサクセスに関連する記事は、こちら

Salesforceについて

Salesforceは、あらゆる規模の企業がエージェンティック エンタープライズへと変革することを支援します。人とAIエージェント、アプリケーション、データを信頼性の高い単一のプラットフォームへ統合することで、これまでにない成長とイノベーションを実現します。詳細は salesforce.com/jp をご覧ください。

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