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Salesforce Data 360で、弁護士ドットコムが事業横断的な顧客データ統合を実現

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主要事業『弁護士ドットコム』『税理士ドットコム』『クラウドサイン』『BUSINESS LAWYERS(ビジネスロイヤーズ)』の連携を強化、全社的なAIエージェント活用基盤を構築し組織全体の変革を加速

株式会社セールスフォース・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役会⻑兼社⻑ 小出 伸一、以下Salesforce )は、本日、弁護士ドットコム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:元榮 太一郎、以下「弁護士ドットコム」)が「Salesforce Data 360(旧Data Cloud)」を導入し、複数の事業に分散していた顧客データの一元的な統合を実現したことを発表しました。これにより、弁護士ドットコムの主要事業である『弁護士ドットコム』『税理士ドットコム』『クラウドサイン』『BUSINESS LAWYERS(ビジネスロイヤーズ)』の4つの事業間での連携を強化し、事業シナジーを最大化するとともに、将来的なAgentforceなどのAIエージェント活用に向けた基盤を構築することができました。

背景・課題

弁護士ドットコムでは、日本最大級の法律相談・弁護士検索ポータルサイト『弁護士ドットコム』、日本最大級の税務相談ポータルサイト『税理士ドットコム』、電子契約サービス『クラウドサイン』、企業法務支援サービス『BUSINESS LAWYERS』など、多岐にわたる事業を展開しています。これらの事業はそれぞれが独立した組織体制を持ち、業務フローやシステム、そして顧客データも個別に管理されていました。各事業の急成長を支えてきたこの体制は、次の成長ステージにおいてさらなる進化が求められていました。事業間のシナジー創出を加速させ、アップセルやクロスセルの潜在的な機会を最大化することが、市場競争の激化に直面する中で、企業の持続的な成長に向けた重要な課題となっていたのです。

創業者の社長復帰を機に、事業の成熟を背景とした新たな戦略が打ち出されました。企業全体のシナジーをさらに強化し、部門間の連携を高度化すること。そして全社的な顧客理解を深め、パーソナライズされた価値提供を実現すること。これらを支えるデータ基盤の構築が、重要な取り組みとして位置づけられました。

選定・導入理由

こうした状況を打開するため、弁護士ドットコムではSalesforce Data 360の導入を検討してきました。各事業の業務フローやシステムを一度に統合することは、ビジネスへの影響や大きなハレーションを生むリスクが高く困難な可能性もあると判断し、まずはデータを統合するアプローチを採用しました。Data 360は、Salesforce内外に散在するデータを一元的に統合し、顧客を軸とした包括的なデータ活用が可能となります。Data 360導入は、将来的なAIエージェントの活用を見据えたデータ統合の第一歩であり、散在していた組織のデータ基盤を整備し、各サービス間のシナジーを最大化するための重要なステップとなります。Data 360は、顧客データベースの分断や事業部ごとの製品利用による管理コスト増大といった課題解決に貢献し、顧客データを資産としたMA施策の増加をもたらすメリットもあります。

活用範囲

今回導入されたData 360は、『弁護士ドットコム』、『税理士ドットコム』、『クラウドサイン』、『BUSINESS LAWYERS』の取引先、取引先責任者、そして商談データなどの活動データの一部をData 360に集約しました。これにより、営業担当者は、横断的に顧客情報を参照し、過去の商談履歴などを確認することが可能となりました。現時点では、商談データが中心ですが、将来的には名刺管理ツールや各プロダクトのデータ基盤、AWSなど、Salesforce以外の外部システムに存在する顧客データもData 360へ統合していく構想が練られています。この多角的なデータ統合により、弁護士ドットコムはあらゆる顧客接点からの情報を一元的に把握し、より深い顧客理解と最適なアプローチの実現を目指します。

導入効果

Data 360の導入により、弁護士ドットコムでは、データ共有の課題を克服し、全社的な顧客理解の深化と営業活動の効率化に向けた大きな一歩を踏み出しました。これにより、これまで各事業で個別に行われていた営業活動に事業シナジー、アップセル、クロスセルの機会を創出するための新たな視点が加わりました。約10ヶ月という短期間でプロジェクトはリリースされ、現在では安定稼働しています。このデータ統合により、全社員が顧客アセットを横断的に活用できるようになりました。

将来の見込み

弁護士ドットコムでは、Data 360を導入したデータ統合を、最終的な組織全体の統合に向けた準備段階と位置付けています。、将来的には、Data 360に集約されたデータを活用したAIエージェント「Agentforce」の活用も見据えています。また、最近リリースされたリーガル特化型AIエージェント『Legal Brain(リーガルブレイン)』とAgentforceを組み合わせたコラボレーション機能も検討を始め、今後、Data 360の新たな利用用途としてAIエージェントとの連携を積極的に模索し、革新的な顧客体験の提供、組織全体の俊敏性の向上、そしてビジネスのさらなる拡大を目指しています。

顧客の視点

弁護士ドットコムの執行役員 CSOの鈴木 大介氏は次のように述べています。 「弁護士ドットコムは、これまで各事業が独立した成長を遂げてきましたが、今後はデータ統合を核として、会社全体、さらにはグループ企業も含めたシナジーを最大化するフェーズに入ります。Data 360の導入は、この挑戦における最初の一歩でありデータ基盤を強固にすることで、お客様への価値提供を飛躍的に向上させると確信しています。特にAIエージェントの活用を見据えたデータ統合は、当社の未来を形作る上で不可欠な要素です。この取り組みを通じて、日本のリーガルテック市場をさらに牽引し、最終的な組織全体の統合、そしてその先にある新たな価値創造へと邁進してまいります。今後もSalesforceとの強力なパートナーシップのもと、より高度なデータ活用とAI連携を通じて、お客様にとって最適なリーガルサービスを提供し続けてまいります」

詳細情報:

  • Data 360の詳細は、こちら
  • カスタマーサクセスに関連する記事は、こちら

Salesforceについて

Salesforceは、あらゆる規模の企業がエージェンティック エンタープライズへと変革することを支援します。人とAIエージェント、アプリケーション、データを信頼性の高い単一のプラットフォームへ統合することで、これまでにない成長とイノベーションを実現します。詳細は salesforce.com/jp をご覧ください。

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