※本記事は2025年11月20日に米国で公開されたSalesforce Named a Leader in IDC MarketScape for National Civilian Government AI-Powered Personalized Digital Experiencesの抄訳です。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。
Salesforceは本日、IDC MarketScape「2025 IDC MarketScape for Worldwide Software Platforms for National Civilian Government AI-Powered Personalized Digital Experiences 2025 Vendor Assessment*」（英語）において、リーダーに認定されたことを発表しました。
Salesforceは以下の点で高く評価されました。
- AIエージェントにおけるイノベーション：SalesforceはAIおよびAIエージェントにおいて、技術と市場展開の両面で強力な投資を行っています。これには公共機関の業務やユースケースに対応した、あらかじめ作成済みかつカスタマイズ可能なAIエージェントが含まれます。
- 顧客サービス重視の姿勢：Salesforceの製品ポートフォリオの中核はCRMソリューションであり、顧客中心であると同時にカスタマーサービス担当者中心となるように設計されています。このCRM中心の開発ロードマップは、長年に渡り公共固有の要件を取り込むための多大な投資によって強化されてきました。それは、公共機関の顧客で構成される諮問委員会からの定期的かつ体系的な意見を取り入れることで実現されています。公共機関に特化したブループリント：Salesforceは、公共機関特有のユースケースに対応するために、幅広いデータモデルと設定テンプレートを提供しています。その適用範囲は、社会保障の運営管理から専門的な許認可プロセスのデジタル化、中小企業向け事業許可の迅速化に至るまで、多岐にわたります。
- グローバルな展開：過去15年間、Salesforceはグローバルなパートナーエコシステムへの大規模な投資を含め、世界各国の国家／連邦政府機関における採用実績を着実に拡大してきました。
優れた住民体験を実現するSalesforceの強み
AIが行政サービスを再構築する中（英語）、世界中の公共機関は住民との関わり方や業務遂行の方法を変革しています。この変革の時流に対応できるよう支援するため、Salesforceは包括的なソリューション群とAI機能を提供しています。Agentforce Public Sectorを含むこれらのソリューションは、AI・データ・アプリケーションをシームレスに統合し、公共機関が高度にパーソナライズされたサービスを提供するとともに、複雑な業務を効率的かつ機敏に実行することを可能にします。
製品の特徴
Salesforceが公共機関向けに実施しているイノベーションへの投資には以下が含まれます。
- 公共機関向けAIエージェント：SalesforceはAgentforceを通じて、プラットフォームと製品群全体にAIエージェントを組み込みました。Agentforce Public Sectorは、ケース管理、ライセンスと許認可管理、緊急対応管理などのユースケースに対応するために、あらかじめ作成済みのAIエージェントテンプレート、組み合わせ可能なアプリ、事前設定済みワークフローのライブラリを提供します。これにより、公共機関は時間のかかる業務を自動化し、パーソナライズされた常時対応サポートで住民サービスを向上させる、ミッション特化型のAIエージェントを容易に構築・導入できます。
- 次世代の住民体験：Experience Cloudは、公共機関がユーザーフレンドリーなポータルサイトやウェブサイトを構築し、住民サービスをデジタル化するのを支援します。Agentforce Public Sectorは、その基盤の上に、給付に関する問い合わせ、苦情対応、311サービス（非緊急の通報サービス）といった主要分野で住民体験を向上させるデジタル労働力として、AIエージェントを提供します。
- 政府の意思決定の強化：Tableau Nextを活用することで、政府のリーダー層は高度なAI駆動型のデータ分析機能を利用できます。これにより、リアルタイムの洞察に基づいた意思決定が可能になり、提供サービスの成果測定、リソース配分、政策評価の改善が可能になります。
- 政府のイノベーションを加速：Salesforceが提供するローコードのAgentforce 360 PlatformとAppExchangeマーケットプレイスは、政府のIT部門（英語）がAIエージェントやアプリケーションを素早くかつ容易に構築・カスタマイズすることを可能にし、開発事業者への依存を減らすことができます。
- セキュリティとコンプライアンスへの取り組み：Salesforceは、Protected-BやIRAPを含む厳格なグローバルセキュリティおよびコンプライアンス要件を遵守しており、HITRUST、ASIP Santé HDS、ASP/SaaS認証などの主要なグローバル認証を取得しています。米国政府および政府契約業者向けに設計された米国Government Cloud（英語）は、IRS 1075、FedRAMP High、DoW Impact Levels、Top Secretなどの認可を取得し、最高水準のパフォーマンス、信頼性、セキュリティを満たしています。国内においてはSalesforce Services、Heroku Services、Salesforce Services on HyperforceおよびSlackが政府情報システムのためのセキュリティ評価制度「ISMAP」を取得しています。
Agentforceは、卓越した顧客体験の提供、業務効率の向上、コスト抑制の推進において、私たちの力を大きく強化してくれました
テキサス州カイル市 市長補佐、ジェシー・エリゾンド（Jesse Elizondo）氏
公共機関の視点：テキサス州カイル市 市長補佐のジェシー・エリゾンド氏は次のように述べています。「Agentforceは、卓越した顧客体験の提供、業務効率の向上、コスト抑制の推進において、私たちの力を大きく強化してくれました。市役所の職員であろうと、支援を求める住民であろうと、市役所のあらゆる情報や機能に24時間365日瞬時にアクセスできるようになった感覚です」
Salesforceの視点：米国Government CloudのCEOを務める、ケンダル・コリンズ（Kendall Collins）は次のように述べています。「Agentforceは、あらゆるレベルの公共機関で新たな勢いを生み出しています。連邦政府から州・地方自治体に至るまで、リーダーたちはSalesforceを、住民体験を変革し、行政の生産性を飛躍的に向上させる信頼できるAIエージェントのナンバーワンプラットフォームとして採用しています。世界トップクラスのCRMのセキュリティと信頼性を基盤とするAgentforceは、公共機関がレガシーシステムの制約を打ち破り、より迅速で、よりシンプルで、より住民のニーズに対応したサービスを提供できるように支援します。私たちは、次世代のデジタル公共サービスを構築する上で、政府機関のリーダーたちと共に歩めることを誇りに思います」
*文書番号 #US53009125、2025年9月
詳細情報：
- Agentforce Public Sectorと組織変革については、こちら。
- 米国政府機関の顧客や、その他の公共機関によるSalesforceの活用事例は、こちら（英語）。
- Salesforceの公共機関におけるIT最新事情のレポートは、こちら（英語）。
- Salesforceのセキュリティとコンプライアンスは、こちら。
IDC MarketScapeについて
IDC MarketScapeのベンダー分析モデルは、特定の市場におけるテクノロジーやベンダーの競争力を包括的に評価することを目的としています。この調査では、定量的・定性的な評価基準に基づいた厳格なスコアリング手法を採用し、各ベンダーの市場におけるポジションを視覚的に示します。IDC MarketScapeは、テクノロジーベンダーの製品・サービス提供内容、能力・戦略、ならびに現在および将来の市場成功要因を有意義に比較できる明確な枠組みを提供します。このフレームワークは、購入者に対して、現在および将来のベンダーの強みと弱みを360度評価する手段も提供します。
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