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Salesforce、新しいパッケージと価格体系を発表 全社規模でのAI活用を加速する新機能を提供

Salesforce logo signage on the exterior of Salesforce tower.

※本記事は2025年6月17日に米国で公開されたUpdated Product Packaging and Pricing Offer New AI Capabilities and More Ways to Scale AI Throughout Every Organizationの抄訳です。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。


組織全体でAIを活用することは、単なる強みではなく、企業において顧客の成功を実現するための戦略的な鍵です。Salesforceは、常に企業をイノベーションの最前線に導き、全従業員が最高のAIとエージェント機能に簡単にアクセスできるよう尽力しています。

その一環として、Agentforce、Customer 360アプリ、Slackの新たな製品パッケージおよび価格体系を発表します。Agentforceの非消費利用や、SalesforceとSlackに深く組み込まれたAI機能によって、従業員のAI活用をよりシンプルかつスピーディーに実現します。

本日発表した主な内容は以下の通りです。

  • 新しいAgentforceアドオンおよびAgentforce 1 Editionの一般提供を開始
  • Enterprise EditionとUnlimited Editionの価格を2025年8月1日より改定
  • Slackのすべての有料プランに新たなAI機能を追加。また、Salesforceチャンネル機能を無料プランを含むすべてのSlackプランに提供

AgentforceアドオンおよびAgentforce 1 Editionの一般提供を開始

先月、Salesforceは柔軟な新しいAgentforceの価格体系を発表しました。これには、実行する業務に応じてコストを調整できる従量課金モデルのFlex Creditsのほか、AIエージェントの非消費利用を含む新しいAgentforceユーザーライセンスやアドオンが含まれています。

そして本日、Sales CloudService CloudField Service業種別ソリューション向けに、AgentforceアドオンおよびAgentforce 1 Editionの一般提供が開始されました。これらは、従来のEinsteinアドオンおよびEinstein 1 Editionに代わる新たな製品群です。

新しいAgentforceアドオンは、1ユーザーあたり月額125ドル(15,000円)から利用可能で、Enterprise EditionおよびUnlimited Editionに追加できます。これにより、ユーザーは以下の機能を活用できます。

  • ライセンス保有ユーザーによる、生成AIおよびAgentforce Employee Agentの非消費利用
  • 役割別・業種別に事前作成されたAgentforceのテンプレートにより、生産性と価値実現までの時間を短縮。たとえば、金融サービス業向けの「バンキングサービスアシスタント」は銀行員による口座トラブルの迅速な解決を支援し、ライフサイエンス業界向けの「患者サービステンプレート」は担当者による給付情報の更新をサポート
  • 顧客と従業員の体験を向上させる、予測型・生成型・エージェント型AI機能のシームレスな統合スイートへのアクセス
  • チーム全体の意思決定と行動を加速する、Tableau NextによるAI駆動型の分析機能
  • プロンプトビルダーの利用

Agentforce 1 Editionは、1ユーザーあたり月額550ドル(66,000円)から利用可能で、クラウド特化型のポイントソリューションを含む、高度で包括的なAI機能スイートを提供します。これにより、ユーザーは以下の機能を活用できます。 

  • Agentforceアドオンに含まれるすべての機能
  • 拡張機能と高い付加価値を備えたクラウド特化型製品アドオンのバンドルを、より低コストで利用可能
  • 1組織あたり年間100万分のFlex Credits
  • ユーザーライセンスとFlex Creditsのシームレスな相互交換
  • 1組織あたり年間250万Data Servicesクレジットを含むData Cloudへのアクセス
  • 新しいSlack Enterprise+へのアクセス 

Enterprise EditionおよびUnlimited Editionの価格改定(近日実施予定)

Sales Cloud、Service Cloud、Field Service、および一部の業種別ソリューションにおいて、Enterprise EditionおよびUnlimited Editionの価格を改定します。2025年8月1日より、標準価格が平均6%引き上げられます。これは、当社製品を通じて提供される継続的なイノベーションと顧客価値を反映したものです。なお、Salesforce Foundations、Starter、Pro Editionについては、価格変更の予定はありません。

AI機能を強化した新しいSlackプラン

Slackのプラン、および価格も改訂し、すべての有料プランに最新のAI機能を追加しました。たとえば、複数の従業員向けAIエージェントをSlack上に直接配置して、人間の同僚と並んでAIとも自然に協働できる環境を実現します。SlackのBusiness+プランは1ユーザーあたり月額15ドル(1,920円)に改定され、新たにEnterprise+プランが加わります。このプランには、エンタープライズ検索機能に加え、強化されたセキュリティ、管理者機能、ガバナンス、コンプライアンス対応が含まれます。

最も注目すべき点は、無料プランを含むすべてのSlackプランで、Salesforceチャンネルが利用可能になることです。これにより、すべてのSalesforceユーザーが、Customer 360アプリ内でSlackとSalesforceを直接連携して使用できるようになります。Salesforceチャンネルは、Salesforceのレコードとチームの会話をシームレスにつなぎ、SlackでもSalesforceでも、データと会話に即座にアクセスできる環境を実現します。Salesforceチャンネルは、最新の顧客データを軸に、チームが部門を横断して連携できるよう設計されており、分散しがちな情報を一元化し、チームがより迅速かつ的確な意思決定を行えるよう支援します。

今回の製品ポートフォリオ全体にわたるアップデートは、組織が最新のイノベーションをビジネス全体に取り入れ、活用し、価値を実感できるよう支援することを目的としています。Salesforceは、研究開発への継続的な多額の投資により、業界をリードする機能と顧客価値を提供し続けていくというイノベーションへの確固たるコミットメントを掲げています。
すべての最新価格は、価格ページに掲載されています。Salesforce製品ポートフォリオを最大限に活用する方法については、アカウント担当者までご相談いただくか、または弊社までお問い合わせください。

詳細情報:

  • AgentforceアドオンとAgentforce 1 Editionに含まれる内容について、Sales Cloudはこちら、Service Cloudはこちら、Field Serviceはこちら、業種別ソリューションはこちら
  • Flex Creditsを活用して、AIを試したり、導入したりする方法は、こちら
  • SlackをSalesforceに直接組み込み、顧客情報の全体像をもとにチームが連携する単一のスペースを作成するには、こちら(英語)。
  • Slackのエンタープライズ検索を使って、社内のすべてのナレッジとデータが検索可能な中心的なハブを作成するには、こちら

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