※本記事は2026年2月2日に米国で公開されたSalesforce and Anthropic Bring Trusted Business Context and AI Actions to Claude Through Slack and Agentforce 360の抄訳です。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。
株式会社セールスフォース・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 社長:小出 伸一、以下、Salesforce)は本日、Claude向けの新たな双方向拡張機能の提供開始によって、AnthropicのModel Context Protocol(MCP)Apps(英語)に対応したことを発表しました。Slackから提供開始し、今後はAgentforce 360にも展開予定のMCP Appsにより、お客様は安全性やセキュリティを損なうことなく、Salesforceの重要なコンテキストをClaudeに直接取り込み、そのアウトプットをSalesforce内でシームレスに活用することが可能になります。
ClaudeのようなAIアシスタントを支える大規模言語モデル(LLM)は、推論やインサイトの生成が可能ですが、ビジネス環境で利用するためには拡張機能が必要です。これらの拡張機能は、信頼性の高いビジネスデータと統制されたアクションを直接Claudeに取り込み、適切な成果を生むために必要なコンテキストを提供します。Salesforceは、Claudeが高度にパーソナライズされた、適切な成果を生み出すことを可能にする、信頼性の高い顧客コンテキスト、ガードレール、およびワークフローロジックを提供します。
これらの新しい拡張機能は、AIシステムを外部ツールやデータに安全に接続するためのオープン標準であるModel Context Protocolを拡張したAnthropicのMCP Appsによって実現しました。MCP Appsの活用により、ClaudeはAgentforce 360やSlackなどのシステムを参照できるだけでなく、信頼性とセキュリティを維持したまま、それらを直接表示し、操作することが可能になります。
MCP Appsへの対応は、オープンで拡張可能なプラットフォームに対するSalesforceの長年のコミットメントをさらに進めるものであり、世界をリードするエンタープライズツールがシームレスに連携し、AI時代における顧客の成功を促進することを確実なものにします。
Claude内で安全に利用可能なSlack
10月のSlack MCPに関する発表を踏まえ、拡張されたMCP Appsの機能により、SlackはAI主導のワークフローが集約される場所としての役割を引き続き担っています。。このMCP Appsは本日よりSlackで利用可能となり、権限を持つユーザーは、これまで使ってきたものと同じ権限とセキュリティ制御のもとで、会話コンテキストの検索と取得、Claudeでのドラフトの生成、編集、フォーマット、およびSlackへの共有を行うことができます。
作業はClaude上で始めることができ、ユーザーは、Slackからのコンテキストを活用しながら、アイデアの探索、質問をし、初期ドラフトを作成できます。それらのドラフトは、Slackに送信する前に、レビューや編集が可能で、その後、ディスカッション、コラボレーション、およびアクションへ繋げることができます。に。また、ユーザーはSlack内から直接Claudeを呼び出すことができ、意思決定が行われるリアルタイムでの会話にAIの支援を組み込むことが可能です。
複数のツールをまたいで行われる業務の流れを前提に設計された新たなMCP Appsにより、ツールを切り替えたり重要なコンテキストを失ったりすることなく、新しいアイデアの創出や探索から、実行までをシームレスにつなぐことができます。
動作を動画で見る:
SlackとClaudeを連携させることで、Salesforceは、ユーザーがチームでブレーンストーミング、コラボレーション、そして実行の間を行き来できるよう支援する、エンタープライズAIのためのオープンで相互運用可能なアプローチ(英語)を推進しています。複数のツールやモデルが連携して活用される中で、Slackはコラボレーションと制御のための安全なシステムであり続け、あらゆるステップで人が関与し続けることができます。
Agentforce 360とClaude:AIのインサイトからアクションへ
Agentforce 360の拡張機能により、お客様はClaude上でアクションを起こせるようになります。これは、SalesforceネイティブのAgentforceアクションをトリガーできる仕組みで、AIはSalesforceによって提供および統制され、Claude上で表示されます。単発のデータやワークフローの統合に頼るのではなく、Agentforce 360はAgentforceを実行レイヤーとして活用します。これにより、チームはシステム間のフローを維持したまま、Claude上でアイデアや提案を探索しつつ、Salesforceでアクションを実行できます。
Anthropicとのパートナーシップにより、Salesforceをお客様の業務フローに直接取り込み、コンテキスト、データ、ガバナンス、および信頼を備えた実行レイヤーを提供しています
Salesforce 戦略的技術パートナーシップ担当SVP、ニック・ジョンストン(Nick Johnston)
Salesforceの既存の権限とセキュリティに基づいて構築されたAgentforceアプリは、顧客データがプラットフォーム内に留まることを保障し、アクションは、お客様がすでに信頼している管理体制に沿って実行されるよう設計されています。これにより、AIエージェントは自信を持って業務を進めることができます。
ClaudeとSalesforceを組み合わせることで、以下のことが可能になります。
- 顧客に実際に起きていることを反映した回答を取得
- SalesforceやSlackなど、すでに業務を行っているのと同じ場所で、意思決定からアクションへの移行を迅速化
- 最初から組み込まれたセキュリティ、ガバナンス、および制御による、信頼性の高い結果
Salesforceの 戦略的技術パートナーシップ担当SVPのニック・ジョンストン(Nick Johnston)は、次のように述べています。「企業はパワフルなモデル以上のものをAIに求めています。それらのモデルが実際のビジネス環境内で動作するための信頼性の高い仕組みも必要としています。Anthropicとのパートナーシップにより、Salesforceをお客様の業務フローに直接取り込み、コンテキスト、データ、ガバナンス、および信頼性を備えた実行レイヤーを提供します」
SalesforceとAnthropic、信頼とスケールに基づいた戦略的パートナーシップを強化
SalesforceとAnthropicは、お客様が依存しているツール全体でAIを実用的かつエンタープライズ対応の形で活用できるよう、長年の戦略的パートナーシップをさらに深化させています。AgentforceとAnthropicモデルの深い統合から、SlackにおけるClaudeの機能に至るまで、お客様は分断されたソリューションを繋ぎ合わせたりガバナンスを損なうことなく、より迅速に動くことができます。
本パートナーシップの基盤にあるのは信頼です。Anthropicは、Salesforceのトラスト境界内に完全に格納されたモデルを提供する、初の大規模言語モデル(LLM)プロバイダーです。データの機密性が高く規制の厳しい業界にとって、これは設計段階から信頼性が確保されていることを意味します。顧客データはSalesforceが管理するバーチャルプライベートクラウド内に留まり、お客様がすでに信頼しているSalesforceのセキュリティ制御によって保護され続けます。RBC Wealth Management(英語)のような規制業界のリーダーは、セキュリティと正確性を維持しながら、会議の準備や顧客サマリーの作成などのタスクを自動化するためにClaudeを活用しています。
RBC Wealth Management のアプリケーション担当ディレクター、ビル・ウィルソン(Bill Wilson)氏は、次のように述べています。「AIが利用者に代わって財務的な意思決定を行うべきではありませんが、日常的な質問を簡素化することはできます。AgentforceとAnthropicのClaudeモデルを活用することで、当社のアドバイザーは管理業務に費やす時間を減らし、より価値の高い顧客業務に集中できるようになっています」
SalesforceとAnthropicは共に、信頼性の高いビジネスコンテキスト、エンタープライズグレードのガードレール、および最先端のAIモデルを、業務が行われる現場にもたらすイノベーションを継続するべく取り組んでいます。
詳細情報:
- AnthropicのMCP Appsに関する発表の詳細は、こちら(英語)。
- WebおよびデスクトップのPro、Max、Team、およびEnterpriseプランで利用可能なSlack for Claudeに関する詳細は、こちら(英語)。
本記事、または公式に言及されている未提供のサービスや機能は現在利用できないものであり、予定通りに、または全く提供されない可能性があります。お客様は、現在利用可能な機能に基づいて購入をご判断くださいますようお願いいたします。






