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セールスフォース・ドットコム、「Salesforce1 Community Cloud」を発表

【米国リリース抄訳】
※当資料は、2014年8月27日に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。

企業は初めて、新しい形で顧客、パートナー、従業員とのエンゲージメントを実現する自社独自のコミュニティの構築が可能に

新しいCommunity Cloudが、急成長している35億米ドル規模のエンタープライズコラボレーション市場におけるセールスフォース・ドットコムのプレゼンスを強化

セールスフォース・ドットコムのエコシステム全体がCommunity Cloudを活用

世界をリードする2,000以上の企業・組織が、Community Cloudによってこれまでとはまったく違う新しい環境で顧客とつながる環境を実現

世界シェアトップ* のCRMプラットフォームを提供する米国セールスフォース・ドットコム(日本法人: 株式会社セールスフォース・ドットコム、本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼CEO: 小出伸一)は本日、カスタマーエンゲージメントを可能にする「Salesforce1 Community Cloud」を発表しました。Salesforce1 Community Cloudによって、企業は初めて、LinkedInのようにパーソナライズされたモバイル環境をサポートするだけでなくビジネスプロセスにもつながっている信頼のコミュニティを構築し、顧客、パートナー、従業員へ提供することが可能になります。セールスフォース・ドットコムのエコシステムも、Community Cloudを活用しています。デジタルエクスペリエンスに特化した4,000名のコンサルタントを擁するDeloitte Digital社は、ユーザによるデジタルコミュニティ構築の成功をサポートする新しいプラクティスを明らかにしました。British Sky Broadcasting社、米コーネル大学、GE Capital社、Honeywell社、Key Bank社、Pearson社、Pono Music社、コロラド州、Tata Communications社、米ダーボマス大学タック・スクール・オブ・ビジネスをはじめとする世界をリードする企業・組織が、Community Cloudによってこれまでとはまったく違う新しい環境で顧客とつながっています ―― セールスフォース・ドットコムは、急成長している35億米ドル規模のエンタープライズコラボレーション市場におけるプレゼンスを急速に広げています。

本ニュースに関するコメント

セールスフォース・ドットコムのSalesforce1 Community Cloud担当エグゼクティブ・バイスプレジデント、ナシ・ジャザイエリ(Nasi Jazayeri)は次のように述べています。
「当社が最初のコミュニティソリューションをリリースしたのはわずか1年前のことですが、それ以来これまでに2,000を超えるアクティブなコミュニティが誕生しています。このようなユーザの成功と非常に大きな市場機会、また幅広いエコシステムからのサポートを背景に、当社は新しいCommunity Cloudによってコミュニティ市場への大きな賭けに打って出ています。」
Deloitte Consulting LLP.社の副会長兼マネージングプリンシパル、キャシー・ベンコ(Cathy Benko)氏は次のように述べています。
「Community Cloudの登場は、業界にとって重要な出来事です。Community Cloudによって、企業が仕事を進め、顧客とのコミュニケーションを確立し、つながる環境を確立するための、格子状に張り巡らされたビジネスモデルが実現されます。」
IDC社のエンタープライズコラボレーション&ソーシャルソリューション担当リサーチディレクタ、ヴァネッサ・トンプソン(Vanessa Thompson)氏は次のように述べています。
「緊密な関係を確立するコミュニティを構築することは、すべての企業にメリットをもたらします。このようなエンゲージメントの中核に企業のビジネスプロセスを据えるSalesforce1 Community Cloudによって、セールスフォース・ドットコムはコミュニティソリューションが非常に高い価値をもたらすという認識を広めています。」
米フィラデルフィア市PhillyRising担当の副市長兼マネージングディレクタ、リッチ・ネグリン(Rich Negrin)氏は次のように述べています。
「政府の変革といったような課題に向かうためには、コミュニティと直接つながることを手助けしてくれるパートナーの存在が不可欠です。このため当市ではCommunity Cloudを導入し、セールスフォース・ドットコム社とコラボレーションすることにしました。(セールスフォース・ドットコムとCommunity Cloudは)パスター・クッキー(Pastor Cookie)氏やマーシャ・ウォールズ(Marsha Walls)氏のようなフィラデルフィア市民によるモバイルの市民コミュニティの運営を可能にしたり、ハートランフトやケンジントンでは、自動車の盗難を70%も減少させることができました」

Salesforce1 Community Cloudの導入により、今後主流となるカスタマーエンゲージメントが可能に
現在世界はあらゆるものがつながった環境(コネクテッドワールド)になりつつあり、毎日数百万の新しい製品、アプリケーション、デバイスがインターネットにつながっています。すべての製品、アプリケーション、デバイスの背後には、これらを利用している顧客がいます。「Internet of Customers(顧客のインターネット)」の世界の到来です ―― この世界では、カスタマーエンゲージメントがこれまで以上に重要になってきます。実際、先頃IBM社が実施した調査では、Cレベルの役員の75%が顧客への理解をより深めたいと考えており、デジタルエンゲージメントに賭けているという結果が出ています。[1]

現在、企業にとってビジネスの変革は不可欠な要素であり、エンゲージメントのギャップを埋めてくれる次世代のコラボレーションソリューションを探しています。IDC社の予測では、2013年から2018年の間でコラボレーションツールへの支出は35億米ドルに成長し、コミュニティの一大市場の枠組みが確立されます。[2]

様々な要素を含め、消費者の世界で採用担当者と採用希望者のコミュニティを創出した企業の好例がLinkedIn社です。ユーザはあらゆるデバイスで職種の検索をパーソナライズし、同僚とつながり、採用の機会を発見して情報を共有することができます。今日、企業はLinkedInと同じようにパーソナライズされモバイルアクセスが可能で、さらに社内のビジネスプロセスも完全に統合された自社独自のコミュニティを構築したいと考えています。

これまでとはまったく違う新しい環境で顧客、パートナー、従業員とつながる信頼のコミュニティを構築
世界No.1 CRMプラットフォームのビジネスデータおよびプロセスとCommunity Cloudの力を統合することによって、企業は信頼できるコミュニティを短時間で構築し、顧客、パートナー、従業員をこれまでとはまったく違う新しい環境でつなげることが可能になります。Community Cloudによって、企業は次のようなコミュニティを構築することができます。

パーソナライズ - ユーザごとに異なるニーズに合わせてパーソナライズしたコミュニティを構築できます。コミュニティのメンバーはトピックや他のメンバーをフォローし、自分にとって最も重要な課題について常に最新情報を手にすることができます。各メンバーのプロファイルページは、具体的な関心の対象にマッチするコンテンツや推奨グループで自動的に更新されます。これらのプロファイルや推薦、評価などを通じ、メンバーは自分が関心のあるトピックについて最も知識を有している適切なエキスパートを見つけられます。たとえばランニングが趣味のメンバーであれば、コミュニティ環境をパーソナライズすることでランニングシューズや地域のコースなどに関する最新ニュースを知ることができ、また自転車が趣味のメンバーであれば新しいパーツや自分が住んでいる地域のレースに関する情報を知ることができます。
コネクテッド - Salesforce1 Platformを基盤に構築されている新しいCommunity Cloudは、Salesforce CRMおよび基本となるビジネスプロセスにつながっています。これによってリセラーはリードの更新、従業員はサービスケースの作成とエスカレーション、顧客は製品のレビューと評価を、すべてコミュニティ内で行うことが可能になります。また、新しいSEO最適化と認証不要のアクセスによって、企業はインターネットの検索エンジンを通じて新しいメンバー候補にアピールすることができます。たとえばミュージシャンであれば、指定のギターモデルに対するインターネット検索に基づいてブランドのコミュニティを発見し、参加することができます。
モバイル - Community Cloudによって、企業はデバイス対応型デザインのコミュニティを構築し、メンバーが使用しているデバイスのタイプに関係なく(タブレット、スマートフォン、ノートパソコンなど)、すべて同じ卓越した環境を提供することが可能になります。たとえば家のリフォームのコミュニティであれば、ゼネコンからエンジニアまで、すべてのメンバーがあらゆるデバイスで、新しいプロジェクトに必要な様々なツールを簡単に見つけることができます。また管理者やコミュニティのマネージャも、トレンドに関するトピックの追跡やコンテンツのモニタリング、ファイルの更新などをすべてSalesforce1 Mobile Appから実行できるCommunity Cloudに高い価値を見出すでしょう。
高速 - 最新のデザインで実証済のエンゲージメントの枠組みを提供するコミュニティテンプレートを活用することで、企業はこれまで以上に短時間でコミュニティを構築できます。またコミュニティデザイナーを活用することで、技術的な知識のないコミュニティマネージャでも、自社の要件を満たしながらコーポレートブランディングに合わせてコミュニティの環境を簡単にカスタマイズできます。たとえば管理者であれば、顧客の一部のグループを対象にしたセルフサービス型のコミュニティを短時間で構築し、自社のコーポレートマーケティング・デジタル資産で統一された環境を通じ、一般的な質問に対してベストプラクティスや動画、その他の回答を提案できます。

価格および提供時期

Salesforce1 Community Cloudが現在提供中で、基本料金は月額500ドルとなります。2014年10月には、新しい強化機能の一般提供を開始する予定です。

その他の情報

Salesforce1 Community Cloudの詳細:http://www.salesforce.com/jp/communities/overview/
Facebook:https://www.facebook.com/SalesforceJapan
Twitter:@SalesforceJapan

[1] IBM Institute for Business Value (2013) 『Exploring the Inner Circle - The Customer-Activated Enterprise』 [リサーチペーパー]、http://www-935.ibm.com/services/us/en/c-suite/csuitestudy2013/
[2] IDC (2014) 『Worldwide Enterprise Social Networks 2014-2018 Forecast and 2013 Vendor Shares』[リサーチペーパー]、http://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=249846