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三菱重工、Salesforceで風車の運転管理にIoTを活用し可視化を実現

カスタマーサクセスプラットフォームおよび世界シェアトップ*のCRMを提供する株式会社セールスフォース・ドットコム(本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼CEO:小出伸一、以下:セールスフォース・ドットコム)は本日、三菱重工業株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:宮永俊一、以下:三菱重工)が風車事業の運転管理において、セールスフォース・ドットコムのクラウド統合プラットフォームSalesforce App Cloudを活用したIoTシステムを本格稼働したことを発表しました。風車の運転状況を遠隔監視し、収集データを統合して可視化することで、風力発電機の予防保守に貢献します。

本ニュースに関するコメント

三菱重工業株式会社エネルギー・環境ドメイン再生エネルギー事業部陸上風車部 部長 弥冨 裕治氏は次のように述べています。
「風車の運転状況を見える化し保守分析の効率化を図ることで、風車のメンテナンス向上に繋がると考えています。IoTを通じて得られる大量の風車運転データを即座に分析する技術を活用することで、これまで判りづらかった異常傾向の見える化を実現することができました。今後は、お客様の風車が安全にかつ安定した運転ができるように、保守サービスの中で活用していきます」

三菱重工は、風力発電装置のセンシングデータを活用し、発電量や風車の回転数などの運転データを収集、保管、分析、監視します。Salesforce App CloudをプラットフォームとしたIoT活用の遠隔監視システムでは、従来の風力発電サイトごとの専用システムでの個別管理ではできなかった、すべての発電設備の事象の一元化を実現し、かつデータの自動収集を行います。これにより、風車設置施設ごとの風車運転状況や翼の状態を日次監視できるようになり、風車の予防保守体制の強化を実現しました。
本システムの導入は、セールスフォース・ドットコムのIoCパートナーである株式会社ウフルが行いました。

今後三菱重工は、遠隔監視システムをSalesforce Sales Cloudと連携することで、部品交換時期の把握から部品発注まで一貫したサービスを提供することで、技術的なサポートを顧客満足の向上につなげることを見据えています。