セールスフォース・ドットコム、すべてのSalesforceユーザーに人工知能(AI)のパワーを提供する 「Salesforce Einstein」を発表

【米国リリース抄訳】
※当資料は、2016年9月19日(米国時間)に米国で発表されたニュースリリースの抄訳版です。

2016年9月21日
株式会社セールスフォース・ドットコム

Salesforce EinsteinによりSalesforceプラットフォームにAIが組み込まれ、世界でもっともスマートなCRMを実現

Salesforce Einsteinで営業、カスタマーサービス、マーケティングなど数多くの現場に、最先端のAI機能を提供。さらに強化された予測分析により、パーソナライズされたカスタマーエクスペリエンスの提供を支援

クリックまたはコーディングにより、誰もが顧客とのあらゆる対話をスマートにするAIベースのアプリを利用可能に

Salesforce Researchグループを新たに設立し、AIイノベーションを加速

カスタマーサクセスプラットフォームおよび世界シェアトップのCRM(顧客管理)を提供する米国セールスフォース・ドットコム(日本法人:株式会社セールスフォース・ドットコム、本社:東京都千代田区、代表取締役会長兼CEO:小出伸一)は、Salesforceのすべてのお客様に人工知能(AI)のパワーを提供する「Salesforce Einstein(セールスフォース アインシュタイン)」を発表しました。Salesforce Einsteinを活用することで、あらゆる企業が、営業、カスタマーサービス、マーケティング、コマースなどの現場で、予測分析にもとづき的確にパーソナライズされたカスタマーエクスペリエンスを顧客に提供できます。Salesforce Einsteinは、Salesforceプラットフォームの各種項目、オブジェクト、ワークフロー、コンポーネントに最先端のAI機能を組み込むことで画期的なイノベーションを実現します。また、顧客とのあらゆる対話をスマートに処理するAIベースのアプリを、クリックまたはコーディングで誰もが開発することができます。

セールスフォース・ドットコムの会長兼CEOマーク・ベニオフ(Marc Benioff)は次のように述べています。 「セールスフォース・ドットコムは、Salesforce Einsteinを通して、世界で最もスマートなCRMを提供します。Salesforce Einsteinが、あらゆるSalesforceユーザーのデータサイエンティストとなり、お客様誰もがそれぞれのビジネスシーンに合わせて最先端のAI機能を簡単にご利用いただけるようになります」

AI革命の幕開け

AIは、人間とテクノロジーの関わり方、人間同士の関わり方に、新たな方向性を生み出しつつあります。AIはすでにさまざまなかたちで、世界でもっとも有名ないくつかのカスタマーエクスペリエンスの基盤となっています。たとえばAppleのSiriでは、自然言語処理によって音声コマンドを認識しています。またFacebookでは、ディープラーニングを活用した顔認識アルゴリズムにより、約98%の精度で即座に人の顔を識別できます。さらには、Amazon、Netflix、Spotifyのサービスではいずれも、膨大なカタログの各アイテムどうしの関連性や、各アイテムと顧客一人ひとりの好みのマッチングを、機械学習で処理しています。

しかし、AIソリューションの開発に欠かせない技術的な専門知識やインフラストラクチャは、ほとんどの企業にとって手の届かないところにあります。まず必要になるのは膨大かつ多種多様なデータセットを収集することですが、そのためには多くの場合で、大量のエンジニアリングリソースを投入して複雑なデータ統合プロセスを管理しなければなりません。また、専用の予測モデルを構築し、データから値を抽出して、データから継続的に学習していく必要もありますが、そのためにはデータサイエンスに関する幅広い知識が要求されます。さらに、専用モデルの維持管理とあらゆるプロセスの安定稼働には、インフラストラクチャ部門や開発担当者と運用担当者が連携したサポートも必要です。最後に、おそらくこれがもっとも重要なことですが、モデルから得られた成果、つまり具体的なインサイトや推奨事項をユーザーの業務のさまざまな場面に合わせて提供するには、複雑な統合作業が必要です。

Salesforce Einsteinの概要 – AIが可能にする世界でもっともスマートなCRM

Salesforce Einsteinを導入することで、Salesforceが提供するクラウドサービスにAI機能が組み込まれます。Salesforce Einsteinによる予測モデルのトレーニングでは、Salesforceのあらゆるデータを利用します。顧客データのほか、Chatter、メール、カレンダー、eコマースの活動データ、ツイートや画像などのソーシャルデータストリーム、さらにはIoTのシグナルも利用します。毎日数百万人ものユーザーが情報を入力するSalesforceは、独自に構築してきたその強力な規模を活用して、営業、カスタマーサービス、マーケティング、コマースなどに最適なモデルを提供します。

先進の機械学習、ディープラーニング、予測分析、自然言語処理、スマートなデータディスカバリーを基盤とするSalesforce Einsteinの革新性は、一人ひとりの顧客に合わせてモデルを自動でカスタマイズできる点にあります。さらにこれらのモデルは、対話が行われ、データが追加されるたびに学習とセルフチューニングを実行することで、正確性を着々と高めていきます。Salesforce Einsteinでは、関連するインサイトを自動探索し、将来の行動を予測し、次に実施するべきアクションを事前に提案し、さらに各種のタスクを自動処理します。つまり、すべてのSalesforceのユーザーは、このAI機能を活用することで、予測分析により的確にパーソナライズされたカスタマーエクスペリエンスを提供できるようになります。

  • Sales Cloud Einstein では、有望なリードに注力したい営業担当者を支援する「Predictive Lead Scoring」、商談の上向きと下向きのトレンドをアラートで通知する「Opportunity Insights」、メールやカレンダーの活動を適切なSalesforceレコードとしてシームレスに記録し、それらを分析して予測結果を提示する「Automated Activity Capture」の機能を提供します。
    Sales Cloud Einsteinの詳細は、http://sforce.co/2d0LYd7 (英語)をご参照ください。
  • Service Cloud Einstein では、ケースの主要項目を自動かつ事前に入力し、適切なサービス担当者に先回りしてケースを転送することで問題解決時間の短縮につなげる「Recommended Case Classification」、もっとも有力な問題解決方法をサービス担当者にプッシュする「Recommended Responses」、問題解決時間を予測する「Predictive Close Times」の機能を提供します。
    Service Cloud Einsteinの詳細は、http://sforce.co/2cWsQ4i (英語)をご参照ください。
  • Marketing Cloud Einstein では、すべての顧客とのエンゲージメントの見込みを、メールを使ってスコアリングする「Predictive Scoring」、行動予測にもとづいて対象ユーザーを独自にセグメント化する「Predictive Audiences」、過去の顧客行動にもとづいてメッセージ送信の最適なタイミングを予測する「Automated Send-time Optimization」の機能を提供します。
    Marketing Cloud Einsteinの詳細は、http://sforce.co/2dc2muH (英語)をご参照ください。
  • Commerce Cloud Einsteinでは、「Product Recommendations」、「Predictive Sort」、「Commerce Insights」の機能が提供されます。「Product Recommendations」では、おすすめ商品を購入者ごとにパーソナライズして提案できます。「Predictive Sort」では、エンゲージメントの見込みにもとづいて検索結果を独自に並べ替えることができます。「Commerce Insights」では、商品購入の相関関係を明らかにすることで、小売業における販促活動や店舗計画の効率化を支援します。
  • Community Cloud Einsteinでは、Community内で参考にできる投稿記事や、そのトピックのエキスパート、トピックページを提示する「Recommended Experts、 Articles and Topics」、顧客の投稿に迅速に対応できていない場合に、Service Cloudにケースを自動作成する「Automated Service Escalation」、各フィードでもっともタイムリーかつ人気のあるコンテンツをハイライト表示する「Newsfeed Insights」の機能を提供します。
    Community Cloud Einsteinの詳細は、http://sforce.co/2cIWRB0 (英語)をご参照ください。
  • Analytics Cloud Einsteinでは、あらゆるビジネスプロセスに今後役立つパターンを明らかにする「Predictive Wave Apps」、わずか数分で数百万のデータの組み合わせからインサイトを抽出し、ユーザーにわかりやすく提示する「Smart Data Discovery」、ユーザーが次に知るべきインサイトを自動検出し、優先度を設定するAutomated Analytics & Storytellingの機能が提供されます。
    Analytics Cloud Einsteinの詳細は、http://sforce.co/2dc2muH (英語)をご参照ください。
  • IoT Cloud Einsteinでは、IoTデバイスのデータをスコアリングする「Predictive Device Scoring」、サービスプロセスとマーケティングジャーニーを向上するアクションを提案する「Recommend Best Next Actions」、IoTデータの管理ルールを自動的に更新する「Automated IoT Rules Optimization」の機能を提供します。
    IoT Cloud Einsteinの詳細は、http://sforce.co/2cgTDT5 (英語)をご参照ください。

誰もがAIベースのアプリを構築可能

Salesforce Einsteinは、Salesforceプラットフォームの中核的要素として配置されます。つまり、数百万人におよぶSalesforceの開発者とシステム管理者は、現在日常的に使っているツールでAIベースのアプリをスピーディに開発することが可能です。管理者は、あらゆるオブジェクト、ページレイアウト、ワークフローにSalesforce Einsteinベースの項目が組み込まれたアプリをわずか数クリックですばやく構築し、あらゆるビジネスプロセスをよりスマートに進化させることができます。また、データサイエンティストや開発者は、Predictive VisionやSentiment Servicesを活用することで、ディープラーニングモデルをトレーニングし、画像識別や分類はもちろん、テキスト内に込められた感情でさえも識別、分類することが可能です。さらに、Heroku Private SpacesのPredictionIOを活用することで、カスタムの予測モデルを構築し、そのモデルをアプリに組み込むことができます。 Salesforce Einsteinの詳細は、http://sforce.co/2d0LQuo (英語)をご参照ください。

企業のAIイノベーションを加速するSalesforce Researchグループを新たに設立

セールスフォース・ドットコムは新組織となる「Salesforce Researchグループ」を設立します。この組織はセールスフォース・ドットコムのチーフサイエンティストであり、世界的に有名なデータサイエンス研究者リチャード・ソシェ(Richard Socher)をリーダーとする研究者、データサイエンティストで構成されるチームです。Salesforce Researchグループは、ディープラーニングや自然言語処理、コンピュータービジョンといった分野における最先端、かつ画期的なAI研究の成果をセールスフォース・ドットコムの製品やエンジニアリングチームに実装することに注力します。

本ニュースに関するコメント

スポーツチームのライセンスグッズ販売のグローバルリーダーであるFanatics社でマーケティングおよび売上担当責任者を務めるChris Orton氏は次のように述べています。
「当社をご利用いただいているスポーツファンは数百万人規模、彼らが応援するチームと選手のグッズは、当社のプラットフォーム上に展開する300以上のオンラインストアと実店舗で数十万点もあります。Salesforce Einsteinの強力な予測分析によって、これらのファンとグッズを、よりスマートかつパーソナライズされた形で結び付けられるようになりました。AIとSalesforce のCRMの組み合わせは革新的な効果を生み出しています。マーケティング部門は、タイムリーなキャンペーンと的確なレコメンデーションによる最適な顧客対応を通して、カスタマーエクスペリエンスを刷新しています」

価格および提供時期

  • Salesforce Einsteinの新機能は、すべてのSalesforce Cloud製品を対象として開発しています。
  • 新機能の多くは、ご利用にあたり追加料金が必要になります。それ以外は、既存のライセンスやエディションの一部としてご提供いたします。
  • Salesforce Einsteinの各機能の価格はそれぞれの一般提供が開始された時点で順次お知らせします。
  • Community Cloud EinsteinのAutomated Community Case EscalationおよびRecommended Experts、Files and Groupsは一般提供中です。これは、Community Cloudのライセンスの一部として提供されています。
  • Analytics Cloud EinsteinのSmart Data Discoveryは一般提供中です。価格はデータ量とユーザー数によって異なります。
  • Commerce Cloud EinsteinのProduct Recommendationsは一般提供中です。この機能はCommerce Cloudのライセンスの一部として提供されます。
  • PredictionIOは、Apache Software Foundationが無料提供するオープンソースの機械学習サーバーです。詳細はhttp://predictionio.incubator.apache.org/ をご参照ください。

その他の情報

※本プレスリリースの原文は下記リンク先からご参照ください。
https://www.salesforce.com/company/news-press/press-releases/2016/09/160919.jsp

セールスフォース・ドットコムについて

グローバルでCRMをリードするセールスフォース・ドットコムは、企業が顧客と新しいカタチでつながることを支援します。詳細は、http://www.salesforce.com/jp/ をご覧ください。

本リリースおよび他のリリースや発表などで言及している今後提供予定のサービスや機能は、現在のところ利用できません。 サービスおよび機能の提供開始日は事前の予告なく延期または中止される可能性があります。セールスフォース・ドットコムのアプリケーションを購入する場合は、現在利用可能な機能を基に、購入の意思決定を行うものとします。 セールスフォース・ドットコムは、本社をサンフランシスコに置き、ヨーロッパならびにアジアでも事業を展開しています。同社は、ニューヨーク証券取引所に上場しており、ティッカーシンボルCRMで取引されています。

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