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セールスフォース・ドットコムが日本におけるDX加速のため 新たな施策「DXアクセラレーション」を発表

2019年4月16日

株式会社セールスフォース・ドットコム(本社:東京都千代田区、代表取締役会長 兼 社長:小出 伸一、以下:セールスフォース・ドットコム)は、日本における企業のDX(デジタルトランスフォーメーション、以下DX)を加速させ、クラウド対応可能なエンジニアの育成を促進させるとともに、Salesforceのシステムインテグレーションパートナー(SIパートナー)拡大を図るための新たなプログラム「DXアクセラレーション」を展開していくことを本日発表しました。

経済産業省が2018年9月に発行した「DXレポート〜ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開〜」にもある通り、第4次産業革命の最中で爆発的にデータ量が増える時代にあって、国内では2015年時点でIT技術者が17万人不足していると指摘されており、今後2025年までに不足数が43万人に拡大すると予想されています。

さらに同レポートでは、2017年現在、IT予算の8割が現行のシステム運用のために投資されており「攻めのIT」投資ができていないこと、日本国内のIT人材の多くが従来の保守・運用システムに従事しており、第4次産業革命において重要なクラウドやIoT、AIに対応できる「攻めのIT」人材となっていないことに警鐘を鳴らしています。

また、ITエンジニア不足が叫ばれる中、Salesforce導入の専門スキルがあるSIパートナーの需要がさらに高まっています。そこでセールスフォース・ドットコムは本日「DXアクセラレーション」プログラムを発表し、展開していまいります。

「DXアクセラレーション」プログラムとは
第4次産業革命に対応できるエンジニアの拡充と、Salesforceを活用した、システムの構築・運用するSIパートナーが、Salesforceのエコシステムに参画しやすい環境を提供するプログラムです。

主に日本におけるエンジニア育成およびパートナー拡大においては、対応できるエンジニアの不足、エンジニア育成のための費用とコストがかかること、新規SIパートナー企業に継続的なプロジェクトの依頼が来るように環境整備をすること、の3つの課題があると考えています。これらに対して日本国内において、次のような施策を行ってまいります。

1.キャリアチェンジ支援を通じて、エンジニア不足へ対応
・パートナー企業の採用イベントを支援
・働く女性のキャリアチェンジを、人材紹介・人材派遣会社と協力して支援
・大学の就職支援センターと大学生のIT人財化に向けた取り組みを行い、インターンシップを行うエンジニア候補生の拡大をパートナー企業とともに実施
・オンライン体験学習プログラムTrailheadを個人・法人に提供。Salesforceの全般的な学習や、AIやモバイルアプリケーション開発など、第4次産業革命に対応した人材を育成

2.コストを抑えたエンジニア育成の仕組みを提供
・新たにSalesforceのパートナーに参画した企業に、講座の一部*を無償提供。認定アドミニストレーター取得者の拡大を図る
*具体的には、認定アドミニストレーターポイントスタディという75,000円で提供していたコースをウェビナー形式でパートナーに無償提供していきます。
・myTrailheadで、Salesforceの導入経験が豊富なパートナー各社のノウハウを使った独自の学習コンテンツを、新規参入パートナーに提供

3.継続的な仕事の創出を支援する仕組みを提供
・パートナーマッチング制度を制定して、Salesforceの導入経験豊富なパートナーと新規パートナーが一緒に組んで、プロジェクトを受注する仕組みを推進。これにより、既存パートナーは人材リソースの確保を、新規パートナーでもプロジェクトを開始することが容易になり、ノウハウの蓄積も実現
・SalesforceのCustomer Success(定着化)の方法について、パートナー企業にレクチャーを行い、導入企業先での定着化を促す。さらに顧客満足度調査の結果をパートナー企業にも共有して、顧客の声をパートナー企業にも共有する体制を確立

今後もセールスフォース・ドットコムは、同社のエコシステム拡大を通じて、クラウドに対応したエンジニアおよびパートナーの拡大に努め、日本企業のDX推進に貢献してまいります。

なおセールスフォース・ドットコムのパートナー向け説明会詳細は以下をご参照ください。
https://www.salesforce.com/jp/partners/partner-programs/consulting-partners/