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Salesforce、メディア業務を高度化するAIエージェント「Agentforce for Media」を発表

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※本記事は2025年6月19日に米国で公開されたHow AI Agents Can Enhance Your Media Operationsを抄訳、編集しました。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。


米国Salesforce(以下、Salesforce)は本日、企業向けAIエージェントに不可欠な信頼やセキュリティ、ガバナンスを支援するための「Agentforce for Media」を発表しました。本製品は、広告営業およびキャンペーン業務の効率化と最適化を支援し、メディア業界全体の変革を後押しします。

広告の営業活動では、大量のリードの中から本当に価値のある見込み客の選別、個別にカスタマイズした提案書の作成、価格の最適化といった業務に多くの時間を費やし、必要なデータを探すだけでも相当な工数がかかっています。実際、業界の営業担当者は71%の時間を「営業以外の業務」に費やしていると言われています(英語)。

キャンペーン業務においても、広告在庫の確認やクリエイティブ素材の管理、リアルタイムでのパフォーマンス最適化など、多岐にわたる業務が発生しており、加えて複数システムへの重複入力が求められることで、ミスや対応遅延につながるケースも散見されます。こうした非効率性が、成果の最大化を阻む要因となっています。

業務効率化と先回り対応を実現するデジタル労働力

AIエージェントを活用したデジタル労働力は、広告営業やキャンペーンのチームが本来注力すべき業務にリソースを集中できるよう支援します。今回発表するAgentforce for Media(英語)は、AIエージェントを活用し、人間と協働しながら時間のかかる業務を軽減します。広告営業からサブスクリプションビジネスとのエンゲージメントに至るまで、メディア業界に特化したスキルやアクションがあらかじめ用意されており、幅広い業務の自動化を実現します。その結果、チームは顧客との関係構築や商談のクロージング、魅力的なコンテンツの創出といった本質的な業務へ再配分することが可能となります。

提案書作成の迅速化による広告営業プロセスの効率化

Agentforce for Mediaの「広告提案スキル」(英語)は、これまで手作業で行っていた広告主や取引先の情報をまとめ、商談概要、提案書、ピッチ資料の作成をAIエージェントによって自動化します。営業担当者は、複数のプラットフォームからデータを収集する負担を軽減し、Agentforceを活用して包括的なアカウントおよび商談のサマリー作成、関連するプロダクトの抽出、提案書やピッチ資料のドラフト作成を短時間で完了できます。これにより、キャンペーン情報の処理や適切な商品の特定が迅速化され、提案書作成にかかる時間は従来の数日〜数週間から数分に短縮されます。こうしたプロセス全体の最適化が、生産性とスピードの飛躍的な向上につながります。

AIエージェントとの協働により、メディア業界全体で営業活動の効率化、業務効率の向上、パーソナライズされた体験を実現

今後2年以内に、ほぼすべての企業がAIへの投資を拡大する意向を示しています。営業担当者は、顧客情報や商談情報の入力、見積書や提案書の作成といった業務に多くの時間を割いており、こうした事務作業が戦略的で高付加価値な業務へ充てられる時間を圧迫し、生産性や仕事の満足度にも影響しています。AIエージェントは、支援型と自律型の機能を併せ持ち、ワークフローの簡素化を通じてこの課題を解決し、より創造的で重要な業務へ専念できる時間をチームに取り戻します。
Agentforce は、広告営業にとどまらず、メディア企業全体を支えるための統合エージェントとしても機能します。人とAIエージェントのシームレスな連携を促進し、以下のような機能を提供します。

  • キャンペーン企画支援(英語): キャンペーンのアイデアから実行までを数時間で完結します。包括的なブリーフ作成、メールやSMSの自動下書き、カスタマージャーニーマップの作成を支援します。自然言語によるオーディエンスのセグメンテーションとリアルタイムのパフォーマンス追跡にも対応します。
  • メディアプラン作成支援(英語):自然言語処理(NLP)と統合CRMデータを活用し、製品カタログ、承認済み価格、ルールエンジンに準拠した見積を自動生成します。リアルタイムでの調整も容易で、迅速な契約締結と顧客満足度の向上に貢献します。
  • リード転換率の向上:初回接触のプロセスを効率化し、リードを自動で適切な営業担当者に割り当てます。外部データを活用し、タイミングやトーンを最適化してパーソナライズされたメッセージも自動作成します。これにより、営業チームは高い成約可能性の案件に集中しながらコンバージョン率を高めることができます。
  • サブスクライバーサポートの強化:サービス担当者が、請求や購読、アクセス権などに関するよくある問い合わせに即時対応できるよう支援します。アカウント情報を即時に提供し、更新を自動化することで、迅速かつパーソナライズされたサポートの提供が可能になり、ロイヤルティ向上と解約率低下が期待できます。
  • ファンエンゲージメントの促進:複雑なファンエンゲージメントのワークフローを簡素化し、新旧のファンエンゲージメント施策にシームレスに統合します。Agentforce は手作業を必要とせず、迅速なプロセスと大規模なパーソナライズ体験の提供が可能になります。

Salesforceについて

Salesforceは、あらゆる規模の企業がAIを活用してビジネスを再構築できるよう支援します。企業向けとして初となるデジタル労働力を生み出すプラットフォームであるAgentforceは、Customer 360アプリケーション、Data Cloud、Einstein AIとシームレスに統合し、制限のない労働力を実現します。これにより人とAIエージェントが連携し、信頼性の高い単一のプラットフォームでビジネスを成功に導くことができます。詳細は salesforce.com/jp をご覧ください。

Salesforceのコーポレートサイトにある「ニュース&インサイト」では、日本向けの最新情報をご紹介しています。詳細は、salesforce.com/jp/news/ をご覧ください。

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