Salesforceは、未来教育株式会社(MIRAIE)と共同で、高校生を対象とした体験型プログラム「CLIMATE×AIキャンプ」を、2025年5月24日に和歌山県田辺市で開催しました。
本イベントは、AIの進展を背景に、テクノロジーを通じて持続可能な社会を実現するために地域づくりに取り組む次世代リーダーの育成を目指すものです。自然豊かな和歌山県田辺市で開催されたこのキャンプでは、AIを活用した環境・社会課題解決型ワークショップと植樹活動が行われ、参加者は気候変動への理解を深め、持続可能な地域の未来を描く学びの機会を得ました。
自律型AIおよび生成AIの急速な進展と、気候変動という地球規模の喫緊の課題が同時進行する現代において、将来世代がこれらのテーマについて深く理解し、自ら解決策を考える能力を育むことが不可欠です。Salesforceは、テクノロジーと社会貢献を組み合わせることで、地域の未来を創造するリーダーを育む実践的な学びの場を提供し、新たな視点からの課題解決アプローチが生まれることを目指し「CLIMATE×AIキャンプ」を開催しました。
注目ポイント:
- Salesforceの白浜オフィスを中心とした和歌山における地方創生やコミュニティの支援
- 将来世代による環境・社会課題解決を促進する教育プログラムの提供
- AIテクノロジー活用による、イノベーションと公平性の推進(教育格差の是正)
- 持続可能な未来を拓くための森林保全の取り組み
生成AIで環境・社会課題に挑む
キャンプの前半では、秋津野ガルテンにてAIを活用した課題解決型ワークショップを実施しました。参加した高校生(みらい甲子園関西エリア大会の受賞チームや地元の高校生を含む)は、SalesforceのProduct Enablement EvangelistよりAIを活用した地球・社会課題解決アプローチについてレクチャーを受け、「世界の水問題」や「海洋プラスチック対策」、「田辺湾の水産資源保全」、「紀州材を活かした持続可能な森林づくり」、「梅産業の未来」 といった地域や地球規模の環境・社会課題をテーマに、生成AIを使って現状分析や解決策となるアクションアイデアを探究しました。ワークショップでは、テーマ探究に加えて、アイデアの実現に向けた具体的な計画や協働パートナーについても検討し、探究の成果として、各グループはAIと共に考案したユニークなアクションアイデアを発表しました。
植樹体験で「学び」と「行動」を体感
ワークショップ後、午後は会場を森に移し、和歌山県田辺市中辺路町温川にて植樹体験を実施しました。これは、Salesforceが和歌山県での森林保全および地域活性化を目指し、一般社団法人more treesや地元の林業スタートアップ株式会社中川と連携して推進する「Salesforce Park Wakayama」 の一環です。本プロジェクトは、紀州備長炭の原料でもある「ウバメガシ」を中心とした多様性のある森を再生することで、生物多様性の回復や地域の経済的・文化的利益の確保 を目指しています。当日は、地元の林業家の方々の指導のもと、参加者全員でウバメガシ 200本 を心を込めて植えました。
AIを使った探究という座学での学びと、この植樹という自然の中での実際の行動を通じて、参加者は「学び」と「行動」を結びつけ、地域や企業と共に持続可能な未来を築く意義やアプローチを体感しました。
当日イベントに参加した株式会社セールスフォース・ジャパン 取締役 副社長 ビジネスオペレーション統括 伊藤 孝は次のように述べています。「Salesforceは、白浜オフィスの開設以降、和歌山の地域に根ざした活動を行ってきました。テクノロジーとサステナビリティを融合させ、AIでイノベーションを加速し、誰もが公平にAIにアクセスできる社会をこれからも目指していきます。」
Salesforceは、テクノロジーとサステナビリティを融合させ、AIでイノベーションを加速し、誰もが公平にAIにアクセスできる社会をこれからも目指していきます
詳細情報:
- Salesforceのサステナビリティに関する詳細は、こちら。
- 森林保全の取り組みに関する記事は、こちら。
- 社会貢献の取り組みに関する記事は、こちら。
- Salesforceのこれまでの社会的インパクトに関する記事は、こちら。
- 和歌山での取り組みに関する詳細は、こちら。
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