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Salesforceが輝くTrailblazerに贈る「Golden Hoodie」って何?

「Golden Hoodie(ゴールデン・フーディ)」は、成功と社会貢献を体現し、その経験とナレッジ、ストーリーで他者をインスパイアしたTrailblazerへの感謝の印です。受賞者に共通する価値と、その背景にあるストーリーを紹介します。

あなたの一歩がTrailblazerの”道しるべ”になる

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Golden Hoodieが象徴する価値

Salesforceのイベントなどで、黄金のフーディーを着た人を見かけたことはありませんか?その人たちは、SalesforceのTrailblazerの中でも極めて特別な存在で、日本には8人しか存在しないんです。

Salesforceのエコシステムには、日々学び、経験やナレッジをもとに他者を助け、コミュニティに貢献する多くのTrailblazerがいます。

その中でも、Golden Hoodieは成功と社会貢献の実体験を共有し、他のTrailblazerにインスピレーションを与えた個人に贈られる特別な表彰であり感謝の印です。

これらのTrailblazerは、エコシステムに入って間もないが新しいインパクトを与えてくれるチャレンジャーから、経験豊富なコミュニティの変革者まで多岐に渡ります。

どのようなキャリアを歩んでいても、受賞者に共通するのは、

1.継続的な学習やイノベーションの創出
2.コミュニティでの積極的な活動や他者支援
3.社会に対する貢献や変革

始まりはひとりの #AwesomeAdmin から

Golden Hoodieのストーリーは、2014年に開催した「Dreamforce」で1人の管理者を表彰したことから始まりました。当時の管理者向け基調講演で、Cheryl Feldmanさんが #AwesomeAdmin として称えられたのが最初の一歩です。


その後、World Tourでも26人が次々と表彰され、コミュニティの間で大きな話題となりました。2016年には、工場勤務からSalesforce管理者を目指し転身した Zac Oteroさんが、Dreamforceのステージで自身のストーリーを語りました。


この瞬間を祝うため、仲間たちが特別に準備した「初代Golden Hoodie」が彼に贈られ、ここから #LifeWithGoldie という文化が生まれました。

どのような人に贈られるもの?

Golden Hoodieには、厳密な選考基準や応募プロセスはありません。あらゆるTrailblazerの仲間たちやコミュニティリーダーから寄せられる声がもととなり、主に下記のような活動が評価されています。

  • Trailhead」などで学び続け、その成果を単なる「学び」にとどめるのではなく、「実践的価値」として生かしている
  • 「自身のキャリア・ビジネスの成功」と、「他者・社会への貢献」の両立している
  • コミュニティでの継続的な活動や、積極的な発信を行っている
  • コミュニティへ新しい視点や活気をもたらし、コミュニティの成長に貢献している
  • Salesforceでの学びを生かして、社会・企業・市場へのインパクトを与えている
  • 次世代の育成に貢献している

「変革を生み出す行動を続け、自身の成功と他者への貢献を積み重ねていく人」 に光を当て、感謝を伝えたい。それがGolden Hoodieに込められたSalesforceからの想いです。

Salesforce MVPプログラムとは何が違うの?

Salesforce MVP(英語)は、製品の専門知識やリーダーシップ、そして他の人がSalesforceを学び、Trailblazerコミュニティとつながることを支援する献身性を評価するものです。そして毎年、自薦またはコミュニティから推薦されたTrailblazerへ贈られる称号であり、その貢献に基づいて毎年更新されます。

どちらもコミュニティへの素晴らしい貢献を認めるものですが、MVPは公式称号であり、より「継続的な専門性」「リーダーシップ」「コミュニティに対する寛大さ」を評価しています。一方、Golden Hoodieは公式称号ではなく、より「個人のストーリー」「社会的インパクト」「他者への貢献」に焦点を当てているのが特徴です。

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Golden Hoodieを贈られた日本のTrailblazerストーリー

では、実際にGolden Hoodieを授与されたTrailblazerはどんな人で、どんな道程を経てGolden Hoodieに輝いたのでしょう。ここで、2025年11月にGolden Hoodieを贈られた日本のTrailblazerストーリーを紹介します。

株式会社リバネスナレッジ 代表取締役社長
吉田 丈治 氏
彼は非エンジニア経営者でありながら、自らITとAIを活用して社内生産性を高め、「Agentblazer Legend」を獲得しました。そして、
・Salesforce関連記事をnoteで約230本公開し、学びのノウハウを体系的に発信
・Dreamforce参加者向け翻訳アプリ「SessionSave」を自ら開発・無償提供
・Salesblazer、Slack Community:Tokyoのリーダーとして国内外で登壇・支援活動を展開
などの活動を通じて、他者への惜しみない貢献やIT技術格差の是正という社会貢献にまで取り組みを広げています。

Q.Salesforceとの出会いは?

2013年末、株式会社リバネスの事業が拡大期に入り、それまで人に頼って処理してきた業務が破綻し始めました。決め手となったのは請求書の出し忘れ。請求書を出し忘れてしまい、そのミスを防ぐ解決法を探していたら、たまたま商談管理の情報に辿り着いて、Salesforceを知りました。

Q.どのように知識やスキル、活動の幅を広げてきましたか?

Salesforceを導入した時、右も左もわからない中でコミュニティのイベントなどで多くの先輩ユーザーさんと知り合い、たくさんのことを学びました。数多くの先輩に助けられたので、私の経験も誰かの助けになればと思い、やってきたことをメモとして残しておきました。それが今noteでご好評いただいている「技術メモ」のスタートです。

発信を始めていると、コミュニティでの登壇依頼が徐々に増えてきました。(登壇内容はこちらで全部公開しています)。

活動の幅を広げるために、取締役会でいかに稟議を通していくかを考える時間も結構ありましたが、Salesforceを導入し学ぶことで、会社の成長につながるほか、自分の知識や経験も増えて、自分の活動の幅がさらに広がりました。

Q.受賞理由の取り組みに関するエピソードを教えてください。

私がnoteに記事を書き続けてきたのは、実は最初は自分の頭の整理や備忘録のためでした。頑張って解決した課題も、数か月もすれば忘れてしまいますからね。

しかし、書き続けることができたのは、オンラインでの「いいね」やコメント、そしてオフラインのイベントで「読んでいます」「助かりました」と声をかけてくださる皆さまの反応があったからです。その一つひとつが、続ける力となりました。

Dreamforce参加者向け翻訳アプリ「SessionSave」も同様に、自分がDreamforceでもっと多くを吸収したいと思ったことから生まれました。自分が公開することで、それに続く人が一人でも増えていけばエコシステム内の情報量が増えていく。そんな思いで続けてきました。

Q.Golden Hoodieの獲得で、自分の仕事や視点、コミュニティに対する意識はどう変わりましたか?

大きく変化したのはコミュニティに対する意識です。

これまではコミュニティイベントをオーガナイズしてくれている人たちに足を向けて眠れないなと常々思っていました。「場所を作る。多くの人を巻き込んで強くしていく」という仕組みの部分にまでコミットできなくて申し訳ないなと思いながら発表をしていたので。

これからは表に出られる人を少しずつ増やしていくという役割を担っていく必要があると感じています。

コミュニティは、私自身もそうですが発表者が固定化されやすい性質があります。輪の中に入るハードルを下げ、話をしたいと思ってもらえるような環境づくりをしていきたい。私自身もスタートしたばかりのチャレンジなのでうまくいくかハラハラしていますが、徐々に活動が広がっていくことを祈っています。

Q.Golden Hoodie受賞者としてチャレンジしていきたいこと・還元していきたいことは?

スタイルはこれまでと変わらないと思います。新しいことにも先陣を切ってチャレンジし続けるのも変わらないでしょう。

ただ、これからはSalesforceのエコシステムのみに閉じるのではなく、広い目でみたAI活用にも融合していくべきだと考えていますので、3年前からスタートした生成AIに関する実践も含めた事例をお話しできるようになっていけると良いと考えています。

おそらく今後は実践力が問われることが増えるでしょう。「Agentforce Vibes」や「Setup Powered by Agentforce」によってどのように生成AIのパワーを享受していくかは、シンプルにバッターボックスに立った数で決まってくるはずです。ハンズオンやオンライン配信にもチャレンジしていきたいですね。

Q.Trailblazerたちへメッセージをお願いします

色々なチャレンジがあると思います。「すごいことをしないと発信してはいけないのでは?」と躊躇する気持ちはとても分かるのですが、気にせずに発信していける環境を作りましょう。

入門編のほうが人数が多いので需要は高いことを覚えておいてください。

皆さんの周りには、組織を枠を超えて仲間がいることを忘れないでチャレンジしてみてくだい!

あなたの「一歩」が、Trailblazerの「道しるべ」になる

Golden Hoodieは、とても輝かしく、特別なものに見えるかもしれません。しかし、Salesforceが大切にしているのは、Golden Hoodieそのものではなく、
「あなた自身のチャレンジとその歩み(ストーリー)」です。

日々コツコツと学び続けること。困っている仲間を見かけたら手を差し伸べること。 勇気を出して、自分の学びや経験を共有し分かち合うこと。その一つひとつの誠実な「歩み」が、あなた自身を成長させるだけでなく、知らず知らずのうちに、誰かの「希望の光」や「道しるべ」になっています。

Golden Hoodieがなくても、仲間であるTrailblazerたちは、あなたのその尊い行動と貢献に気づいています。 Trailblazerコミュニティは、そうした互いの「ストーリー」に励まされ、学び合い、共に成長していく「仲間」が集う場所です。

ぜひTrailblazerコミュニティで、あなたの「一歩」や「想い」を聞かせてください。
Salesforceは、あなたのストーリーを楽しみに待っています。

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