朝の天気やランチ報告、ちょっと笑える小ネタ、そしてペットの写真……。
あなたの会社の「Slack」にも、そんな何気ない会話が生まれるチャンネルはありますか?
一見すると業務に直結しない雑談チャンネルも、実はチームの結束や安心感を育む“秘密の場所”になっていることも少なくありません。
では、SNSで多くの人を魅了する人気インフルエンサーたちは、どんなチャンネルを活用してチームの成果や活性化につなげているのでしょうか。
今回は、彼らが参加するちょっとユニークなSlackチャンネルを特別に紹介します。きっと、あなたのチームに役立つヒントが見つかるはずです。
Slackとは? Slack完全入門ガイド
Slack は世界中で、企業の日々の仕事をよりシンプルに、快適に、有意義にしています。この電子ブックでは、営業、マーケティング、IT、サービス、経理といった、企業の組織における成長や効率的な連携に Slack がどのように役立っているかについて、詳しく紹介しています。

明石ガクトさん ー チームの隠れた才能を引き出す「カルチャー手当」申請チャンネル

明石ガクト (@gakuto_akashi)
ワンメディアCEO / 動画プロデューサー
上智大学在学中に動画制作を始め、新しい動画表現を追求するべく2014年にワンメディア(ONE MEDIA)を創業。これまでナショナルクライアントを始めとする多くの企業に、SNSプラットフォーム向け動画コンテンツをプロデュースする。著書に『動画2.0 VISUAL STORYTELLING』(幻冬舎)や『動画大全』(SBクリエイティブ)。
Slackチャンネルの紹介をお願いします
チャンネル名:#ap_culture
ワンメディアには「カルチャー手当」という福利厚生があります。自分が鑑賞したコンテンツの感想を共有すれば月3000円を上限に補助が受けられるというもの。このチャンネルはそのユニークな制度を支えるために存在しています。
2018年6月からスタートしており、会社の中でも屈指の歴史あるチャンネル。丸7年分の社員によるコンテンツレビューが蓄積した稀有な資産だと言えます。
社長から見ると、社員一人ひとりの趣味のジャンル違いやコンテンツに対する目線の違いが一目でわかり、とにかく楽しいです。
ただ、140文字の感想を書くことと、3000円もらうことを天秤にかけて、意外とみんな面倒くさがって感想書かないんだな…ということも判明。この制度が好きな人がもっと会社に増えたら嬉しいです。





このチャンネルができたきっかけや、裏話を教えてください。
ワンメディアでは、チャンネルの目的ごとに冒頭に付くアルファベットが決まっています。
部署系は#dept(デパートメント)、プロジェクト系は #pj(プロジェクト)、個別の仕事は #wk(ワーク)みたいな感じです。そして今回紹介するチャンネルの頭についている #ap は申請する(アプライ)系であることを示しています。
つまり、このチャンネルに感想を投稿することで、それが「カルチャー手当」を申請できる仕組みです。制度を運用するワークフローとしてのチャンネルですが、社員の個性や内面が見える場になっているのがとても面白いです。
どんな“ちょっといい変化”がありましたか?
書かれた感想を見ると、「ああ見えて意外と読書家なんだな」とか「意外とコアなラッパーが好きなんだ……」とか、普段の仕事の会話では話題に出ない側面を誰もがチャンネルを覗くだけで知ることができます。
さらに、マネジメントの視点で言えば「彼は営業チームだけどコンテンツの捉え方が鋭い」みたいな隠れた才能を発見することもできたりします。
いずれにせよ、仕事以外のその人の個性を照らし出してくれるスポットライトのようなチャンネルであることは間違いありません。
まとめ
Slackで雑談ができる空気感や、ユニークでカラフルな絵文字が並ぶにぎやかさは、職場の心理的安全性を育み、仲間の新しい一面や才能を発見するきっかけにもなります。
こうした小さなコミュニケーションの積み重ねが、心地よい職場環境を作り、チームのパフォーマンス向上につながります。もはやSlackは、仲間の力を引き出す“コミュニケーションエンジン”でもあります。
今回紹介した人気インフルエンサーの事例を参考に、自社に合ったSlackチャンネルの使い方を見つけ、チームの力をさらに引き上げてみませんか。
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