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「人×AI」で広がる新しい働き方

慢性的な労働力不足の中で、人だけでの成長は難易度が高まります。AIエージェントの進化が目覚ましい今、「人×AIエージェント」による労働環境をいかに整備できるかがポイントになるでしょう。「人が得意とする分野」と「AIが得意とする分野」を理解し、協業体制を築くことが求められます。
- 人が得意とする分野:共感・判断・提案・関係構築
- AIが得意とする分野:検索・応対・事務・自動化
進化したSalesforceの全体像

Salesforceのあらゆるテクノロジーやソリューションの全体像をまとめたのが上記の図です。
データ統合基盤「Data Cloud」に格納されたデータなどを活用し、「Customer 360」とよばれる各アプリケーションが動作。各アプリケーションに組み込まれたAgentforceが自律的にタスクをこなし、人と協業するという仕組みです。
Salesforceプラットフォームでは「信頼「迅速な価値(導入しやすさ)」「統合」「オープン」という基本指針のもとに、すべてのテクノロジーが開発されています。
Agentforce + Data Cloud 非構造化データ活用デモ動画
24時間365日、顧客に迅速・的確に対応できていますか?
企業データの80%を占める非構造化データの活用で、AIエージェントによる顧客対応はどのように進化するのか。わかりやすいデモ動画で今すぐチェックしよう。

スライドでみる「3つの進化」

2024年9月にリリースしたAgentforceは、2度のアップデートを経て今回「Agentforce 3」としてリリースしました。その主な進化ポイントは3つ。「完全なる可視性」「短期間での価値実現」「オープンな相互運用性」です。一つひとつ解説します。
① 完全なる可視性

「AIが何をしているか見えない」という課題に対し、Agentforce 3では可視化をさまざまなフェーズで強化しました。
Agent Builderで構築したAIエージェントの動作検証を行う「テストセンター」とAIエージェントの動作を監視、測定、最適化しパフォーマンス改善を行う「コマンドセンター」を追加。人が介入しないことで生まれる不安を解消しました。
また、Agentforceのログデータを蓄積している「Data Cloud」は、ログデータを管理するためのオープン規格「OpenTelemetry」に対応予定。これによって、OpenTelemetryをサポートする「Splunk」などの統合ログ管理プラットフォームでAIエージェントも含めた監視が可能になります。
②短期間での価値実現

Agentforceは、冒頭に示した全体像でもわかるように、みなさんがお使いのSalesforceの各アプリケーション群にすでに組み込まれているAIエージェントですので、導入障壁が格段に低いです。
ですが、さらにその価値を早期に感じてもらいやすいように各業界で求められることが多い業界特化型のAgentforceアクションを用意しました。その数は200以上。
たとえば、医療業界であれば問診履歴の要約、銀行業界であれば会議要約+CRM更新+返金処理、自動車業界であれば、見積書と作業指示書の自動作成です。
業界別事前定義アクションを提供し、「初日から役に立つAI」として機能します。
③オープンな相互運用性

Agentforce 3では、オープンプロトコルの「MCP(Model Context Protocol)」に対応。安全・簡単に外部ツールを活用できるようになりました。つまり、カスタムコードなしでMCP準拠にAgentforceのAIエージェントが接続できるのです。
また、今後企業は30社以上のSalesforceパートナーが提供するMCPサーバーを利用できるようになり、新たなサードパーティ製ツールやリソースへの信頼性の高いアクセスが可能になります。
Agentforceの価値を実感する企業が、日本でも続々

進化を続けるAgentforceは、日本でも続々と採用企業が登場しており、その効果を感じてくれています。しかも、利用企業は業種・業界も多様で使っている業務もさまざま。Agentforceの利用範囲が広いことを感じていただけるとと思います。
Agentforceのお客様事例
Agentforceを実際に活用するお客様の導入事例をご紹介します。Salesforceのプラットフォームがビジネスを変革し、生産性を向上させる仕組みをご覧ください。



「1アクション課金」という斬新な価格形態で利用可能に

Agentforceの利用は3つの価格体系からご利用いただきます。3つのうち「アクション単位(FlexCredit=フレックス クレジット)」「従業員向けの1人あたり月額制」は新しい価格体系。自社に利用方法に応じて選べるようになり、利用を始めるためのハードルを価格面でも下げました。
FlexCreditは、少々わかりにくいかもしれませんが、下記の映像でわかりやすく解説していますので、ぜひそちらも合わせてご覧ください。
「デジタル労働力」をその手に

Agentforceの狙いは明確です。AIエージェントというデジタル労働力を多く企業が手にし、人とAIエージェントが協働する世界の実現です。 人とAIがそれぞれの強みを活かし、補完し合う未来を、Salesforceは本気で目指しています。
進化したAgentforceを感じてみたいと思っている方は、AIの習熟度に合わせて柔軟にセールスフォース・ジャパンがご支援します。ぜひ気軽にお声がけください。
ハイブリッドな職場環境の管理、最適化、拡張を実現
Agentforce 3を活用することで、AIエージェントが人間の生産性をどのように向上させているかを管理、追跡、そして最適化できます。
