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「真の平等」に向けて。Salesforceが掲げる「Equality」の現在地

 Salesforceでは、コアバリューの1つとして「平等(Equality=イクオリティ)」を掲げ、すべての社員に平等な機会を提供するように努めています。社会全体でダイバーシティ&インクルージョンへの関心が高まりつつある中、その意義について、セールスフォース・ジャパンでイクオリティを推進する一人、鈴木祥子専務執行役員マーケティング統括本部CMOのコメントを交えて紹介します。

CMO 鈴木祥子インタビュー

イクオリティの今と Salesforceが目指す姿

イクオリティダイバーシティ&インクルージョンの必要性が高まり、企業においても経営戦略の一つとして本格的に取り組む企業が増えてきた。数々のグローバル企業で営業やマーケティング部門の要職を務めてきた鈴木祥子は、現状をどのように捉えているのだろうか。

鈴木祥子の写真

セールスフォース・ジャパン 専務執行役員マーケティング統括本部CMO

2020年3月に入社。セールスフォース入社前は、日本総合研究所、ジョンソン・エンド・ジョンソン、デル、日本コカ・コーラ、エイエムオー・ジャパン(Johnson & Johnson Vision)、メットライフ生命保険でマーケティング及び営業部門を統括。

「世の中全体でイクオリティやダイバーシティ&インクルージョンへの関心が高まっていて、大きな変化が起きていることを嬉しく思っています。他国に比べて日本、特にIT業界は道半ばという印象ですが、だからこそ取り組む意義があります。(鈴木、以下同)

日本の現状に一石を投じる調査結果もある。外部コンサルティングファームのレポートでは「経営層の女性比率を高めることで収益性が向上する」「多様性がイノベーションにつながる」といった事実がわかっている。

また、 Salesforceの独自調査でも、インクルーシブな職場がもたらすビジネスへの好影響が明らかになっている。

・営業部門ではパフォーマンスが12%向上
・従業員のスキルと能力を27%よりよく活用
・自分たちの職場環境や文化が生産性や革新性を高めるものだと考える傾向が16%高い

「Salesforceは、「ビジネスは社会を変える最良のプラットフォーム」だという信念を持っています。また、コアバリューの1つにイクオリティを掲げコミットしており、会社全体で平等の実現を推進していこうとする企業文化があります。」

 Salesforceのイクオリティは、お客様やパートナーなどすべてのステークホルダーのために推進しているが、狭義では「社会の多様なコミュニティを反映させた職場を作る」という意味だ。

すべての人が存在を認められ、意見を尊重され、評価され、成功のための支援を受けられる環境を作る――。そして多様な意見に耳を傾けることで、イノベーションを加速させ、人と人とのつながりを深めて、 Salesforceをより良い企業へと導くと考えている。取り組みの一例として、米国では人種の割合、グローバルでは女性およびノンバイナリーを自認する従業員比率と目標も公開している。

平等が私たちの目標

Salesforceには、平等(イクオリティ)とビジネス価値の双方を向上させるという揺るぎないコミットメントがあります。私たちは、「社会の多様なコミュニティを反映させた職場をつくる」ことを目標としています。

「やっているようで、でも結果が出てない」

「セールスフォース・ジャパンの新卒社員の男女比はほぼ半々です。ところが営業(AE/アカウント・エグゼクティブ)と技術者(SE/ソリューションエンジニア、CSG/カスタマーサクセスグループ)を見てみると、女性が少ないのが現状で、特にリーダー層がなかなか増えていませんでした。 」

経営陣全員がこの状況を見過ごしてはならないと確信し、ES(エンプロイーサクセス:一般に言う人事部)チームや、Office of Equality(イクオリティオフィス:平等の実現を推進するチーム)とともに、平等の取り組みを加速させるための方策を話し合ったという。

「セールスフォース・ジャパンが社会の多様性を反映した職場となり、それぞれの社員が高いエンゲージメントを持って働けるようにするために、今何をすべきか。私たちは平等の実現は経営課題の一つととらえています。そのため、日本の経営陣だけでなく、日本および海外のESやOffice of Equalityチームとは、中長期のプランについて幾度となく話し合っています。すぐに結果が出るものではないからこそ、継続的に取り組むことが重要だと考えています」

セールスフォース・ジャパンのチャレンジと最新の取り組み

セールスフォース・ジャパンでは現在、女性比率を27.9%(FY23)から30%(FY26)に高める目標を掲げている。ディレクターは13%(FY23)にとどまっているが、20%(FY28)を目指す。

Japan Equality GOALS
女性比率をFY26までに30%。女性のディレクターはFY28までに20%を目指す

 「FY28までにディレクターを5人に1人とするのは、チャレンジングな目標かもしれません。しかし、私たちは将来を考えて、内部昇格を前提にストレッチした目標を掲げることが大切であるという考えで合意しています。」

この目標達成に向けて、将来の女性ディレクターを養成するために、候補者となるシニアマネージャー・マネージャーや半年間のリーダーシッププログラムを導入する

また、それを補足する形で女性営業社員のコミュニティ作りにも着手する予定だ。女性の活躍支援を目的とした従業員リソースグループであるSWN(Salesforce Women’s Network)はすでに存在し、多くの女性やアライが参加している。

しかし、女性マネージャーへのインタビューや女性営業社員を対象にしたサーベイの結果を踏まえ、女性営業社員ならではのライフイベントやキャリアに関する悩みを解決するヒントを得てもらう場が必要だと判断したのだった。

Salesforceは、これまでイクオリティに注力しており、属性問わず、社員には様々な教育機会や成長の機会を提供してきた。その結果、多様な人材が活躍できる土壌は構築できつつある。

「自分が知らない世界に対して『こうなりたい』とは思えないもの。ディレクターの仕事はよくわからないし忙しそうなので、ライフイベントなどを考えると『昇格が怖い』と感じる女性も少なくないようです。マネジメントコミッティのメンバーの1日に密着してもらうシャドーイングプログラムなども用意しているので、会社のリーダーとしての行動や考え方をより身近に感じてほしいですね。いろいろなスタイルのリーダーがいますので、多様な女性がリーダーになっていくと思っています。」

もっとも、イクオリティの実現は、女性比率だけに着目して達成できるものではない。その先にどのようなゴールがあるのか。

「ゴールは国籍、ジェンダー、年齢、障害、性的指向や性自認などのバックグラウンドを問わず、すべての人が協力し、進歩を促し、ビジネス価値を高めていくことだと思っています。これは全員で一緒に作るもの。充実した職場にするための活動は、リーダーだけに依存するのではなく会社全体で推進していくものだと思っています。」

誰もが自分らしく働く

セールスフォース・ジャパンは、“Equality for All ~すべての人に平等を~”の実現を目指し、誰もが自分らしく生き生きと働ける環境整備と能力開発、キャリア開発につながる行動計画を整えています。

Tsuyoshi Kimura シニアエディター

宝島社にてパソコン雑誌の編集者を経て、IT専門紙「週刊BCN」を発行するBCNの記者、編集長を務めた後、NewsPicksに移籍。企業のスポンサードコンテンツを主に制作するBrand DesignでHead of Creativeを務め、2023年9月から現職。Salesforceが発信するコンテンツの企画・制作を担う。

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