Skip to Content

Salesforceの認定資格の価値って?転職した方に聞いてみた

Salesforce認定資格は現在の雇用市場において重要度が高まっています。本記事では、実際のユーザーの声を通じて、Salesforce認定資格が転職や昇進などのキャリアアップや企業での活躍に与える効果を紹介し、Trailblazerの皆さんのキャリアを具体的な方法で加速させるアドバイスをお伝えします。​

Salesforceの認定資格の市場価値とは?実際に資格を持って転職した方に聞いてみました!

皆さんはSalesforceの認定資格をご存じでしょうか。

Salesforce認定資格とは、Salesforce製品を活用するにあたって必要なスキルを保持していることを証明する全世界共通規格の資格で、自分のスキルを定量的にアピールできる大きな材料のひとつとなります。2021年時点でSalesforceに関わる雇用は日本で44万人以上、GDPへのインパクトは約10兆円*といわれており、Salesforce認定資格の保有はこうしたビジネスエコノミーへの扉を開く鍵といっても良いでしょう。

Salesforceに関わる雇用が増え続ける中、人材不足などを背景にエンジニア、特にSalesforceエンジニアの市場価値は向上し続けています。ITフリーランスエンジニアの案件・求人サイトを運営する株式会社アイデンティティーの2022年12月の調査によれば、Salesforceエンジニアは職種別平均希望単価の12月新規人材部門のランキングで第1位*となっています。

また、Salesforceエンジニアはモチベーションやはたらく環境も充実しています。Salesforceが2021年に行った調査の多くの項目で、Salesforceエンジニアが一般的なエンジニアを上回る結果となりました。たとえば、仕事に対する意欲・満足度についての質問に、「現在の仕事が楽しい、今後も意欲を持って働くことができる」と回答した割合は、一般的なエンジニアの25%に対し、Salesforceエンジニアでは51%です。さらに、「勤務時間や休日が自分の裁量に任されている」という質問では、Salesforceエンジニアの46%が「まさにそう思う」と回答しています。一方、一般的なエンジニアでは「まさにそう思う」の回答率は22%にとどまっています。

絶対合格!Salesforce認定資格のプロが教える8つの攻略法

Salesforce認定資格試験を受ける予定だけど、ちょっと不安……。そんなあなたに、Salesforce認定資格を知り尽くしたプロが、自信をもって本番に臨めるようアドバイスします。

このように、Salesforceエンジニアは自身も高い意欲・満足度を持ち、働きやすい環境で仕事をしているようです。そこで本記事では、実際にSalesforce認定資格取得者を採用している株式会社SHIFT様の採用担当 倉持 建志さん、実際に資格取得者が活躍しているカスタマーサクセス部のSalesforceグループ グループ長 緑川 留美さん、Salesforce認定資格を活かして活躍中のメンバーの宋 寅慧さん、今泉 美季子さんにお話を伺いました。

株式会社SHIFT – Salesforceの導入・定着をお客様目線で支援

――まずは株式会社SHIFT様が展開している事業について教えてください。

株式会社SHIFT 採用担当 倉持 健志さん

倉持:ソフトウェアのテスト、品質保証の領域を起点に、ITの総合ソリューションサービスを展開しています。業務改善コンサルから始まった会社ですが、ソフトウェアのテストの領域に事業転換し、幅広いサービス、ソリューションを提供していることが特長で、毎年約1.5倍近い成長率を維持しています。

品質保証の分野で強い顧客基盤がありますので、さまざまなタイミングでお客様から引き合いをいただいております。そのため、参画させていただくお客様のプロジェクトのフェーズは幅広く、メンバーも幅広い経験を積める点が弊社の強みです。

――カスタマーサクセス部の業務とSalesforceの関係性について教えてください。

株式会社SHIFT カスタマーサクセス部 Salesforceグループ グループ長 緑川 留美さん

緑川:カスタマーサクセス部ではお客様のさまざまなシステム導入や運用を支援しています。その中のひとつとして、Salesforceグループがあり、Salesforceの導入を希望されるお客様、Salesforceを導入済みのお客様に対し、活用支援・定着支援を実施しています。Salesforceのコンサルティングパートナーでもあるので、Salesforceから案件を得て、導入支援を実施することもありますが、一方で、お客様から直接ご相談をいただいた場合には、Salesforceのみでなく、さまざまなソリューションを提供することも可能です。

Salesforceの資格保有者の魅力とは

――どのような職種でSalesforceの資格保有者を採用しているのでしょうか。

緑川:現在募集しているSalesforceに関連する職種をご紹介すると、カスタマーサクセスや運用保守エンジニア、コンサルタントなどがあります。もちろん、お客様目線でいっしょに仕事ができる人物であることが前提となりますが、カスタマーサクセスについては、Salesforce 認定アドミニストレーターなどの資格を、歓迎するスキル・経験として求人票にも記載しております。

――未経験であってもSalesforceの資格保有者であれば採用されるのですか?

緑川:お客様と対話する能力を重視しているので、資格がないと採用しないということではありません。一方で、Salesforceの認定資格は、候補者の方の知識がどの程度なのか知るための、一定の基準になると考えています。資格を保有している候補者の方とは、Salesforceについて知識がある前提で、面接などを実施ができるので、どのプロジェクトにアサインできそうかなど、資格のない方と比較すれば、一歩進んだ内容をお話しできるかと思います。

――お客様と接する場合にもSalesforceの資格を保有するメリットはありますか?

緑川:そうですね。お客様に担当者を紹介する資料にメンバーの保有資格を記載しています。お客様としても資格保有者であれば、一定の知識があることを前提とできるので、安心感につながるものと考えています。また、時にはお客様からメンバーが資格保有者なのかどうか聞かれることもあるんです。そのため、社内では半年に1つ資格を取得することを推奨しています。Salesforceのサービスの進化のスピードに、個々の担当者の成長が追いつかないといけないので、キャッチアップ能力が重要です。Salesforceの資格は所属する企業を問わず役に立つものですし、新たな資格を取ることで、個人の対応領域を広げることにもつながります。

――資格取得は評価や収入にも影響するのですか?

倉持:実は弊社では、資格を持っていることで手当がつくなどの制度はありません。一方で、資格取得については、半年に1回の評価での定量目標に設定しています。そういう意味では、Salesforce認定資格の取得は、定期的・継続的な昇給や昇格につながる大きな要素となっています。年収については、たとえばカスタマーサクセスであれば、求人票に年収400万~1,000万円と記載しているように、スキルや経験によって幅があります。幅はあるものの、入社後に資格取得などの目標を達成することで、収入を伸ばしていくことが可能です。

Salesforce資格はキャリアチェンジにつながる?

――ここからは実際にSalesforceの認定資格を取得して、株式会社SHIFT様に転職されたメンバーお二人に加わっていただきます。まずは入社の経緯や現在の業務について教えてください。

株式会社SHIFT カスタマーサクセス部 Salesforceグループ 宋 寅慧さん

宋:以前はデザイナーをしていたのですが、もっと幅広く経験を積める環境を探していました。現在の業務では、お客様と直接対面しながら、現状分析や課題解決のための行動分析、コードの検討などを行っています。

株式会社SHIFT カスタマーサクセス部 Salesforceグループ 今泉 美季子さん

今泉:私も異業種からの転職でした。今の業務では、すでにSalesforceを使っているお客様の、運用改善を担当しています。社員の方にヒアリングしながら、どうしたら適切に活用できるようになるか、さらに、新サービスをどのように活用していくかなどを検討しています。

――Salesforceの認定資格を持っていて良かったと感じたことがあればお教えください。

宋:これまでに4つ資格を取りましたが、自分の成長のために学習できて、なおかつ資格取得につながる点が認定資格の制度の素晴らしさだと感じます。資格の学習をしながら、実際の業務で使う用語や知識を身につけられる点も資格取得のメリットです。

今泉:未経験での入社で、実際にお客様とSalesforceについてやりとりするのも初めてだったため、お客様にアピールできるような経験はありませんでした。そのような状況でも、3つの認定資格を取得したので、一定の知識があるとアピールできるのが良い点だと感じます。一般的に30代の未経験転職は難しい印象があるかと思うのですが、資格取得が自信にもつながって、転職への第一歩となりました。

――半年に1つの資格を取得するのは大変かと思います。どのような目標をもって勉強されているのでしょうか。

宋:元々はデザイナーだったので、デザインを活かせる認定資格に加え、ほかの領域の認定資格も取得していきたいと考えています。デザインとほかの領域を掛け合わせて、良いサイトを作り出せるようになりたいです。できることが増えて、自分だけの武器ができるようになれば、自分の市場価値も向上すると考えています。

今泉:正直なところ、まだ資格を取ったばかりではあるのですが、コールセンターの案件が多いので、Service Cloudの資格が取れたらいいなと考えています。周囲の先輩からもアドバイスをもらっています。

認定資格追跡してみた、聞いてみた
~認定 Marketing Cloud Account Engagement スペシャリスト編~

「最初にSalesforceと出会った時は、まさか自分が資格を取得するとはまったく思っていませんでした。それが資格を取得して以降、転職を経て、今はマーケティング企画になりました。
Salesforceと出会い、認定資格を取得したことで、新しいキャリアパスが描けたと思います。」

Salesforce資格で業務を拡げ、成長と年収向上に

――Salesforceの資格取得によって、ご自身のキャリアにはどのような影響がありましたか?

宋:基本的なオブジェクト思考や開発に関する知識を得ることができました。開発言語などを独学で学んでも、相手にとっては、私が何をどこまでできるかわかりません。その点、資格があると、何をどこまでできるか明確に提示できるようになります。

今泉:私はSalesforceが運営するDX人材育成プログラムのPathfinder(パスファインダー)に参加して資格を取り、その後転職できたので、まさにキャリアに役立ったと感じています。未経験かつ異業種からの転職だったので、何ができるか証明するものが何もありませんでした。その点で資格によって何ができるのか明確になり、また、Salesforceのプログラムをやり切れるという証明にもなったと感じます。

資格が増えれば担当できる案件の領域も広がっていく

――取得している資格が増えると、任せる案件や領域も増えていくのでしょうか。

緑川:そうですね。プロジェクトは数人のこともあれば、数十人規模になることもあります。お客様の求めている領域と、対応可能なメンバーとを検討しながら、各プロジェクトに担当者をアサインしていきます。個々の成長や資格取得が、業務の広がりにつながるので、やりがいがあるのではないでしょうか。

――資格取得によってメンバーに見られる変化を教えてください。

緑川:やはり資格が増えるにつれて、自信がついてくるんだと感じています。お客様に対するSalesforceの製品についての説明はもちろんですが、お客様から質問されたときなどでも、話し方が変わるような気がします。また、プロジェクト終了後に成果を発表する機会があるのですが、アサインしたメンバーは、プロジェクト開始前とは全然違う雰囲気に成長していました。

資格は取るだけでは意味がないので、やはり実践でどのように活かせるかが重要ではないでしょうか。担当している案件で使っているSalesforceの製品の資格を取りながら、さらに領域を広げていけると良いですよね。

Salesforce認定資格で効果的なAIとデータ活用を実現!

AIによるスピードと生産性は魅力的ですが、どんなツールもそれを使いこなす人材がいてこそ役に立ちます。今後ますます、データ + AI + CRM を活用してSalesforceを最大限に活用する方法を理解している人材へのニーズが高まる中、どのように学習していけばよいかご紹介します!

――お客様としても資格保有者のほうが安心できるものですか?

緑川:そのように考えています。資格などを明示しなければ、お客様にとっては、弊社のメンバーにどの程度の知識があるのかわかりません。弊社ではメンバーの名刺に、Salesforceの資格を明記しているのですが、そうすることでお客様は、メンバーが一定の知識を持っていることを理解してくれます。「資格をお持ちなんですね」というような反応もあって、ゼロから話す必要がない安心感につながっているようです。お客様とすぐに同じ目線で会話できることはなによりのステータスですね。

――メンバーが取得している資格が増えることの、グループ全体の影響について教えてください。

緑川:Salesforceのコンサルティングパートナーは、Salesforceのサイト上で、認定資格の取得数や取得している人数などを掲載されています。それが社内外へのアピールにつながります。また、弊社の営業資料にも資格保有者の人数も明記していますので、メンバーの資格取得が、会社としての強みにもなるんです。資格取得の文化を醸成することで、総合力の向上につながっています。

――個々の成長が組織の成長につながるんですね。

緑川:これがなかなかたいへんなんですよ。半期の評価ギリギリになって資格を取るメンバーもいますが、業務のある中頑張って取得されています。自身の価値も上げつつ、組織にも貢献頂いています。

――実際に認定資格の学習をされるメンバーにとっては、資格取得のモチベーションはどこにありますか?

今泉:評価の面は大きいです。目標に設定しているので自然と学習も進みます。また、お客様に安心してもらうためにも資格が必要だと感じています。経験者の方に追いつくためにも必要だと考えています。

――資格取得によって働く環境の向上や年収の増加、ご自身の市場価値の向上などを実感することはありましたか?

宋:たいへんな面もありますが、仕事のやりがいが増えるとともに、年収も増加しました。前職ではPM・PLなどが上流工程の仕事をしていて、自分はタスクをこなすだけだったんですが、今は自分に合う案件をアサインされるので充実しています。以前より自信をもって仕事に取り組めているので、これを続けていけば自分の市場価値も向上していくと感じています。

今泉:これから年収を増やしていけるだろうという実感はあります。人事評価制度が明確ですし、アサインされる案件の幅にもつながってくるので、それが結果として年収の増加になるのだと感じています。

自分自身の評価のためということもそうですが、任せてもらう仕事の幅を拡げてステップアップできるように、資格取得をがんばりたいです。勉強することで手に職がつく面があり、目指す方向性はとても明確なので、ただ漠然と勉強しているというよりは、学習を通じて自分のキャリアを切り拓いているという感じだと思っています。なので、今はまだ未経験から経験を積んでいる最中ですが、今後、自分の市場価値が上がっていくということに不安はないですね。

倉持:SHIFTでは、入社時に何年後までに、いくら程度の年収になっていたいか、アンケートを取り、キャリアステップについて話す機会を設けています。その年収に至るために、必要となる半期の目標をたてて、昇給を目指してもらっています。

――上長から見るとメンバーの成長はいかがでしょうか。

緑川:Salesforceの資格はコンサル系デベロッパー系など多岐にわたります。そのため、それぞれの適性や方向性を見極めていくことが重要です。メンバーがどの方向に進むかを支援しながら、いっしょにキャリアパスを描くことができると考えています。メンバーの方向性に合わせて資格を取っていけば、キャリアが開けてくるでしょう。

――組織としてはどのような資格保有者が増えてほしいでしょうか。

緑川:SHIFTは大手のお客様も多く、さまざまな角度からご要望をいただきます。そのため、正直にいえば、すべての資格を網羅して、お客様からのお問い合わせにお答えしたいです。運用目線では、社内の誰かが、資格や専門性を持って、プロフェッショナルを置けるようにできればと考えています。

Salesforceの資格取得でキャリアアップを

Salesforceの認定資格は、今日の競争激しいビジネス環境において、専門知識を証明する強力な手段となっています。これは単なる資格ではなく、実際の業務において役立つスキルを身につけ、展開するための出発点でもあります。

個人のキャリアパスを拓き、ビジネスにおいても信頼性向上につながる、Salesforce認定資格への受験やTrailheadの活用をぜひご検討ください。

Salesforceの認定資格とTrailheadは、皆さんのスキルセットを強化し、ビジネスの世界での成功への道を開く鍵となるでしょう。是非、これらのリソースを活用して、新たなステージに進んでみませんか。

Yuki Okatake コンテンツエディター

ハードな体育会系から何故かSalesforceにやってきた異色の新人エディター。マーケティングはまだまだヒヨッコだが、何かと社内で「よろしく!」と頼まれがちな苦労人だったりする。(ニア)Z世代の風を社内に吹かせるべく、色々企んでいるらしいぞ。

Yuki の他の記事
Astro

ビジネスに役立つコンテンツを定期的にお届けします