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【Slack最新事情 2026春 Vol.1】5年で売上2.5倍。コミュニケーションツールからの完全脱皮・進化を証明した軌跡 

2026年4月1日、Salesforceは、米サンフランシスコでSlackの最新事情などを披露するイベント「Meet the new Slack. Where AI works.」を開催しました。その内容をセールフォース・ジャパンの鈴木晶太・プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)が取材。その内容を3回でレポートします。

Slackbot成長物語

誕生からの成長記録と共に、生まれ変わったAI搭載Slackbotがどのようにあなたの毎日をサポートする存在になったのか。可愛いアニメで描くSlackbotの成長物語、ぜひこの2分間の動画でご覧ください。

買収から5年で売上2.5倍。AI利用者は900%増

「Meet the new Slack. Where AI works.」の冒頭に登場したSalesforceの創業者で会長兼CEOのマーク・ベニオフは力強い言葉でイベントをスタートさせました。

「今日は素晴らしい一日になります。SlackSlackbot、そして Salesforce の発表を一緒に祝えることに、私たちは本当にワクワクしています」 

2021年に Salesforce が Slack を買収してから約5年。その成長は、数字が雄弁に物語っています。

  • Slackの売上:買収後5年で2.5倍
  • 2025年度の新規Slackユーザー企業:10万社以上
  • AI機能の利用者数:900%増
  • カスタム AI エージェントの稼働数:300%増
    (2026年2月以降)

Salesforceの共同創業者でSlack最高技術者のパーカー・ハリスは、こう振り返りました。

「私が Slack を担当し始めたのは2年前。Slack という驚くべき資産から価値を引き出せるチャンスがあると確信したからです。売上は2.5倍、AI ユーザーは900%増。素晴らしいチームワークも強みで、今日も驚くべき数のイノベーションを披露します」

世界のトップ AI 企業が「Slack で働く」理由

そしてハリスはSlackのAI活用状況についてこう続けました。

Amazon、Verizon、Target、Anthropic、OpenAI。世界のトップ AI 企業がどこで仕事をしているか、ご存じですか? 答えはSlackです。ただ、単に Slack で仕事をしているということではありません。AIが Slack で仕事していることを指していますで」

2026年2月のリアルタイム検索 API と MCP サーバー GA の公開を機に、カスタム AI エージェントの数が300%増という驚異的なスピードで成長しました。

Slackが選ばれる理由はシンプル。人間と AI が一緒に働くのに最適な場所であり、さらに AI と AI が一緒に働く場所として効果的でもあるからです。

一方で、SlackやAIを活用していない企業も当然存在します。これに対し、ベニオフは、今日のビジネス環境を「エージェンティック・ディバイド」と表現します。AI エージェントによって顧客体験を劇的に変えている企業がある一方で、まだそのキャズムを越えられていない企業も多いという意味です。

その差を生む要因は、何か。それは、正しいデータの整備と正しいアーキテクチャの構築です。

Salesforce は、これに対する明確な答えを持っています。

  • System of Engagement (Slack) ー 人と AI エージェントがリアルタイムで協働するための接点
  • System of Agency (Agentforce) ー カスタマー・従業員向け AI エージェントを構築・展開・管理・監視するための仕組み
  • System of Work (Customer 360) ー 20 年以上にわたる実績ある業務ロジックとワークフローをすべての部門にわたって提供する基盤
  • System of Context (Data 360) ー 構造化・非構造化を問わず、あらゆるビジネスデータと顧客データを統合し、リアルタイムのインサイトを生み出す信頼できるデータ基盤

Slack は、エージェンティック・エンタープライズへのフロントドア

マーク・ベニオフ

従来、従業員は平均して約1000もの異なるアプリケーションを使い分け、それらをつなぎ合わせる「糊」の役割を従業員自身で担ってきました。しかし、Slack がエンゲージメントレイヤーとして機能することで、この構図が根本から変わります。

Slackbotは、この3層すべてにアクセスできる唯一の存在です。「Data 360 」を通じて会社全体のデータを理解し、System of Work を通じて実際に業務を実行でき、Slack の会話を通じてチームの文脈・優先事項を把握しています。

この3層が揃うことで、「どのエージェントに話しかければいいか」を考える必要がなくなります。Slackbotが最適な経路を見つけ、仕事を実行し、成果をエンドツーエンドで管理してくれるのです。

AI 時代の仕事は Slack で動く

Salesforceの設立後27年間は、SaaSの誕生から始まり、クラウド、モバイル、そして今や AI へと続く一本の線でつながっています。そしてその最先端に、Slackがあります。

Slackを通じて、企業は単なるコミュニケーションツールを超えた「仕事のための OS」を手に入れます。人間と AI が一緒に働く場所——。それが、新しいSlackです。

*ほかの連載記事では、Slackの中核機能である「Slackbot」やSlackを活用した具体的な業務改革を解説します。

「Slackに、最強の相棒が来た」

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