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【Slack最新事情 2026春 Vol.2】Slackbot が変える仕事のあり方。 Slack から飛び出した AIアシスタントの全貌

Salesforceが米サンフランシスコで開催したSlackの最新イベント「Meet the new Slack. Where AI works.」のキーポイントを現地取材したセールスフォース・ジャパンの鈴木晶太・プロダクトマーケティングマネージャー(PMM)がレポートします。

第1回:【Slack最新事情 2026春 Vol.1】5年で売上2.5倍。コミュニケーションツールからの完全脱皮・進化を証明した軌跡

第3回:【Slack最新事情 2026春 Vol.3】Slack が CRM になった日。 営業の「当たり前」が根本から変わる

新生Slackbotを1分半でキャッチアップ

Slackの中に、あなた専用のAIエージェントを
これまでの単なるチャットボットとは、まるで違う。新生Slackbotが実現する新しい働き方を、ぜひこの1分半でご確認ください。

Slackbot は「チームメイト」になった

Slackbot を使ったことがない人はどれくらいいますか?」

イベントの壇上でそう問いかけたのは、Slack GM のロブ・シーマンです。会場から上がった複数の手に、彼は満足そうに微笑みました。

Slackbotは、Salesforce で私がこれまでに見た中で最も急速に普及・成長している機能です。もしかしたらテック業界全体を見渡しても、そうかもしれません」


その好調の要因を支えるSlackbotの主な強みは3つあります。

① あなたのことを知っている

あなたの優先事項、今取り組んでいるプロジェクト、チームにとって何が重要か。Slack 上に投稿された会社の目標や優先事項まで把握しています。

② 感じがいい

Slackらしい声とトーン、敬意と遊び心を持ち合わせています。日々の会話のやりとりから個人の好みを記憶。特定の同僚と話すときと上司と話すときの絵文字の使い分けまで知っています。

③ 無限の可能性を秘めている

 今日発表された新機能を見れば、Slackbotの可能性に限界がないことを分かってもらえると思います。

Slackbotを日本で活用している ドコモCS様の事例

ドコモCS様によるSlackbot活用事例では、業種・部門・役職にかかわらずどんな人にとってもすぐにSlackbotの価値を感じていただける活用事例をご紹介。

発表した無限の可能性を秘めた新機能

では、ここからはイベントで発表した新機能の一部を紹介します。

1. Skills

よく繰り返す作業の手順を保存し、Slackbotが自律的に実行。たとえば「毎週金曜日に週次サマリーを作って」と覚えさせておくだけで、SlackbotSlackの会話、Salesforceの更新、カレンダーの記録を横断的に確認、自動的にCanvasを作成します。またはボタンひとつで好きな時に実行も可。

個人用だけでなく、チーム全体で共有することも可能で、組織全体に AI エージェントのベストプラクティスを浸透させる。

2. Deep Research

社内データと Web 情報を横断した深掘り調査機能です。複雑な質問にも時間をかけて網羅的な回答を生成。ロブ・シーマン自身、マーク・ベニオフに見せるためのプレゼン資料のレビューに活用しました。

Slackbot に調べてもらって数分後、『これは本当に素晴らしい』と言葉を失いました

ロブ・シーマン

3. Operator Mode(デスクトップ展開)

これが最大の新発表です。 SlackbotSlackの外に出て、デスクトップ上のミニウィンドウとして常駐。画面全体を認識し、CRM の更新・メール下書き・Slackのメッセージ取得などをアプリ間のコピペなしで実行します。

4. Memory

Salesforce 初のメモリ機能を持つエージェントです。会話から個人の好みを記憶し、時間とともに対応がパーソナライズされます。たとえば「ドキュメント作成は Canvas でなく Google Docs で作って」と依頼する必要がなくなります。

登録者4億7000万のYoutuberも使うSlack。活用法をデモで披露

イベントではデモンストレーションも実施しました。ゲストとして登壇したのは、YouTube チャンネル登録者数4億7000万人を超えるコンテンツクリエイター、MrBeast(ジミー・ドナルドソン氏)。創業したメディア業などを展開するBeast Industriesでは、Slackbotを日々の業務に欠かせないツールとして活用しています。

【Skillsのデモ】ロケーション変更を数分で

Beast Industriesでは、撮影場所の変更が頻繁に発生します。そのためだけに専用の「リロケーション・スキル」を作成。Slackbotがこのスキルを読み込むと:

  • Slack 内を検索して過去の資料を参照
  • Beast Industries のコーポレートテンプレートでプレゼンを作成しチャンネルに共有
  • 全員のカレンダーを確認し会議を設定
  • メッセージでチーム全体に共有

以前なら数日、あるいは数週間かかっていた仕事が数分で完了。

【Operator Modeのデモ】会議をまるごと任せる

Operator Mode では、Google Meet の会議中に

  • PC のマイクを通じて会議音声を聞き取り、議事録を自動作成
  • 画面上のスプレッドシートを読み取り、予算分析を実施
  • Google Drive にアクセスして不足データを補完
  • 会議から1分45秒で、エグゼクティブサマリーと動的ダッシュボードを生成

MrBeast はこう語りました。

「一つひとつが1時間節約してくれるわけじゃないんです。でも、5分ここで時間が浮いて、また別のところで5分浮く。そうしているうちに、気づけば4−5時間、時間の節約できている。小さなことが積み上がり成果が上がるので、導入しない手はないと思います

これを受けて、シーマンはこう続けました。

Slackの外に出てデスクトップ上で活躍する Slackbot。あなたの代わりに会議を聞いてくれる Slackbot。あなたの画面を読んでくれる Slackbot。そしてその場でコンテンツを作ってくれる Slackbot が間もなくやってきます」

Anthropic との密な提携。Claude が Slackbot をさらに強力に

イベントでは、Anthropic との強固なパートナーシップについても言及しました。

Anthropicのアミ・ヴォーラ・Chief Product Officer が登場。ヴォーラは

「こうした製品を使っている人と話すとき、私がいちばん好きなのは、『自分に超能力があるように感じる』と言われることです。パソコンの前に座ったり、スマホを使って仕事をしていたりする人たちが、突然、これまでできなかったことができるようになるのです」と説明しました。 

Claudeの最先端の「知性」とSlackが持つ「あなたが誰で、どんな仕事をしているか」という情報。この2つが合わさることでいろいろなことができるようになっています。

実際にAnthropic社内でも、エンジニアたちがSlackbotを使って「Claude Code」 をその場で使い始めるなど、両社の技術が実務で融合しています。

誰でも使えるように:無料プラン・Pro チームをリリースへ

2026年4月より、Slackbotは無料プランと Pro チームにもサンプリングとトライアルを通じて提供開始予定。 Slackの何百万ものユーザーが利用できるようになります。

「Business+」 または 「Enterprise+」 プランをお使いの方は、検索バーの横に Slackbot のアイコンが表示されていれば、すぐに使い始められます。表示されていない場合は、管理者に有効化をリクエストしてください。

「今日ご覧いただいたものの多くは6月に提供を開始する予定です。でも断言します。1か月もすれば、もうまったく違うものに見えるはずです。私たちはかつてないスピードで進んでいます」  (シーマン)

Slackbot誕生秘話でほっこりしませんか

誕生からの成長記録と共に、生まれ変わったAI搭載Slackbotがどのようにあなたの毎日をサポートする存在になったのか。可愛いアニメで描くSlackbotの成長物語、ぜひこの2分間の動画でご覧ください。

Slackbot は、単なる AI チャットボットではありません。あなたの仕事を知り、あなたのチームを知り、あなたの画面まで読んで、仕事を前に進めてくれる存在です。3回目の記事ではSlack CRMの誕生と、営業の仕事がどう変わるかを紹介します。

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