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HubSpotの無料版でできること完全ガイド|有料版との違いや、他社製品との比較と合わせて解説

HubSpot無料版の限界とは?機能別の制限や有料プランへ移行する目安、Salesforceなど他社製品との違いを解説。

HubSpot無料版は、コンタクト管理・メール配信(月2,000件)・フォーム作成・チャットボットを、最大2ユーザー・1,000件のコンタクトまで永年無料で使えるCRMサービスです。ただし、ワークフロー自動化・カスタムレポートは使えず、HubSpotロゴが強制表示されるなど実務での制限もあります。

初期費用ゼロで始められるため中小企業・スタートアップには有力な選択肢ですが、事業拡大時に制限が課題となりやすい点も把握しておく必要があります。

本記事では、HubSpot無料版でできること・できないことを整理し、有料版との違い・SalesforceやZohoなど他社CRMとの比較・有料プランへ移るべきタイミングの判断基準まで解説します。自社に合うかどうかを判断できる材料を具体的に示します。

Key Takeaways

This summary was created with AI and reviewed by an editor.

Starter Suiteで、ビジネスをまるごと前に進めよう

営業・サービス・マーケティングをオールインワンで。AI搭載のCRMで、顧客管理をスモールスタートできます。

HubSpot無料版とは?

HubSpot無料版は、顧客データ基盤である「Smart CRM」の上に、Marketing・Sales・Content・Service・Data・Revenue の6つのHubの基本機能を載せた無料のCRMサービスです。最大2名のユーザーと1,000件のコンタクトを登録でき、無料で使い続けられます。

ただし、ユーザー数・コンタクト数・自動化には明確な上限があります。ここでは無料版の全体像と3つの利用形態の使い分けを整理します。なお、Hub別の機能差と制限は後続の章で扱います。

HubSpotの無料版でできること

無料版で使える機能は、顧客管理の基盤であるSmart CRMを中心に、6つのHubへ広がっています。それぞれがどんな業務を担うのかを順に見ていきます。

Smart CRM(顧客管理の基盤)

Smart CRMは全Hubの土台となる顧客データベースで、顧客情報・取引・パイプライン・基本レポートを一元管理します。ここに蓄積した顧客データを、メール配信でも営業管理でも共通で参照できる構造です。

Marketing Hub(メール配信・フォーム)

Marketing Hubでは、メール配信(月2,000件まで)・フォーム作成・チャットボットを使えます。たとえば問い合わせフォームを設置して見込み客を集め、そのままCRMに蓄積してメールを送る、という一連の流れを無料で構築できます。

Sales Hub(営業パイプライン)

Sales Hubは営業活動の管理を担い、無料版では取引パイプライン1本とミーティング予約リンクが使えます。商談の進捗をステージごとに見える化し、日程調整の往復もリンク共有で減らせます。

その他のHub(Content・Service・Data・Revenue)

残る4つのHubも基本機能を無料で利用できます。Content HubはWebページ(最大30件)やブログ(100記事まで)を作成でき、Service Hubはチケット管理とウェブチャットで問い合わせ対応を整理します。Data Hubは外部アプリケーションとのデータ同期を担い、Revenue HubはStripe決済や請求書の発行に対応します。

さらに無料版でも、AI機能のBreezeアシスタントを使ってコンテンツ生成やチャットボット作成の支援を受けられます。各Hubの無料版と有料版の詳しい機能差は、次章のHub別比較で確認できます。

無料版・14日間トライアル・有料版の違い

HubSpotには利用形態が3つあり、性質が異なります。無料版は基本機能を永年無料で使えるプラン、14日間トライアルはProfessional相当の全機能を期間限定で試せる選択肢、有料版はStarterからEnterpriseまでの月額課金プランです。

形態料金使える機能向いているケース
無料版永年無料(クレジットカード不要)各Hubの基本機能(制限あり)まず基本操作を試したい
14日間トライアル無料(期間限定・クレジットカード不要)Professional相当の全機能高度な機能を事前に確認したい
有料版月額課金(Starter〜Enterprise)プランごとに段階的に解除制限が業務の壁になってきた

無料版のアカウント登録にクレジットカードは不要で、登録後すぐにCRM機能を使い始められます。まず無料版で始めて足りなければ有料版を検討する、という進め方が基本です。

一方で、ワークフローやカスタムレポートといった高度な機能を導入前に見極めたい場合は、14日間トライアルで実際に触ってから判断できます。ただしトライアル終了後は有料プランへ移行しない限り、無料版の制限に戻る点は押さえておいてください。

HubSpot無料版と有料版の機能比較

無料版で「どこまで無料で使えて、どこから有料版が必要になるか」は、6つのHubごとに分岐点が異なります。各HubはStarter・Professional・Enterpriseと段階的に機能が広がる設計です。

全Hubに共通する無料版の制約として、フォームやメールにHubSpotロゴが表示され、レポートは基本的なものに限られます。ここからHub別に、無料版で使える範囲とStarter以降で解除される主な制限を比較します。

Smart CRM

Smart CRMは全Hubが参照する顧客データの基盤で、ここでの制限がそのまま他Hubの運用にも影響します。無料版は最大2ユーザーまで登録でき、顧客データ数は無制限で利用期限もありません(出典:HubSpot Japan株式会社「HubSpot無料CRMソフトウェア」)。

表:Smart CRM 無料版と有料版の主な差

項目
項目無料版Starter以降
ユーザー数2名まで拡張可能
ダッシュボード3件拡張可能
カスタムプロパティ10件拡張可能
HubSpotロゴ除去
権限セット・複数通貨

Starter以降ではHubSpotロゴの削除・権限セット・複数通貨対応が利用可能になります。業種固有の管理項目が多い場合、カスタムプロパティ10件の枠は早めに埋まりやすい点に注意してください。

Marketing Hub

Marketing Hubは無料版でもメール配信・フォーム・広告管理・チャットボットを使えますが、メール送信は月2,000件までで、送信するメールにはHubSpotロゴが表示されます。

項目無料版Starter以降
メール送信月2,000件マーケティングコンタクト倍率で拡張
HubSpotロゴ表示あり除去可能
フォーム自動化アクション最大10件
マルチステップワークフローProfessional以降

Starter以上ではロゴ除去・メール送信数の拡張・最大10件のフォーム自動化アクションが使えるようになります。マーケティングオートメーション目的で導入する場合、複数ステップのメール配信を自動化するワークフローは無料版で使えないため、有料プランが前提になります。

Sales Hub

Sales Hubの無料版は営業の基本管理に絞られており、取引パイプライン1件・メールテンプレート5件・追跡通知は月200件までに制限されます。商談の進捗管理を1つのパイプラインで回せるうちは無料版で足りるでしょう。

項目無料版Starter以降
取引パイプライン1件2件〜
メールテンプレート5件最大5,000件
メール追跡通知月200件無制限
セールス自動化・目標設定

Starter以降ではパイプラインの追加・テンプレート数の大幅な拡張・追跡通知の無制限化に加え、セールスの自動化や目標設定機能が使えます。複数の営業プロセスを並行管理したり、フォローアップを自動化したりしたくなった段階で有料版が必要になります。

Content Hub

Content Hubの無料版では、WebサイトページとランディングページをあわせてWebページ最大30件、ブログは100記事まで作成でき、公開したページにはHubSpotロゴが表示されます。小規模なサイトやオウンドメディアの立ち上げなら無料版でまかなえます。

項目無料版Starter以降
Webページ・LP合計30件Professionalで10,000ページ
ブログ100記事まで拡張可能
HubSpotロゴ除去・カスタムドメイン
A/Bテスト・高度なSEOProfessional以降

Starterではロゴ除去・AI画像生成・カスタムドメインが使え、Professional以降でA/Bテストや高度なSEO機能、10,000ページまでの拡張が加わります。コンテンツで本格的に集客する段階になると、上位プランの機能が効いてきます。

Service Hub

Service Hubの無料版は、チケットパイプライン1件・ウェブチャット(HubSpotロゴ付き)・ダッシュボード3件までが利用できます。問い合わせをチケット化して1つの流れで対応するところまでは無料で実施できます。

項目無料版Starter以降
チケットパイプライン1件2件〜
ウェブチャットHubSpotロゴ付きロゴ除去可能
通話500分
ナレッジベース・カスタムアンケートProfessional以降

Starterではパイプライン追加・通話機能・ロゴ除去が使え、Professional以降でナレッジベース・カスタムアンケート・ヘルプデスクの自動化が加わります。問い合わせ件数が増えて対応を体系化したい段階で有料版が視野に入ります。

Data Hub

Data Hub(旧Operations Hub)の無料版では、データ同期・アプリマーケットプレイス連携・既定のフィールドマッピングが利用できます。外部ツールとHubSpotの顧客データを自動で揃えたい場合の基本的な連携をカバーします。

項目無料版StarterProfessional以降
データ同期・アプリ連携
フィールドマッピング既定のみカスタム可能カスタム可能
Webhook・プログラマブルオートメーション

Starterでカスタムフィールドマッピングが追加され、Webhook連携やプログラマブルオートメーション、スケジュール済みワークフロートリガーはProfessional以上で提供されます。複雑なデータ処理を自動化したい段階で上位プランが必要になります。

Revenue Hub

Revenue Hub(旧Commerce Hub)の無料版では、製品ライブラリー(100件まで)・Stripe決済・請求書・決済リンク・サブスクリプション管理・シンプルな収益レポートが使えます。オンラインで代金を回収するための基本的な仕組みを無料で利用できます。

項目無料版Professional以降
製品ライブラリー100件拡張可能
Stripe決済・請求書・決済リンク
サブスクリプション管理
見積もりテンプレート・電子署名

見積もりテンプレート・電子署名・見積もりワークフローはProfessional以上で追加されます。見積書から契約締結までを一気通貫で管理したい場合に上位プランが効いてきます。

HubSpot無料版の制限事項と注意点

無料版の制限は大きく2軸に分かれます。1つはメール・ダッシュボードといった「数値上限」、もう1つは自動化不可・ロゴ除去不可・カスタムレポート不可といった「機能制約」です。

いずれも事前に把握しておかないと、運用が軌道に乗った後の手戻りが大きくなります。4つの観点で具体的に見ていきます。

1. コンタクト数・メール送信数の上限

無料版のメール送信は月2,000件、ユーザーは2名までに制限されます。

メール送信数の上限は、配信対象が増えると早い段階で課題になります。たとえば、500件の顧客に月4回メールを配信すると、それだけで月2,000件の上限に達します。

また、ユーザー数は2名までに制限されているため、営業担当者やマーケティング担当者が増えると、新たにユーザーを追加できなくなります。営業・マーケティング・カスタマーサポートなど、複数の部門でCRMを活用したい場合は、ユーザー数の上限が運用上の制約になることもあるでしょう。

2. レポート・分析機能の制約

無料版のレポートダッシュボードは最大3件で、各ダッシュボードに配置できるレポートも10件までに制限されます。標準で用意されたレポートを使う分には足りますが、独自の指標を組み合わせたカスタムレポートは作成できません。

複数Hubのデータを横断して分析したい場合や、自社独自のKPIをレポート化したい場合は、Professional以上のプランが必要になります。営業とマーケティングの数字をまたいで見たくなった時点が、レポート面での分岐点です。

3. HubSpotブランディングが表示される機能

無料版で作成するフォーム・メール・チャットウィジェット・ランディングページ・ミーティングリンクには、HubSpotロゴが表示されます。自社サイトに設置する要素にツール提供元のロゴが出るため、ブランドの統一感を保ちたい場合は気になるかもしれません。

このロゴはStarterプランへのアップグレードで除去できます。とくにクライアント向けの提案資料や顧客に見せる画面で使う場合は、ロゴ表示が信頼感に影響する場合もあるため、早めにStarterへの移行を検討する判断材料になります。

4. 自動化・ワークフロー機能の制限

無料版で使える自動化は、フォーム送信後に届く単一の自動返信メールに限られ、複数ステップを組み合わせたワークフロー(自動化)は利用できません。この制約は、MA目的で導入した担当者が失望しやすいポイントです。

具体的には、見込み客を育成するステップメール(リードナーチャリング)、取引ステージが変わったときの自動通知、リードの担当者への自動割り当ては、いずれもStarter以上の有料版の機能です。マーケティングオートメーションを本格的に運用する目的でHubSpotを導入するなら、無料版ではなく有料プランが前提になると理解しておいてください。

HubSpot無料版と他社無料CRMの比較

無料CRMはHubSpotだけではありません。同じく永年無料プランを提供するSalesforceのFree Suiteと、Zoho CRMの無料版が主な比較対象です。HubSpot(2ユーザー)・Salesforce(2ユーザー)・Zoho CRM(3ユーザー)はいずれも期限なく無料で使えますが、機能範囲・AI機能の搭載・有料版への拡張性が異なります。

項目HubSpot 無料版Salesforce Free SuiteZoho CRM 無料版
無料ユーザー数2名2名3名
AI機能BreezeアシスタントAgentforce標準搭載基本機能中心
マルチステップ自動化—(有料版)—(有料版)—(有料版)

数字の並びだけでは判断しきれないため、SalesforceとZohoそれぞれの中身を個別に見ていきます。

出典:HubSpot「HubSpot価格表」、Salesforce「Salesforceの製品価格」、Zoho CRM「Zoho CRM プラン別機能一覧

無料CRMは機能だけでなく、将来的な拡張性も重要な比較ポイントです。Salesforce Starter Suiteの概要を動画で確認したい方は、こちらをご覧ください。

Salesforce Free Suiteとの比較

HubSpot無料版の制限(自動化不可・ロゴ表示)に気づいた読者にとって、Salesforce Free Suiteは有力な比較対象です。HubSpotと同じく永年無料から始められ、AI機能を無料プランから使える点が特徴です。

項目内容
項目内容
運営会社セールスフォース・ジャパン株式会社
サービス種別CRM・顧客関係管理クラウドサービス
主な利用者層中堅・中小企業の営業・マーケティング・サービスチーム
主な機能リード・商談管理、メールマーケティング、Agentforce(AIエージェントプラットフォーム)、Slack連携
料金Free Suite 0円(2ユーザーまで永年無料)

Salesforce Free Suiteは最大2ユーザーまで永年無料で利用でき、全プランにAgentforce(AIエージェントプラットフォーム)を標準搭載しています。

HubSpotとの主な違いは、AIエージェントを無料段階から業務に組み込める点、ガイド付きオンボーディングでIT専門知識がなくても設定を進められる点、メール・チャット・電話・Slackなどマルチチャネルに対応する点です。

さらに有料のStarter Suiteは月額3,000円/ユーザーで、営業フロー・リードルーティング・ダイナミックメールマーケティングなどが使えるようになります。無料から段階的に拡張できる設計なので、成長に合わせた移行を前提に検討したい場合はSalesforce Free Suiteを確認してみてください。

中小企業のはじめてのCRMは、Salesforce

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Zoho CRM無料版との比較

もう1つの比較対象がZoho CRMの無料版です。Zoho CRM無料版は3ユーザーまで永年無料で、見込み客・ドキュメント管理などの基本機能とモバイルアプリケーションが利用できます。無料で使えるユーザー数がHubSpotより1名多い点が特徴です。

HubSpotとの主な違いは、カスタムレポートや自動メール送信といった機能が無料版では制限される点です。有料プラン(スタンダード)は1,680円/ユーザー/月から利用でき、ワークフロー・一括メール送信・売上予測が追加されます。

小規模チームで低コストに始めたい場合の選択肢になります。

無料CRMを選ぶ際の注意点

「無料だから」という理由だけでCRMを選ぶと、事業が成長した後に乗り換えを迫られ、データ移行・再学習・業務プロセスの再設計という二重の導入コストが発生します。成長後の拡張性と移行コストを基準に選ぶことが欠かせません。

前章までで見たとおり、HubSpot無料版はメール月2,000件・ユーザー2名の数値上限や、レポート制約・ブランディング表示・ワークフロー不可という機能制約を抱えます。企業が成長してリードやチームが増えると、メール配信枠の枯渇、手動対応の限界、部門横断でのデータ管理の壁が同時に表面化します。無料版のまま使い続けると、これらがそのまま業務のボトルネックになります。

そこで、成長を見越して次の判断軸で選定してください。

  • 拡張性:有料プランの機能・料金・使える範囲を事前に確認しておく。
  • データポータビリティ:無料版で蓄積した顧客データが有料版や他社CRMにスムーズに移行できるかを見落とさないこと。
  • サポート体制と学習リソース:日本語でのサポートや学習コンテンツの充実度は、CRMがチームに定着するかどうかに直結する。

この3軸(拡張性・データポータビリティ・サポート体制)で評価しておくことが、無料版で始めた後の乗り換えコストを最小化する最善の備えです。

CRMを導入すべきタイミングに迷っている場合は、次の動画も参考になります。

有料プランへのアップグレードを検討すべきタイミング

有料プランへの移行は、料金の高い・安いではなく、無料版の制限が業務のボトルネックになって機会損失を生んでいるかどうかで判断してください。制限が業務の妨げになっているかどうかが、移行判断の基準です。

ここでは、移行を検討すべき3つの典型的なシナリオを見ていきます。

1. 無料版の上限に達してマーケティング施策が制限されてきたとき

マーケティング面での移行シグナルは2つあります。メール月2,000件の上限に到達して配信を絞らざるを得なくなったとき、HubSpotロゴを除去して自社ブランドで発信したくなったときです。

これらはStarterプランへの移行で解決できます。ただし、ステップメールによるリードナーチャリングを本格的に運用したい場合は、マルチステップワークフローが使えるProfessional以上が必要になります。施策の規模に応じてプランを選び分けてください。

2. 営業チームが拡大して自動化・パイプライン管理が必要になったとき

営業面のシグナルは、ユーザー2名の上限に達してメンバーを追加できなくなったとき、1本のパイプラインでは複数の営業プロセスを管理しきれなくなったとき、手動のフォローアップが追いつかなくなったときです。営業チームが3名以上に拡大した段階が、ひとつの目安になります。

Sales Hub Starterに移行すればパイプラインの追加とセールス自動化の基本機能が使えます。さらに多数のパイプラインやカスタムレポート、チーム単位の管理が必要になれば、Professional以上を検討する段階です。

3. 他部署との連携でより高度なレポートや権限管理が必要になったとき

マーケティング・営業・サポートの連携が進むと、部門横断のカスタムレポートや、部署ごとに閲覧・編集を分ける権限管理が必要になります。複数チームで1つのCRMを運用する段階に入ったサインです。

この段階ではProfessional以上のプランが視野に入ります。同時に、部門横断で本格的にCRMを運用するなら、HubSpot内での増強だけでなく、Salesforceのように成長を前提に設計された他社CRMへの移行も選択肢に加えて比較する価値があります。

「メール配信を絞らざるを得なくなった」または「HubSpotロゴを消したい」と感じた時点が、Starterへの移行を検討するシグナルです。

将来の成長を見据えたCRMならSalesforceがおすすめ

HubSpot無料版の制限と移行タイミングを踏まえると、「成長後にどこまで1つのCRMで完結できるか」も選定基準になります。この点でSalesforceは、無料のFree Suiteから始めてStarter SuitePro Suiteへ段階的に拡張でき、事業が成長した後も同じクラウドサービスで業務を続けられる設計になっています。

Free Suite(0円・最大2ユーザー)で始め、営業機能が必要になればStarter Suite(3,000円/ユーザー/月)、さらに高度な機能が必要になればPro Suite(12,000円/ユーザー/月)へと進みます。この3段階を通じて、無料版で蓄積したデータはそのまま上位プランに引き継がれるため、移行の手戻りがありません。

もう1つの強みが、Agentforce(AIエージェントプラットフォーム)が全プランに標準搭載されている点です。追加費用なしでAIエージェントを業務に活用でき、無料段階からAIによる支援を受けられます。AI機能を無料段階から使える点は、HubSpotにはない特徴です。

導入のハードルも抑えられています。ガイド付きオンボーディングにより、IT専門知識がなくても数分でセットアップが完了し、初日から業務に活用できます。専任のIT担当がいない中小企業でも、自社主導で始められます。

無料から始めて成長に合わせて拡張し、AIも初日から使えるCRMを探しているなら、まずはSalesforce Free Suiteで実際の使い勝手を確かめてみてください。

無料プランから利用できるAgentforceについて詳しく知りたい方は、こちらの動画をご覧ください。

Salesforce CRMをずっと無料で使えます。

2ユーザーまでずっと無料。営業・サービス・マーケティングを1つのプラットフォームで管理でき、クレジットカードも不要です。

HubSpot無料版に関するよくある質問

HubSpot無料版の導入検討時によく寄せられる疑問に、まとめて回答します。

HubSpot無料版はずっと無料で使えますか?

はい、HubSpot無料版は利用期限なし・クレジットカード不要の永年無料プランです。トライアルのように期間が切れて課金が始まることはありません。ただし機能は制限されており、その詳しい範囲は本記事のHub別比較と制限事項の章で確認できます。

HubSpot無料版は何人まで使えますか?

無料版は最大2名のユーザーまで利用できます。3名以上で使う場合はStarter以上の有料プランへの移行が必要です。なお、編集権限を持たず閲覧のみを行う「表示専用シート」は無制限で共有できるため、データを見るだけのメンバーは追加のユーザー枠を消費せずに参加できます。

HubSpot無料版とトライアルはどちらから始めるべきですか?

目的で使い分けてください。CRMの基本操作を確認したいなら、期限を気にせず触れる無料版が向いています。一方、マルチステップのワークフローやカスタムレポートといった高度な機能を導入前に試したいなら、Professional相当を14日間試せるトライアルが適しています。

ただしトライアル終了後は有料プランに移行しない限り、無料版の制限に戻る点は覚えておいてください。

HubSpot無料版からSalesforceに乗り換えるとどう変わりますか?

Salesforce Free Suiteも2ユーザーまで永年無料で使え、Agentforce(AIエージェントプラットフォーム)が全プランに標準搭載されている点がHubSpot無料版との主な違いです。AIエージェントを無料段階から業務に組み込めるため、AI活用を前提に運用したい場合に効いてきます。HubSpotに蓄積した顧客データはインポート機能などを利用して移行でき、乗り換え時のデータ移行にも対応します。

具体的な機能や料金はSalesforce Free Suiteで確認できます。

本記事に掲載している各ツールの料金・機能・サービス内容は、記事執筆時点(2026年7月)の情報に基づいています。最新情報は各社の公式サイトをご確認ください。また、本記事に掲載している他社製品・サービスに関する情報は、各社の公開情報をもとに作成しています。掲載情報の完全性・正確性を保証するものではありません。各製品の詳細・正確な仕様については、各社に直接お問い合わせください。