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Microsoft CopilotからSalesforceを使うなら、Agentforce Coworkerを「入口」にしよう

Key Takeaways

This summary was created with AI and reviewed by an editor.

「Salesforce Hosted MCP Server」を使えば、Microsoft CopilotからSalesforceの機能にアクセスできます。

しかし、接続できることと、Salesforceの力を引き出せることは別の話です。検索戦略の設計、業務コンテキストの理解、専門エージェントへの振り分け……。

これらをMicrosoft側で構築するのか、Salesforceに最適化されたオーケストレーターに委ねるのか。本記事では、「Agentforce Coworker」を入口にすべき技術的な理由を解説します。

Agentforce Coworker導入は最短2分です

Agentforce Coworkerは、権限割り当てからトグルオンまで最短2分。1300のオブジェクトを持つ企業でも20分で完了した実例を含む、始め方の完全ガイドです。

Hosted MCPで接続はできる。しかし「使いこなす」には足りない

Salesforce Hosted MCP Serverを使えば、Microsoft Copilot StudioからSalesforceのデータやメタデータ、FlowApexなどの機能に安全かつ標準化された方法でアクセスできます。したがって、「Salesforceに安全につなぐ」という課題そのものは、Hosted MCPによって大きく解消されています。


しかし、Hosted MCPが提供するのはあくまでSalesforceの「能力へのアクセス」です。Microsoft Copilot StudioからMCPを利用する場合、ユーザーの要求をどのSalesforce機能に分解するか、どのツールを使い、どの情報を取得するか。その計画とオーケストレーションはMicrosoft Copilot側が担うことになります。

一方、Agentforce Coworkerに目を向けてみましょう。Agentforce Coworkerを利用すると、Salesforce固有の検索、コンテキスト理解、タスク計画、専門エージェントへのルーティングをSalesforce側が担います。

Agentforce Coworkerは「Data 360」を基盤としており、Salesforce CRMを最初から検索対象として利用でき、Salesforceの既存設定、カスタムワークフロー、メタデータ、ガバナンス、共有ルールを引き継いで動作します。

個別のSalesforce ToolをMicrosoft Copilot側で組み合わせるところから始めるのではなく、Salesforceを理解したスーパーエージェントとして利用できます。

「検索」という大きな違い

特に大きな違いが検索です。Microsoft Copilotから直接Salesforceを検索する場合、検索戦略を一から設計する必要があります。Agentforce Coworkerを利用すれば、その必要はありません。


Agentforce Coworkerの基盤となるData 360のEnterprise Searchでは、単純なレコード検索だけでなく、ユーザーの質問を理解・書き換え・拡張し、Keyword SearchとVector Searchを組み合わせたHybrid Search、Full-record Search、複数ソースをまたいだCross-rankingとRe-rankingを行います。


さらにAskモードでは、検索に特化した内部Search Agentが質問を分解し、複数の検索を並列実行しながら、Enterprise Searchと構造化クエリを組み合わせて必要な情報を取得します。

つまり、「どのオブジェクトを検索するか」「どの検索方式を使うか」「複数の結果をどう統合するか」というSalesforce固有の「検索の中身をどう組み立てるか」までネイティブに実行されるのです。

例えば、「リスクの高い商談を調べて」と頼んだら

では、Microsoft Copilot を Salesforce 検索に使うとどうなるでしょうか。

例えば Microsoft Copilotに「今四半期で最もリスクの高い商談を調べ、理由を説明して、次に取るべきアクションまで考えて」と依頼した場合、Hosted MCPを直接利用する構成では、Copilot側がSalesforceの機能を発見し、商談、活動、ケースなど必要な情報を取得し、それらを組み合わせて次のステップを判断する設計が必要になってきます。


一方、Agentforce Coworkerを利用する場合は、Salesforce固有の探索と判断を委ねることができます。Agentforce Coworker自身が複雑な依頼についてマルチステップの実行計画を作り、必要なSalesforce情報を検索した上で、さらに専門的な処理が必要になれば、適切なAgentforce Agentへ自動的にルーティングします。

Agentforce Coworkerは「何でも自分で考える巨大なAgent」というより、ユーザーの曖昧な要求を理解し、Salesforceのデータを探索し、必要な専門能力へルーティングするオーケストレーションレイヤーです。


「Hosted MCP Serverだけ」を使う場合、Salesforceの能力をどう組み合わせて仕事をするかをCopilot側が考えます。そしてその開発やチューニングは全てユーザーが行う必要があります。しかしAgentforce Coworkerを利用する場合、Salesforceの仕事そのものをAgentforce Coworkerに委任できます。ユーザーによる細かな設定は不要です。

【デモ】今日の仕事、Coworkerに頼んでみたら?

Agentforce Coworkerは検索・文脈理解・タスク計画をひとつにまとめたオーケストレーション層。実際にどう動くのか、デモで確かめられます。

Agentforce Coworkerを入口にすべき理由。それはオーケストレーション

つまり、Agentforce Coworkerを利用する価値は「MicrosoftからSalesforceを呼べる」ことではありません。

Hosted MCPがMicrosoft CopilotにSalesforceの能力へのアクセスを提供するにとどまるのに対し、Agentforce Coworkerは、Salesforceに最適化された「Retrieval、Business Context、Planning、Agent Routing」を一つのスーパーエージェントとして提供します。

Salesforce固有の検索、業務コンテキスト、専門エージェントへのルーティングをCopilot Studio側で再構築するのではなく、Salesforce側にAgentforce Coworkerという共通のオーケストレーターを置く。

CopilotやTeamsは、ユーザーが仕事を依頼するフロントエンドとして活用する。これが、Hosted MCPだけで完結させずAgentforce Coworkerを入口にすべき技術的な理由です。

Coworker相当をMicrosoft側で再現するなら。必要になるサービス群

Microsoft側で同等の仕組みを構築する場合、Copilot StudioやMicrosoft Foundry Agent Serviceを利用しAIエージェントを作成します。このエージェントはユーザーの依頼を分解・計画し、Salesforce Hosted MCP Serverなどの外部Toolを利用してCRMデータの取得やアクションを実行します。


さらにCoworkerのような高度な検索を行う場合は、Foundry IQを組み合わせることができます。Foundry IQはAzure AI SearchのAgentic Retrievalを基盤とし、複雑な質問をサブクエリに分解し、複数ソースを並列検索し、Semantic Re-rankingして結果を統合します。

その際、SalesforceデータをあらかじめMicrosoft側の検索基盤へ同期する方法だけでなく、MCPを介して外部データを検索時に取得するアーキテクチャも選択肢になるなど、検討が必要になります。


また、営業、サービス、契約など専門性の異なる処理を分離する場合には、複数の専門Agentを構築しオーケストレーションする必要があります。Agent間の連携にはA2Aを利用できます。


Salesforceを使いたいだけであれば、この構築コストは見合わないでしょう。TeamsやCopilotをフロントエンドとして利用しながらSalesforceの機能を使う場合は、Agentforce Coworkerを入口にすることをお勧めします。

【デモ】そのMCP、実際どう動くの?

Hosted MCP Serverが提供する安全な接続の仕組みを、実際のデモ映像で確認できます。記事で触れたMCPの実力を目で確かめましょう。