Service Cloud Voiceと生成AI活用により後処理時間を90%削減
リンクアンドモチベーションは、分断していた電話・CRM・メール・FAQをすべてSalesforceへ統合しました。中でも電話システムをコムデザイン社の CT-e1 に刷新し、Service Cloud Voiceと連携したことで、通話内容をOpenAIの音声認識エンジン「Whisper」でリアルタイムにテキスト化し、そのままCRMへ自動連携できるようになりました。
このテキストデータをもとにEinstein for Serviceの生成AI自動要約機能を適用した結果、従来1人あたり月50時間かかっていた応対履歴の記入作業を約90%削減しました。小山氏は「ワンクリックで応対履歴の入力が完了し、大幅な改善が実現されました」と語り、応対履歴の品質を均一化しつつ現場の負担を大きく軽減できたと振り返ります。
さらに、通話データと要約の活用により対応状況が可視化され、稼働配分や新人教育の精度も向上しました。MCEカスタマーサポートグループ リーダーの下田氏は「ダッシュボードが秘書のように次にやるべき改善の優先順位を示してくれます」と表現しています。
未来を見据えたシステム選定とAgentforceへの布石
当初は競合製品も候補に挙がりました。短期的なコストメリットやFAQ連携に強みがあったものの、部分最適の提案にとどまりました。最終的にSalesforceを選択したのは、既存CRMとの親和性、将来にわたる拡張性、そしてAgentforceを含むAI進化を前提にしたアーキテクチャを描けたからです。田沼氏は「3年・5年先を見据えた提案をしてくれたのはSalesforceだけでした」と語り、未来を照らすパートナーとしての信頼を強調しました。