白糸ハイランドウェイ

タブレット端末用に開発した専用アプリで料金集計も自動化でき、さらに道路の点検や作業連絡にSalesforceを導入し、大変便利になりました。”

— 総務部長 藤原 正浩 氏
 

全国に数十ある有料道路の中で最先端を行きたい

長野県軽井沢、言わずと知れた日本を代表するリゾート地。そこにある唯一の一般有料道路が白糸ハイランドウェイだ。全長10km、年間30万台の通行量がある。白糸の滝に訪れる観光用道路として、草津方面に抜ける近道として利用されている。民間有料道路というのは、毎年、国土交通省に通行台数の報告義務がある。1台でも齟齬があると信頼性が問われる。総務部長の藤原正浩氏は「信頼性の高いSalesforceを導入した」と語る。通行する車種や通行台数を管理、また通行料の徴収やチケットの発券、さらに道路整備などの情報共有にSalesforceを利用している。
 

モバイルで使える料金徴収専用アプリを開発

使いやすさを追求し、タブレット端末用に専用の料金徴収アプリをSalesforceで開発。以前は、印刷した通行券を渡し、車種などを台帳に記入するというアナログ方式だった。1日の締めの作業も、電卓をたたき、帳簿に書き込んで管理していた。そのすべての業務をSalesforceで電子化、一括管理できるアプリを開発。タブレット端末で操作できるようにした。その理由は「料金所はとても狭いので最初からPCではなくタブレットでと考えました」と語る藤原氏。主任の佐藤正治氏は「タブレットにしたもう1つの理由は、スタッフ一人一人にタブレットを持たせ、道路の補修工事や除雪の状況などを写真に取りSalesforceで全員と共有できる」と語る。モバイル1台で料金徴収から情報共有、情報をデータ化など、どこにも持ち出せて1台ですべてまかなえる。佐藤氏はさらにこうつぶやいた「こんな便利なものがあったらもっと早く使えばよかった」と。
また時間別、季節別、車両の種類などデータを蓄積し、利用者の動向を分析。その情報を元に地元の観光協会と季節ごとのプロモーションプランを企画している。「ダッシュボードで一目でわかりやすくグラフ化されているので、見る側の理解も早いですね」と藤原氏は目を細める。

ETCにはないFace to Faceのサービスを
お客様に提供する

「白糸ハイランドウェイは、観光有料道路です。ですからなるべくお客様と会話をするとか有用な観光情報をお伝えするなど、Face to Faceのサービスを心掛けています」と藤原氏。一般的に料金徴収システムというとETCがあげられるが、設置するのに莫大なコストがかかる。今までの設備を使いながら最新のシステムをコストをかけずに導入するのには、Salesforceが最適だった。観光有料道路のもう1つの役割は、地域を活性化させること。ただ単に通行台数を管理するだけでは、会社としての発展性がない。そこで様々なイベントを実施することで集客力アップをねらっている。例えば、白糸の滝にプロジェクションマッピングしたり、道路脇に氷柱を作りライトアップしたりとソーシャルメディアなどで拡散できるような話題づくりを行っている。
人が訪れたくなるような仕掛けを積極的に行うことで通行量を増やし、ひいては軽井沢全体の地位域活性化につながる。そのためにもSalesforceが発揮できるフィールドは無限に広がっている。「Salesforceとともに前に進んでいきたい」と語る藤原氏の目は、しっかりと未来のビジョンを捉えている。

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※ 本事例は2014年2月時点の情報です
 
 

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