最終更新日:2025.10.9

【図解】ファネルとは?意味や種類、活用方法、分析の始め方を解説

ファネルとは、顧客が商品やサービスを認知してから購入に至るまでの行動をフェーズに分類し、モデル化したもので、マーケティングファネルやセールスファネルと呼ばれることもあります。ファネルの意味や種類、分析・活用方法まで解説します。

ファネルを軸に成果を最大化する、BtoBデジタルマーケティングの 『勝ちパターン』

サイトの作り方から誘導方法、メルマガ配信に至るまでBtoBデジタルマーケティングの『勝ちパターン』を解説。

マーケターのトレンドを理解する
マーケティング最新事情

世界各国約5,000人のマーケターから得たインサイトから、AI、データ、パーソナライズのトレンドを探ります。今日のマーケターは、以下の課題にどのように取り組んでいるのでしょうか。

  • 統合データ戦略の構築
  • 大規模なパーソナライズの提供
  • ロイヤルティとアカウントベースのエンゲージメントの推進
  • AIへの投資と実装

表:ファネルの種類

ファネルの種類 概要
パーチェスファネル 認知から購入までの心理変化を表したファネル
インフルエンスファネル 顧客がほかの顧客の購買行動に与える影響を表したファネル
ダブルファネル 購入前から購入後までの一連の行動を表したファネル
図:パーチェスファネル「AIDMA」

表:AIDMA

AIDMA 詳細
A:Attention(認知) 商品やサービスを認知する
I:Interest(興味) 商品やサービスに興味を持つ
D:Desire(欲求) 商品やサービスへの欲求を高める
M:Memory(記憶) 商品やサービスを記憶に残す
A:Action(行動) 購入する
図:インフルエンスファネルのフェーズ

表:インフルエンスファネルのフェーズ

段階 詳細
継続 商品やサービスの購入や利用を継続する
好意・愛着 ブランドに対するファン化が進み、信頼が醸成される
共有・紹介 商品やサービスをほかの人に共有・紹介する
発信 商品やサービスについて自ら情報を発信し、ほかの人に影響を与える
図:ダブルファネル

表:商品を認知からゴールまでのプロセス段階

※この段階は、自社のビジネスモデルに合わせて定義することが重要です。

段階 詳細
1.認知 広告やブログ記事で自社サービスを知る
2.興味・関心 Webサイトを訪問し、サービス詳細ページを読む
3.比較・検討 サービスに関する資料をダウンロードする
4.商談・契約 問い合わせ後、営業担当者と商談し契約する

表:指標(KPI: 重要業績評価指標)

KPI 詳細
1.認知段階のKPI 広告の表示回数、Webサイトへのアクセス数
2.興味・関心段階のKPI 資料ダウンロードページへの遷移率
3.比較・検討段階のKPI 資料のダウンロード数、ダウンロード率(CVR)
4.商談・契約段階のKPI 問い合わせ数、商談化率、受注率

表:仮説と改善施策

仮説 ダウンロードボタン(CTA)が目立たないのではないか?
施策 ボタンの色やサイズ、文言を変更し、ABテストを実施する。

表:ファネル管理に有効なツール

ツール 内容
MA リード(見込み顧客)の管理やスコアリング、分析レポートといった機能を備えており、マーケティング活動のサポートを得意とする
SFA 顧客情報や営業ステータスの一元管理、営業メンバーの行動管理、売上管理や予測といった機能を備えており、営業活動の効率化を得意とする
CRM 自社と顧客との関係性を主軸とした顧客情報の管理を得意とする

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