桃の館


"あらゆる社内情報が集まるChatterは、品切れによる販売機会損失や鮮度低下による廃棄ロスを最小に抑える効率的な店舗運営を支えてくれています。"

— 専務取締役 髙井 栄治 氏

本社と店舗、工場のリアルタイムな情報共有で
無駄のない経営や商品開発、より良い店づくりが可能に

電話やFAXを使った情報共有では
繁忙期を乗り切ることが困難に

株式会社桃の館(以下、桃の館)は、欧風高級菓子や洋生菓子、デザート菓子、和生菓子などを企画・開発・製造し、「桃花亭」ブランドで販売する菓子メーカーだ。同社専務取締役髙井栄治氏は、「昨年まで、どの商品が、どの店舗で、いつ、どれだけ売れたかの情報は本部のPOSサーバから、各店舗へとFAXしていました。店舗責任者は、自らの発注を他店舗と比較できないため、それが最適であるか検証できないという課題がありました」と語る。さらに、繁忙期は各店舗スタッフが接客に忙殺され、本部や工場からの電話やFAXに対応できなかった。髙井氏は、「繁忙期は品切れによる販売機会損失が増えます。この問題を解決するため、販売実績や在庫などの情報を迅速に共有できるシステムが必要になりました」と話す。

情報共有の成果をすぐに得るために
直感的に利用できるChatterを採用

Salesforceの導入を決めたのは、セキュアな環境下でライトな社内コミュニケーションを実現できるChatterに問題解決の可能性を見出したためだ。店舗でヒアリングしたお客様の声を迅速に共有し、商品開発にフィードバックできそうだと判断できたことも大きかった。髙井氏は、「コスト的にも、導入後すぐ定量的な成果を得られないシステムなら採用していません。直感的に利用できるChatterを入り口とし、情報共有の仕組みとしてうまく定着したタイミングでSalesforceの機能を拡張していく構想を描きました」と語る。

市場調査情報もiPhoneを利用して
写真付きでアップし、即座に店舗改善に生かす

Chatterの利用で社内のコミュニケーションが活発になるにつれ、具体的な成果も現れた。たとえば、各店舗スタッフは別店舗の発注情報や売上実績をChatterで把握し、商品廃棄という損失を最小に抑える店舗運営を目指せるようになった。本部でも、店舗や工場からの報告をリアルタイムに受けられるようになり、お客様の声を迅速に商品開発にフィードバックできるようになった。髙井氏も自ら他の店舗に出向き、商品や店内のレイアウト、装飾をiPhoneで撮影し、Chatterに投稿。店舗スタッフは商品をより魅力的に見せる店舗レイアウトを日々追求できるようになった。また商品が店舗に到着したときに荷崩れしていたケースでは、店舗側が写真をChatterに投稿。荷積みした工場とChatter上で議論し、二度同じ失敗を繰り返さない対策を実行した。

販売実績情報から、お客様ニーズまですべて
一元管理することで、さらに売上アップへ

さらに同社では、各店舗から工場への発注を行う仕組みを Salesforceで構築し、稼働させた。元々優れた発注をする店舗の発注情報を知りたい、という現場からのニーズがあったが、Salesforceを見ればすぐにわかるようになった。髙井氏は、「同系店舗の販売実績情報や発注情報、さらにチラシ配布や広告出稿情報、さらにお客様のニーズは、すべてSalesforceとChatterに入っていますから、数多くの情報から効果的な発注を行えるようになりました」と語る。

今後は、顧客と購買履歴、累計購買金額などを関連づけて分析することで顧客をセグメント化し、イベントや商品に興味のありそうな客層を高精度に予測するための仕組みを構築したいと考えている。髙井氏は、「この仕組みはPOSシステムとSalesforceの連携によって実現しようとしています。さらに、基幹システムの在庫管理機能などもSalesforceに移管する計画です。今後Salesforceの利用を本格化すれば、売上向上という大きな果実を手に入れられると確信しています」と話している。

ソリューション、業種別ビジネスのソーシャル化事例を見る ›

桃の館
桃の館
導入製品 - 桃の館