流体計画


"当社のような中小企業では、システムの自社開発どころかサーバ管理すら大き な負担ですが、Salesforceなら即日利用でき、自社の業務に合わせて自分 たちでカスタマイズできるので、すでに当社の強力な武器になっています。"

— 代表取締役 山田 英樹 氏

建築業界独特の業務フローに対応させ、稟議の仕組みを可視化
事業も“下請け”から“元請け”主体へと躍進

商談と活動履歴を効率的に管理するため
Salesforce導入へ

京都を拠点に幅広い建築サービスを展開する流体計画株式会社は、創業以来、住宅の新築・リフォームだけでなく、水周りの修繕といった身の回りの小さな案件も積極的に受注。各現場に電話でスケジュール等を確認し、従業員に追加案件を割り当ててきた。やがて、15名の担当スタッフに対して案件数が年間1,000件を超えると、従来のやり方は限界に達し、同社はグループウェアを導入。「実際には、単純なスケジュール管理しかできず、割り当てミスや漏れが発生。リピーターにも、過去の担当者を割り当てたいが、活動履歴がわからないといった状態でした」(代表取締役・山田英樹氏)そこで同社は、2006年1月、Salesforceを導入した。
「中小企業は、専任のIT技術者など置けず、システムの自社開発やサーバ管理などが難しい。その点、Salesforceなら、ソフトやハードの導入が不要なうえ、ITに不慣れな者でもカスタマイズができる」と、山田氏は選定の理由を振り返る。
以降、仕事の依頼はSalesforceから登録。メールでも全スタッフに情報共有されるので、外出先でも携帯電話から確認ができる。スケジュールや活動履歴で仕事を割り当てることで、業務が大幅に効率化できた。また、1年半後には高精度の予実管理を実現し、融資や投資の審査をクリアするなど、対外的な評価も高めていった。

建築業界の実態に即して
業務フローを自社仕様にカスタマイズ

業務効率化に手応えを感じた山田氏は、次のステップとして、自社仕様に合わせたカスタマイズに着手した。「建築業界特有の、営業、プランニング、見積、契約、施工といったさまざまな工程を一元的に管理できたらと思い、実態に即した形でカスタマイズしました。その結果、各自の売上や目標も可視化され、従業員のやる気も向上しました」。
一方、建築現場では、下請けへの発注や、材料の注文などを、担当者個人の感覚に頼っていたため、発注段階で想定した粗利が大きくズレることがあった。そこで同社では、提出見積金額の承認をSalesforce上で行うことで、稟議の流れを可視化した。
「想定の原価の範疇で交渉することで仕事は健全に回るし、従業員の目標達成意識も形成されます。我々の将来像を考えた場合、事業主体を修繕中心の「下請け」から、生活者と直接仕事を行う「元請け」の方向に転換していかないと成長は難しい。そんな危機感から社内ワークフローの再構築に取り組みました」と、山田氏。その結果、2006年前後は下請け業務が全体の約70%を占めていたが、現在では元請け98%の企業に転換し、受注額も大幅アップするなど成功を遂げている。

Chatterの導入で、業務のスピードアップと
社内コラボレーションも向上

さらに同社では、Chatterを導入し、社内コラボレーションの向上も果たしている。それまでは社内業務のやり取りは電話やメールが中心だったが、Chatter導入後は、リアルタイムに社員全員が見える形での情報共有ができるように。外からもモバイルで簡単に使えて、大幅な時間短縮と受発注の精度向上につながった。最後に山田氏は、自身の決意とともに今後の展開を次のように締めくくった。
「元請け主体の企業に転換できた今、古き良きものを大事にしていきたいという思いがより強くなってきました。土地柄、歴史的に価値ある建築物も多いので、日々の業務を通じてそれらの保全に貢献できるのは幸せなことだと感じています。先端のクラウドコンピューティングを駆使しつつも、温故知新の心を忘れない。このスタンスで、今後も新しい仕事に挑戦していくつもりです」。

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