Data 360とは?
Data 360(旧Data Cloud)は、Salesforceにネイティブに組み込まれた唯一のデータエンジンです。信頼できるデータをどのアプリやAIエージェントでも自在に活用できるようにします。
Data 360(旧Data Cloud)は、Salesforceにネイティブに組み込まれた唯一のデータエンジンです。信頼できるデータをどのアプリやAIエージェントでも自在に活用できるようにします。
Data 360(旧Data Cloud)は、Salesforceにネイティブに組み込まれたアクティベーションエンジンです。信頼できるデータをあらゆる場所で活用できるよう設計されています。ゼロコピー統合により、すべてのエンタープライズデータをデータの移動なしですぐに使える状態に整えます。Data 360は、顧客の全体像を1つにまとめ、ワークフロー、意思決定、アナリティクスを強化します。さらに、データに文脈とインサイトを付与することで、Agentforceがその力を最大限に発揮できるようにします。
その結果は、まさに変革です。ウェアハウスに眠る何兆ものレコード、つまり製品から流れるシグナルが閉ざされることなく、リアルタイムであらゆる顧客接点を支えているとしたらどうでしょう。それは、顧客の行動と企業の対応の間に遅れがなくなるということ。チームを遅らせる分断されたパイプラインもなくなり、チャンスを逃すこともありません。その代わりに、すべてのエンゲージメント、すべてのワークフロー、すべてのAIエージェントが、エンタープライズデータの深い力を必要な瞬間に活用できるようになります。これこそが、Data 360が可能にすることです。
データテクノロジーは急速に進化してきました。初期の記録システムからリレーショナルデータベース、クラウドデータウェアハウス、そして現在のデータレイクへと発展しています。しかし、根本的な課題は依然として残っています。データを「理解すること」と「効果的に活用すること」の間には大きなギャップがあるのです。驚くべきことに、世界中のビジネスリーダーの94%が、自社のデータを十分に活用できていないと感じています。
複雑さこそが課題の核心です。多くの企業は1,000ものアプリケーションを抱えていますが、そのうち70%はつながっておらず、分断されたデータエコシステムを生み出しています。その結果、日常のワークフローやAIアプリケーションでデータを活用できない状況に陥っています。実際、企業における生成AIパイロットの95%
が失敗しています。その理由は、システムが文脈や信頼できるインプットに欠けているからです。これは相互に関連する2つの問題に起因しています。ひとつは、データがサイロに分断されていること。もうひとつは、従来のAI処理手法では膨大な非構造化エンタープライズデータを理解できず、AIエージェントから信頼性の高い結果が得られないことです。
解決策はData 360です。Data 360は、ウェアハウスからデータレイクまであらゆるデータソースを統合し、企業のチームがすでに使っているアプリケーションやワークフローに直接接続することで、データ活用をシンプルにします。さらに重要なのは、Data 360が、レポートやメールといった非構造化ドキュメントを処理できるインテリジェンスを備えている点です。複雑なコンテンツから、AIエージェントが実際に活用できる明確で構造化されたインサイトを引き出します。統合され、さらに強化されたナレッジを構造化データと並行して直接取り込むことで、ビジネスチームは企業のあらゆる情報にもとづいて容易にアクションを起こせるようになります。その結果、新しい強力なユースケースを生み出し、顧客満足度と企業全体のオペレーションを大きく向上させることが可能になります。
Data 360はマーケティング担当者にとってNo.1のCDPですが、その活用範囲はデータを基盤とするあらゆるビジネス機能に及びます。従来、顧客データプラットフォーム(CDP)は主にマーケティングチームが利用するソリューションでした。しかしData 360は、Salesforceおよびそのメタデータフレームワークと深く連携されています。この連携によって、マーケティング、サービス、営業、コマースに携わるあらゆる人材とAIエージェントが、Salesforceアプリケーション全体ですぐに活用できる、信頼性の高い統合顧客データの基盤を手に入れることができます。
しかし、Data 360のデータ活用力はSalesforceのネイティブアプリケーションをはるかに超えています。Data 360はゼロコピー基盤の上に構築されているため、Salesforce内のどこでも、あらゆるデータをすぐに活用できます。ゼロコピーによって、構造化データ、非構造化データを問わず、あらゆるソースからデータをSalesforceに取り込めるようになります。これには、これまでデータレイクやウェアハウスに閉じ込められていたデータも含まれます。取り込まれたデータは、自動化、アナリティクス、顧客パーソナライズを強力に支える基盤となります。
つまり、Agentforce Marketing、Agentforce Sales、Agentforce Serviceなど日常的に使うアプリケーションの中で、Salesforceの外に存在するすべてのデータがより簡単に活用できるようになります。しかも、複雑で高額なデータパイプラインに投資し、それを維持する必要はありません。
Data 360は、Agentforce 360 Platform全体に存在するデータを解放し、自動化、パーソナライズ、そして信頼できるAIを強化・拡張する力に変えます。
統合データの基盤を築き、自動化、より良い意思決定、そしてインテリジェントなAIエージェントを実現
Data 360のプレビルドコネクターとゼロコピーパートナーネットワークを使用すれば、どこに存在するデータもAgentforce 360 Platformに取り込むことができます。さらに、Data 360のSalesforceネイティブコネクターを利用すれば、Agentforce MarketingやAgentforce Serviceなど、すべてのCustomer 360アプリケーションからデータを引き込むことが可能です。こうしたデータがすべて集約され、顧客とビジネスに関する信頼できる唯一の情報源が構築されます。
ゼロコピー、プレビルドコネクター、非構造化データ向けベクトルデータベースによって、Data 360はあらゆる場所のあらゆるデータをSalesforceに集約
すべてのデータをData 360に集約すれば、それらを調整して一体化し、顧客ごとに1つの包括的なレコードを作成できます。なぜなら、Data 360を通じて、Salesforceのメタデータフレームワークと連携された統一モデルにすべてのデータをマッピングできるからです。メタデータとは、データがどのように機能するかを記述するものです。たとえば他のデータとの関連性や、Salesforce内での利用方法などを示します。Salesforceでは、これが「取引先」や「取引先責任者」といったオブジェクトとして表され、さらに「取引先名」や「業種」といったフィールドで詳細が記述されます。このメタデータフレームワークとの連携により、すべてのデータが整理され、顧客ごとに1つの統合ビューが構築され、Salesforce上のチームが容易に扱えるようになります。
Salesforceの統合メタデータフレームワークで構築するCustomer 360
Salesforceに取り込まれるすべてのデータは、スケールに応じたポリシー適用によって保護され、パブリックインターネットにさらされることなく、適切な人に適切なタイミングで正しいアクセス権が付与される必要があります。そのため、Salesforceは構造化データと非構造化データの両方にまたがってガバナンスを連携させるための複数のツールを備え、エコシステム全体で信頼性とコンプライアンスを確保しています。ユーザーは、統合データやメタデータのタグ付けや分類を自動化できるため、Agentforce、アナリティクス、セグメンテーションにわたってポリシーベースのガバナンスを容易に適用できます。さらに、わずか数クリックでポリシーを作成、管理し、一貫して適用することで、すべてのデータソースにわたって一貫したデータアクセスを保証できます。また、Data 360はデータマスキングやセキュアでプライベートな接続によって機密情報を保護するとともに、暗号鍵管理の柔軟性も備えています。
AI対応ツールでポリシーの分類、定義、適用を支援し、データガバナンスを実現
Data 360は、統合データを強化するために計算済みインサイト、セグメント、予測的モデルを作成でき、意思決定の高度化や組織内の自動化を推進します。Data 360のSalesforceとのネイティブ連携により、Data 360で取得したすべてのデータやインサイトは、取引先や取引先責任者プロファイルなどのオブジェクトレコード上に直接表示できます。さらに、フロービルダーを活用し、Data 360のデータにもとづいてイベントやアクションを動的に実施することで、チームの貴重な時間を節約できます。そして今、Data 360の1秒未満で反応する「サブセカンドリアルタイムレイヤー」により、チームはこれまで以上に迅速かつデータにもとづいたアクションを実行できます。
Agentforce 360 Platform全体のあらゆるデータにもとづいてアクションを実行

Agentforce 360 Platform全体のあらゆるデータにもとづいてアクションを実行
Data 360はAgentforceの中核であり、Salesforceのコネクターエコシステムを通じて200を超えるソースの構造化・非構造化データをリアルタイムに連携させます。取り込まれたデータは変換され、インデックス付けされて、Agentforceの統合基盤を形成します。検索拡張生成(RAG)とData 360のノーコードリトリーバー(ノーコードでデータを検索・取得する仕組み)を活用することで、このデータはプロンプトテンプレートやフローオートメーションから直接利用可能です。ユーザーはフィルターやランキングを用いて取得方法を調整し、必要な詳細レベルを確保できます。これらのノーコードリトリーバーにより、迅速な開発、確かなデータ品質、そして幅広いユーザーが使える利便性が実現します。しかも、そのすべてがアクセス管理とコンプライアンスを保証するセキュアなガバナンスプラットフォームの中で提供されます。
AIエージェントの時代はすでに到来しています。しかし、断片化されたデータがビジネスの成長を阻んでいます。Data 360がすべてのデータの可能性を引き出し、Customer 360アプリやAgentforce、そしてリアルタイムのインサイトを通じて、インテリジェントなアクションを可能にする様子をご紹介します。
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Salesforceをすでにお使いのお客様は、『Data 360入門ガイド』(英語)にアクセスできます。
Data 360の料金は、従量課金制となっています。利用したサービスの分だけのお支払いとなります。
Data 360を利用すると、Salesforce上のすべてのデータを統合できます。複雑なデータパイプラインを構築する必要はありません。あらゆるSalesforce Cloudのすべてのデータにもとづいて行動し、お持ちのデータを基盤とした信頼できるAIソリューションを実現できます。
Salesforceのお客様は、制限付きのストレージと消費クレジットで、Data 360を無料で利用開始できます。詳細を確認し、利用を開始するには、入門ガイドのページをご覧ください。
Salesforce Data 360は単なるCustomer Data Platform(CDP)以上の存在です。顧客データを収集、統合し、利用可能にして、永続的な「Customer 360」プロファイルを構築します。さらに、従来のCDPを超え、マーケティングだけでなく営業、サービス、コマース全体において、リアルタイムデータとAIを活用したインサイトの原動力となります。