Salesforceでの顧客の使用履歴の詳細を確認しているカスタマーサービス担当者。
サービス

類似するケースの検索と要約

お客様から問い合わせを受けたときに、過去のデータから同じようなケースを見つけ、その解決策を参考にすれば、問題を短時間で解決できるでしょう。AIが過去のケースの要約を作成してくれるので、それを見ながらお客様サポートを行います。

Einstein Copilotがカスタマーサービスケースのバッチの要約を指示するプロンプトを受け取っている様子を示すチャットウィンドウ。
Copilotアクション:カスタム

類似するケースの要約を作成

概要
顧客サービス部門のオペレーターとスーパーバイザーは、新しくて重要性も高いケースの情報を大枠で把握しておく必要があります。それにより、問い合わせの傾向が見えてくるからです。Copilotを使えば、特定の条件にもとづいて、ケースの解決方法を要約できます。

アクション種別
プロンプト

参照するオブジェクト

データソース
CRM、Flow

使い方

  1. 「今日の重大な障害がどのように解決されましたか?」、「優先度の高いケースはどのような内容でしたか?」などと質問して、アクションを呼び出します。
Einstein Copilotが類似のカスタマーサービスケースを要約するように指示されている様子を示すチャットウィンドウ。
プロンプトテンプレート:カスタム

ケース解決のスピードアップ

概要
対応中の問い合わせに似たケースを探したり、ナレッジベースから関連情報を集めたりするのは、とても手間がかかります。Data Cloudのベクトルデータベースを活用すれば、すべてのケースとナレッジベースにインデックスを付けられます。その後、的確なプロンプトで、LLMに類似ケースやナレッジ記事の解決手順を提示するよう指示します。

アクション種別
プロンプト

参照するオブジェクト
ケース

データソース
CRM、Flow

使い方

  1. ケースデータモデルオブジェクト(DMO)に検索インデックスを作成します。
  2. セマンティック検索クエリをホストするApexクラスを作成します。
  3. Apexクラスから類似するケースレコードを取得するプロンプトテンプレートを作成します。
  4. プロンプトを呼び出してクリック可能なケースオブジェクトとして結果を表示するフローを作成します。
  5. フローを開始して質問に回答するCopilotアクションを作成します。
  6. 「類似したケースを教えて」、「ケースの解決方法を提案して」、「同じようなケースはありますか」といったフレーズで、アクションを呼び出します。

この活用例はあくまでも参考例です。カスタムのCopilotアクションには、追加のフロー、プロンプト、Apexの開発が必要になります。Copilotのプロダクトおよび開発チームは、カスタムアクションの実装・保守・パフォーマンスの責任は負いません。意図した結果を得るには、Salesforce認定の資格を持つ開発者、またはコンサルタントに相談することをおすすめします。

[Prompt Template Text]入力ウィンドウ。
Copilotアクション:カスタム

ケースの分類

概要
メールやWebフォームといった、非同期チャネルからの問い合わせを最初に受け付けます。生成AIが、ケースの「理由」を判断し、問い合わせのセンチメントスコアも設定します。

テンプレート種別
Flex

参照するオブジェクト
ケース

データソース
CRM、Flow

使い方

  1. 下記のプロンプト例を使って新たにテンプレートを作成し、必要なデータを追加します。
  2. Flexテンプレートは、Lightningページ、Flow、Copilotに実装できます。
プロンプトビルダーのプロンプト例に手をかけるSalesforce Einsteinのマスコット。

思いどおりのソリューションを作成できます

ニーズに合わせてプロンプトを作成し、業務に活かす方法を紹介します。