デジタルと直販の融合で営業力を強化

データ活用が導く次世代の動物用医療品ビジネス

概要

日本全薬工業はSalesforceの導入でECと営業を統合し直販体制を強化。データ活用で営業を高度化し、月約500時間の業務削減を見込んでいます。

企業情報

日本全薬工業(ゼノアック)は1946年に設立された、動物用医薬品市場のリーディングカンパニーです。産業動物やコンパニオンアニマル向けの製品において、研究開発から製造、販売までを一貫して手掛けています。福島を拠点の中心に日本全国へ幅広い販売網を展開しており、業界でも珍しい独自の「直販体制」を強みとしています。

成果

90 %
オンライン受注比率の目標
500 時間
月間受注業務の削減見込み時間
度重なるシステム改修によるコスト増大とベンダーサポートの限界

旧ECシステムは度重なる機能改修によって、運用や改修にかかる費用の負担が増大していました。また、システムが複雑化していたことで外部のサポート運用も難航しがちになり、システムの維持管理そのものに大きな課題を抱えていました。

パフォーマンス不足とモバイル非対応による顧客満足度の低下

旧システムでは、動作や処理の遅延が発生しており、業務効率の悪化だけでなく顧客満足度の低下を招いていました。さらに、モバイル画面からの利用が非推奨となっていたため、ユーザーの利便性に欠ける状態が続いていました。

営業とECの情報分断により活かしきれない「直販体制」

営業部門とEC部門の間で情報連携が不十分であり、顧客のデータが分断されていました。これにより、業界でも珍しい同社の最大の強みである「直販体制」を販売活動に十分に活かすことができず、大きな機会損失を生んでいました。

営業・EC・CRMのシームレスな融合による「直販体制」の強化

Salesforceの導入により、分断されていた営業、EC、CRMをシームレスに情報連携させることに成功しました。直販体制の強みをデジタル技術で活かし、マーケティング・営業・受注のプロセスを連携させることで、他社には真似できない独自の価値を創出しています。

顧客データを起点とした「アクションサイクル」の確立

顧客がECサイトでどの療法食ページを閲覧したか、どのようなセミナーを視聴したかといった情報がCRM上に可視化されました。営業担当者は訪問前に顧客の潜在的なニーズを把握できるようになり、データに基づいた効果的なアプローチと振り返りを行う「アクションサイクル」を確立しています。

標準機能と高い拡張性を活かした持続可能なシステム運用

過剰なカスタマイズを廃止し、Salesforceの標準機能を最大限に活用することで、将来にわたって維持可能なシステム基盤を構築しました。年3回のバージョンアップなど柔軟な機能追加が可能となり、時代や顧客の変化にいち早く適応できる拡張性の高いシステムへと刷新されています。

本来、当社の強みである直販体制で情報を持っていることは大きな武器です。デジタルを活用して連携させていくことで相乗効果が生まれ、時代の変化にも対応しながら生産性向上へと繋がっていくような、どんどんアップグレードしていくイメージを描けたことが選定の大きな決め手でした。

八鍬 文彰 氏
日本全薬工業 株式会社, 執行役員 CA営業本部 CA営業本部長

システム選定において、Salesforceは「機能性」「システム適合性」「企業性」「将来性」といった項目で他社を上回る評価を獲得しました。単なるECサイトの刷新にとどまらず、営業活動や顧客接点全体を変革できるプラットフォームとしての「将来性」と、他システムとの連携やAI等の新技術を取り入れながら時代に合わせて成長できる「拡張性」が高く評価されました。また、ガバメントクラウドとしての運用実績もある「企業信頼性」に加え、自社でもSalesforceを活用している開発パートナーが担当することになったことも、プロジェクトへの大きな安心感に繋がっています。