営業ツールおすすめ10選を徹底比較!選び方や導入ステップも解説
最新の営業ツールおすすめ10選を、SFA・CRM・名刺管理などタイプ別に徹底比較。機能・料金を一覧表で確認できます。
最新の営業ツールおすすめ10選を、SFA・CRM・名刺管理などタイプ別に徹底比較。機能・料金を一覧表で確認できます。
営業ツールは、SFA・CRM・MA・名刺管理・社内業務効率化という目的別の5つのカテゴリに分かれます。数が多く、どれを選べばよいか迷ったときは、製品を横並びで比べる前に「自社の営業のどこに課題があるか」からカテゴリを絞り込むのが選定の基本です。
各カテゴリの代表的な製品には、無料プランや月額数千円から使える低価格プランもそろっています。Excel管理に限界を感じている5〜30名規模の営業チームでも、スモールスタートで導入できます。
この記事では、営業ツールの種類と役割を整理したうえで、カテゴリ別のおすすめ10選と失敗しない選び方、導入ステップまでを解説します。
営業・サービス・マーケティングをオールインワンで。AI搭載のCRMで、顧客管理をスモールスタートできます。
営業ツールとは、SFA・CRM・MAなど、営業活動の効率化や可視化を目的としたITシステムの総称です。「セールステック」や「営業DXツール」とも呼ばれ、商談管理ツール・営業支援システムを含む広義のカテゴリを指します。
具体的には、案件の進捗管理、顧客情報の共有、見込み客への自動アプローチなど、担当する業務によっていくつもの種類に分かれています。近年はAIエージェントを活用して営業担当者の作業を自動化する製品が増え、入力・報告業務を省力化し、担当者が戦略的な顧客対応に集中できる環境が整いつつあります。
導入が求められる背景には、営業担当者が事務作業や情報検索に時間を取られ、本来の顧客対応に集中できていない状況があります。案件情報が個人のExcelや頭の中に留まると、担当者が不在のときに進捗が誰にも分からなくなり、退職や異動のたびに顧客との関係が途切れかねません。こうした属人化を防ぎ、営業が顧客と向き合う時間を増やすために、ツールによる情報の一元化が必要になります。
営業ツールはSFA・CRM・MA・名刺管理・社内業務効率化の5つのカテゴリに分かれ、それぞれ解決できる課題が異なります。「営業プロセスを可視化したい」「顧客情報を部門で共有したい」「見込み客を増やしたい」など、まずは自社が現在最も課題に感じていることに対応するカテゴリから絞り込んでください。
SFA(Sales Force Automation=営業支援システム)は、商談の進捗管理・活動記録・売上予測を1か所にまとめる仕組みです。どの案件がどの段階にあり、次に何をすべきかがチーム全員に見える状態を作ります。
解決するのは、営業の属人化と進捗の不透明さです。案件情報が担当者個人に閉じていると、マネージャーは状況を把握できず、成績の良い担当者のノウハウも共有されません。SFAで活動を記録・可視化すれば、進捗のボトルネックが早期に見え、対応の遅れを防げます。
CRM(Customer Relationship Management=顧客関係管理)は、顧客の基本情報・購買履歴・対応履歴を一元管理し、部門をまたいで最新の顧客状況を共有できるツールです。営業・サポート・マーケティングが同じ顧客データを見ながら動けます。
SFAが「営業プロセスの管理」に重点を置くのに対し、CRMは「顧客との関係を長期的に育てる」ことに重点があります。両者は機能が重なることが多く、実際にはSFAとCRMを兼ね備えた製品も少なくありません。継続的な関係構築やリピート受注を強めたいなら、CRMの視点が欠かせません。
CRMの基本的な役割や仕組みについては、以下の動画でもわかりやすく解説しています。
MA(Marketing Automation=マーケティングオートメーション)は、見込み客のスコアリングやメール配信を自動で行います。Webサイトの閲覧や資料ダウンロードなどの行動をもとに、見込み客の関心度を点数化します。
MAが解決するのは、商談数の不足とリード育成の非効率です。関心が高まったリードを自動で見極めて営業に引き渡せるため、営業は温度感の高い相手から優先的にアプローチでき、商談の確度を高められます。
名刺管理ツールは、紙の名刺をOCR(画像から文字を読み取る技術)でデジタル化し、クラウドで組織全体に共有します。スキャンした名刺データはSFA/CRMと連携でき、誰がどの企業とつながっているかを一覧で確認できます。
実務上の大きなメリットは、人脈が個人資産から組織資産に変わる点です。担当者が異動・退職しても、蓄積された名刺情報と接点の履歴が組織に残るため、引き継ぎのたびに人脈がリセットされることを防げます。
業務効率化ツールが受け持つのは、日報作成・議事録作成・社内申請といった営業の周辺業務です。SFA・CRM・MAが営業プロセスそのものを扱うのに対し、業務効率化ツールは個別業務の省力化に特化します。
具体的には、ノーコードで日報や案件管理のアプリを作れる業務アプリ、オンライン商談を録画・文字起こしする商談記録AI、着信と顧客情報を連携するCTIなどがあります。近年はAIによる議事録の自動生成やデータ入力の自動化が進み、営業担当者が手を動かす時間を減らして顧客対応に振り向けられるようになっています。
SFAの代表格は、AIを組み込んだ統合型のAgentforce Sales(旧Sales Cloud)と、現場の入力しやすさを重視したMazrica Salesです。
顧客管理から案件管理まで一気通貫でカバーしたいなら、SalesforceのSFAであるAgentforce Salesが有力な候補です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社セールスフォース・ジャパン |
| サービス種別 | SFA(営業支援システム) |
| 主な利用者層 | スタートアップ〜大企業 |
| 主な機能 | 案件管理、活動記録、売上予測、AIエージェント(Agentforce)による自動化 |
| 料金 | Enterpriseエディション:月額21,000円/ユーザー〜 |
Agentforce Salesは、案件管理・活動記録・売上予測を1つにまとめた統合型のSFAです。Enterpriseエディションは月額21,000円/ユーザー(税抜・年間契約)から利用できます。
特徴は、営業活動の記録から次のアクションの提案までをAIエージェントが支援する点です。顧客情報の要約やメール下書きの作成をAgentforceが肩代わりするため、入力や事務作業に取られていた時間を顧客対応に回せます。
(参考:Salesforce公式サイト)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社マツリカ |
| サービス種別 | SFA(営業支援システム) |
| 主な利用者層 | 中小・中堅企業 |
| 主な機能 | 案件管理、活動記録、AIによる受注予測、240万社以上の企業データベース |
| 料金 | ・Starter:月額6,500円 ・Growth:月額12,500円 ・Unlimited:月額18,500円 |
Mazrica Salesは、株式会社マツリカが提供するSFA/CRMです。240万社以上の企業データベースとAIアシスタント機能を備えます。Starterプランは月額6,500円で、契約は10ID(月額65,000円)から受け付けています。
直感的な画面設計で、案件をカード形式でドラッグしながら進捗を動かせるなど、入力の負担を抑えた作りが特徴です。営業がツールを敬遠して形骸化する事態を避けたいチームに向いています。
(参考:Mazrica Sales公式サイト)
無料プランから始められて中小企業が導入しやすいCRMを2製品紹介します。段階的に拡張できるSalesforce Starter Suiteと、CRM機能を永年無料で使えるHubSpot CRMです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社セールスフォース・ジャパン |
| サービス種別 | CRM(顧客管理システム) |
| 主な利用者層 | 小規模〜中小企業 |
| 主な機能 | 顧客管理、案件管理、レポート、メールマーケティング |
| 料金 | ・Free Suite:無料(2ユーザーまで) ・Starter Suite:月額3,000円/ユーザー ・Pro Suite:月額12,000円/ユーザー |
Salesforce Starter Suiteは、営業とマーケティングを1つのクラウドサービスで一元管理したい中小・中堅企業に向いています。SalesforceのCRMを土台に、SFAの機能が統合されている点が特徴です。
段階的なプラン設計も中小企業に向いています。まずFree Suite の無料プランで操作感を確かめ、リード数の増加に合わせてStarter SuiteやPro Suite へアップグレードすれば、メール配信やキャンペーン管理を本格化できます。最初から高額なプランを契約する必要がありません。
全プランにはAIエージェントプラットフォームのAgentforceが標準搭載されており、オーディエンスの自動セグメント作成やメール下書きの生成を追加費用なしで利用できます。ガイド付きのオンボーディングが用意されているため、IT専門知識がなくても自社主導で導入を進められます。
Salesforce Starter Suiteの特徴や、どのような機能を利用できるのかを詳しく知りたい方は、以下の動画をご覧ください。
(参考:Salesforce公式サイト)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | HubSpot Japan株式会社 |
| サービス種別 | CRM(顧客管理システム) |
| 主な利用者層 | 中小・中堅企業 |
| 主な機能 | 顧客管理、パイプライン管理、メール連携 |
| 料金 | ・無料プラン:無料(最大2ユーザー・1,000件のコンタクトまで) ・Starter:1シートあたり月額840円〜 |
Starter Suiteと同じく無料から使えるCRMとして、比較検討の候補に挙がりやすいのがHubSpot CRMです。
HubSpot CRMは、顧客管理やパイプライン管理といったCRMの基本機能を無料で使えます。無料枠は最大2ユーザー・1,000件のコンタクトまでで、利用期限はありません。上限を超えた場合は、1シートあたり月額840円からのStarterプランへ移行できます。さらに、Sales HubやMarketing Hubを追加することで、必要に応じて機能を拡張できます。
(参考:HubSpot公式サイト)
見込み客の獲得から育成・商談化までを自動化するMAでは、SFA/CRMとの連携に強い統合型のAgentforce Marketingと、国内市場向けのSATORIが候補になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社セールスフォース・ジャパン |
| サービス種別 | MA(マーケティングオートメーション) |
| 主な利用者層 | 中小〜大企業 |
| 主な機能 | リード獲得、メール配信、ジャーニー管理、分析 |
| 料金 | Marketing Cloud Next Growthエディション:月額180,000円/組織〜 |
営業とマーケティングのデータを分断せずにつなぎたいなら、SalesforceのMA製品群であるAgentforce Marketing(旧Marketing Cloud)が候補になります。リード獲得・メール配信・ジャーニー管理・分析をワンストップで提供し、SFAのAgentforce Salesと連携できる点が強みです。
Marketing Cloud Next Growthエディションは月額180,000円/組織(年間契約)から利用できます。ただし、中小企業にとって本格的なMA機能が過剰と感じられる場合は、Starter Suite(月額3,000円/ユーザー)のメールマーケティング機能から始める方法もあります。リード育成の規模が拡大した段階でMarketing Cloud Next Growthへ移行することで、不要な機能に費用をかけずに段階的に拡張できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | SATORI株式会社 |
| サービス種別 | MA(マーケティングオートメーション) |
| 主な利用者層 | 中小・中堅企業 |
| 主な機能 | アンノウンマーケティング、リード獲得・育成、メール配信 |
| 料金 | 初期費用300,000円+月額148,000円 |
SATORIは、まだ個人情報を取得できていない匿名ユーザーへのアプローチ(アンノウンマーケティング)に強みを持つ国産MAツールです。
費用は初期費用300,000円と月額148,000円のシンプルな料金体系で、契約は年間単位・前払いです。ただし、一部の機能や利用状況によっては従量課金が発生する場合があるため、詳細は契約前に確認しておくと安心です。
日本語のサポートが充実しており、UIにもなじみやすいため、国内市場で見込み客を広く集めたい企業なら無理なく運用へ乗せられます。
(参考:SATORI公式サイト)
名刺のデジタル化と人脈の組織活用を支える2製品を紹介します。枚数ライセンス制のSKYPCEと、導入実績の多いSansanです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | Sky株式会社 |
| サービス種別 | 名刺管理 |
| 主な利用者層 | 中小〜大企業 |
| 主な機能 | 名刺のデジタル化、人脈共有、アクセス権限管理 |
| 料金 | 要問い合わせ |
SKYPCEは、法人向けの名刺管理サービスです。料金体系は、必要な名刺枚数で選ぶ枚数ライセンス(250〜180,000枚単位)と、利用人数で選ぶスタートパック(5〜1,000ユーザー単位)の2つで、料金は問い合わせが必要です。国産ならではのサポート体制を重視するなら候補に入ります。
(参考:SKYPCE公式サイト)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | Sansan株式会社 |
| サービス種別 | 名刺管理・営業DX |
| 主な利用者層 | 中小〜大企業 |
| 主な機能 | 名刺・メール署名・商談履歴の一元管理、人脈の可視化 |
| 料金 | 要問い合わせ |
導入実績の多さと組織的な人脈活用を重視するなら、Sansanが代表的な選択肢です。
Sansanは、名刺・メール署名・商談履歴を一元管理し、人脈を組織の営業資産に変える営業DXサービスです。名刺のスキャンだけでなくメール署名や商談履歴からも接点データが貯まるため、担当者の異動・退職のあとも関係の履歴が組織に残ります。
(参考:Sansan公式サイト)
営業周辺業務の効率化ツールを、業務フロー管理とオンライン商談という2つの切り口で紹介します。ノーコードで業務アプリを作れるkintoneと、商談記録AIのACES Meetです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | サイボウズ株式会社 |
| サービス種別 | 業務アプリ構築(ノーコード) |
| 主な利用者層 | 中小・中堅企業 |
| 主な機能 | 業務アプリ作成、日報・案件管理、申請ワークフロー |
| 料金 | ・ライトコース:月額1,000円/ユーザー ・スタンダードコース:月額1,800円/ユーザー ・ワイドコース:月額3,000円/ユーザー |
日報や案件管理などの業務フローを、自社に合わせて仕組み化したい企業にはkintoneが向いています。
kintoneは、ノーコードで業務アプリを作成できるツールです。プログラミングの知識がなくても、日報管理や申請業務をアプリ化し、紙やExcelで運用している社内フローをデジタル化できます。
料金は、ライトコースが月額1,000円/ユーザー、スタンダードコースが月額1,800円/ユーザー、ワイドコースは月額3,000円/ユーザーです。ライトコースとスタンダードコースは10ユーザーから、ワイドコースは1,000ユーザーから契約可能です。
(参考:kintone公式サイト)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ACES |
| サービス種別 | 商談記録AI |
| 主な利用者層 | 中小〜大企業 |
| 主な機能 | 商談の録画・文字起こし・自動要約・議事録化、SFA/CRM連携 |
| 料金 | 要問い合わせ |
業務フローの効率化がkintoneの得意領域なら、ACES Meetはオンライン商談の記録業務を自動化したい企業に向いています。
ACES Meetは、商談の録画・文字起こしから自動要約、議事録作成までを担うAIサービスです。SFA/CRMとの連携にも対応しており、Salesforceと連携すれば、商談内容の記録から案件情報への反映までを自動化できます。議事録作成にかかる時間を削減し、営業担当者が顧客対応に集中しやすくなります。
料金は公式サイトで公開されておらず、詳細は問い合わせが必要です。
(参考:ACES Meet公式サイト)
ここまでカテゴリと製品を見てきましたが、良いツールを選んでも現場に使われなければ意味がありません。営業ツールの選定では、操作性・課題適合・連携性・サポート・コストの5軸を順に確認することが、導入後の形骸化を防ぐ鍵になります。
これらを確認することで、「機能は揃っているのに現場で使われない」というよくある失敗を防げます。まず操作性と課題適合を優先し、絞り込んだ候補で連携性・サポート・コストを検証するという順序がおすすめです。
特に、Excelから移行するときは「入力の手間がかえって増えるのでは」という不安が現場に生まれやすい点に注意が必要です。下記で説明する対処方法を取ると、この不安を解消しやすくなります。
UIの使いやすさは、ツール定着の可否を左右する最重要ポイントです。操作が複雑なツールは現場の入力率が下がり、形骸化します。営業担当者にとって入力は本業の合間の作業であり、画面が分かりにくかったり手順が多かったりすると、次第に入力そのものが後回しになるからです。
そこで、導入前には必ず無料トライアルで現場担当者に実際に操作させ、入力のしやすさを確かめてください。マネージャーが良いと感じても、日々入力する担当者が使いづらいと判断すれば定着しません。
ツール選定の前に、「自社の営業活動のどこに課題があるか」を具体的に書き出しておくと、機能過多やカテゴリ違いの失敗を避けられます。
たとえば、「商談の進捗が見えない」という課題ならSFAを、「顧客情報がバラバラで部門間共有できない」ならCRMをまず検討するという形で、課題とカテゴリを対応させると候補が絞りやすくなります。
もし、課題が曖昧なまま高機能な製品を選ぶと、使わない機能にコストを払い続けることになるでしょう。
ツールを個別に導入していくと、データが分断されて二重入力や情報の食い違いが起きます。そのため、既存のメール・カレンダー・会計システムと連携できるか、APIや標準連携が用意されているかを事前に確認してください。
あわせて、将来の拡張性も見ておく必要があります。今はSFAだけでも、いずれCRMやMAに広げる可能性があるなら、同一基盤でそのまま連携できる製品を選んでおくと、後からのデータ統合の手間を避けられます。
導入直後は現場に必ず戸惑いが生まれます。ここでベンダーのサポートが手薄だと、疑問が解消されないまま入力が滞り、定着する前にツールが使われなくなります。
確認したいのは、導入時の初期設定支援、操作研修、運用開始後の相談窓口の3点です。専任のIT部門を持たない中小企業ほど、これらのサポートが、スムーズな定着を後押しします。
営業ツールは、導入費用だけでなく、運用コストや導入によって得られる効果まで含めて判断することが重要です。初期費用や月額料金が安くても、自社に必要な機能が不足していれば別のツールを追加導入する必要があり、結果としてコストが増える場合があります。
一方、高機能な製品でも使わない機能が多ければ、費用に見合う効果は得られません。無料プランや低価格プランから始められる製品で実際の運用を試し、業務効率化や売上向上につながるかを見極めたうえで、本格導入や上位プランへの移行を検討すると、費用対効果の高い運用につながります。
自社に合う製品の見当がついたら、次は導入の進め方です。営業ツールの導入は、次の4ステップで進めると現場の抵抗を抑えながら定着させられます。
最初にやるべきは、ツールを探すことではなく、自社の営業プロセスを工程ごとに書き出し、どこに課題があるかを見つけることです。見込み客の獲得、初回アプローチ、商談、受注、フォローという流れのうち、どの工程で取りこぼしや非効率が起きているかを特定します。
この整理をせずに製品比較から始めてしまうと、機能の多さや知名度で選ぶことになり、導入後に「自社の課題には合っていなかった」という事態を招く可能性があります。
書き出した課題に対応するカテゴリ(SFA/CRM/MAなど)を特定し、候補を2〜3製品に絞ります。ここで候補を絞りきることで、次のトライアルで比較すべき観点が明確になります。多くの製品を同時に試そうとすると、評価がぶれて判断が長引きがちです。
候補を評価するときは、マネージャーの印象ではなく、日々入力する担当者が入力のしやすさやデータの見やすさをどう感じるかを判断基準にします。トライアル期間中は実際の案件データを入れ、日常業務に近い形で試してください。定着するかどうかの見極めの精度が上がります。
製品を決めたら、いきなり全社で一斉導入せず、まず少人数のチームで本番運用を始めます。小さく始めることで、入力ルールや運用の型を実務のなかで固められるからです。運用ルールが固まったら、その型を他チームに横展開します。
この順序を踏むと、全社展開のときに現場が参照できる手本ができ、混乱を最小限に抑えられます。
営業ツールは自社の課題に合ったカテゴリを選ぶことが前提で、操作性・課題適合・連携性・サポート・コストの5軸で製品を絞り込めば、導入後の形骸化を防げます。ここまでのカテゴリ別比較と選び方を踏まえれば、自社に必要なのがSFAなのかCRMなのか、どの製品を候補にすべきかが見えてきたはずです。
迷ったときは、無料または低コストで始められる製品から小さく始めると、合わなかったときの損失を抑えられます。
まず試すなら、Free Suite (無料・2ユーザーまで)で顧客情報の一元管理から始めてみてください。 同じ環境のままStarter SuiteやPro Suite へ移行できるため、蓄積したデータを引き継ぎながら、機能を段階的に拡張できます。
Starter Suiteなら無料ですぐに始められ、チームでの活用も簡単。成長に合わせて柔軟にスケールできます。
あります。代表的なのはSalesforceのFree Suiteで、2ユーザーまで無料で顧客管理・案件管理・レポート・AIアシスト機能までカバーしています。もう一つの選択肢がHubSpot CRMで、こちらもCRMの基本機能を無料で使い続けられます。
無料プランには、ユーザー数やデータ容量、利用できる機能に上限が設けられている場合が多くあります。まず無料で操作感と効果を確かめ、必要になった段階で有料プランを検討する流れがおすすめです。
移行を検討したいタイミングは、主に3つです。無料プランのユーザー数の上限に達したとき、必要な機能が制限されて業務のボトルネックになったとき、そしてより高度なデータ分析が必要になったときです。
Salesforceの場合は、Free SuiteからStarter Suite、Pro Suiteへと段階的に移行でき、蓄積した既存データはそのまま引き継げます。無料で始めても、成長に合わせて無理なく機能を広げられます。
あります。Salesforceは無料のFree Suiteの段階からAIによる入力補助を使えます。
さらに、上位プランで使えるAIエージェントプラットフォーム「Agentforce」なら、顧客情報の要約やメール下書きの作成、商談の成約予測までを任せられます。
ほかにも、AIアシスタント機能で受注予測を支援するMazrica Sales、商談を録画して文字起こし・自動要約するACES Meetなどがあります。AIをどの業務に効かせたいかを起点に選ぶと、自社に合う製品を絞りやすくなります。
※ 本記事に掲載している各ツールの料金・機能・サービス内容は、記事執筆時点(2026年7月)の情報にもとづいています。最新情報は各社の公式サイトをご確認ください。また、本記事に掲載している他社製品・サービスに関する情報は、各社の公開情報をもとに作成しています。掲載情報の完全性・正確性を保証するものではありません。各製品の詳細・正確な仕様については、各社に直接お問い合わせください。
すぐに使えるCRMツールを、無料でお試しいただけます。
複雑な設定は不要で、導入初日からリード管理や顧客情報の整理をスピーディに始められます。まずは無料でSalesforceの使いやすさを体験し、自社の営業活動にどのように役立つかをご確認ください。
Starter Suiteが、リード管理や営業活動の効率化にどのように役立つのかをデモでご確認いただけます。
実際の画面や機能を通じて、自社のビジネスに合った活用イメージを具体的に把握できます。
Salesforceの導入やリード管理について詳しく知りたい方は、お客様の状況や課題をお知らせください。
ビジネス規模や目的に合わせた最適な活用方法について、担当者よりご連絡いたします。