最終更新日:2026.08.20

MAツールで「できること」とは?4つの機能と導入メリットを徹底解説

MAツールでできることを「獲得・一元管理・育成・選別」の4機能から徹底解説。自動化できる業務や、導入効果を紹介します。

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MA・SFA・CRMの役割の違い

ツール 主な担当ステージ 主な管理対象 主な役割
MA 商談が生まれる前 見込み客の属性情報とWeb行動履歴 接点をデータ化し、有望な見込み客を絞り込んで営業へ渡す
SFA 商談開始から成約まで 商談の進捗・活動記録・受注予測 営業活動の進み具合を可視化し、成約までの動きを管理する
CRM 成約後の関係維持 取引履歴・問い合わせ履歴・契約情報 既存顧客との関係を継続し、追加提案や解約防止につなげる
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MAツールで自動化できる業務と人が担う業務

業務 MAツールで自動化できること 人が担う必要があること
リード獲得 フォーム・ランディングページの設置、入力情報のデータベース登録、流入経路の記録 広告の企画とクリエイティブ制作、集客する資料やセミナーの企画
顧客情報管理 重複データの名寄せ、行動履歴の記録、配信停止の反映 入力項目と表記の統一ルールの策定、取り込むデータの整備
メール配信 条件に合う対象者の抽出、指定日時の配信、開封・クリックの計測 件名と本文の原稿作成、配信するコンテンツの制作
シナリオ運用 設定した条件に応じた自動配信、配信間隔の管理 どの順番で何を伝えるかという筋書きの設計
リード選別 行動への点数付け、しきい値超過時の担当者への通知 採点ルールの設計、営業へ引き渡す基準の決定
効果測定 指標の自動集計、レポートの出力 数値の解釈と、次に何を変えるかの決定
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MAツールでできることに関するよくある質問(FAQ)

連携に対応している製品が大半ですが、製品によって連携できる範囲や方法には差があります。

連携すると、MA側で算出したスコアやWebサイトの閲覧履歴が営業側へ渡り、商談の結果や失注理由は育成施策へ戻せます。この往復ができると、どの行動をとったリードが実際に受注につながったかを検証でき、採点ルールの精度も上げられます。

確認すべき点は3つです。標準機能で連携できるのか、外部の連携ツールが必要なのか、同期は片方向か双方向か、同期対象に必要なデータが含まれているかを確認しましょう。既にSFAを使っている場合は、この3点を導入前に確かめておくと、後から運用が滞りにくくなります。

MAツールが担わないことは、次の4つです。新規リードの創出、コンテンツの企画・制作、商談とクロージング、そして元データの品質管理です。

新規リードは、広告や展示会、コンテンツ発信といった集客活動からしか生まれません。MAはその接点をデータ化して取りこぼさないようにする仕組みで、接点そのものは人が作ります。同じく配信する記事や資料も、MAが生み出すことはありません。

商談の場で相手の懸念に答え、条件をまとめて受注に至らせる部分も人の仕事です。

元データの品質管理は見落とされやすい点です。名刺やスプレッドシートの表記ゆれを整えないまま取り込むと、セグメント配信やスコアリングの精度がその分低下します。同じ会社が「株式会社◯◯」「(株)◯◯」「◯◯」と3通りで登録されていれば、業種で絞った配信からも漏れます。

言い換えれば、この4つを人が担う前提で設計すれば、MAでできることを十分に活用できます。誰がコンテンツを用意し、誰がデータを整え、どの基準で営業に渡すかを先に決めてから導入すれば、反復作業を自動化した分だけ、判断や企画に使える時間を確保できます。

中小企業でも導入可能です。中小企業ではマーケティング専任者を置きにくいことが多いため、「兼任者でも画面操作だけで設定できるか」「導入時のサポートや学習教材が用意されているか」が継続利用の分かれ目になります。

また、CRM・SFAと同じ基盤でデータを共有できると、マーケティングと営業の連携もスムーズになります。MAツールを導入する際は、導入支援・使いやすさ・データ基盤・営業連携といった観点で選ぶと良いでしょう。

Salesforceでは、まず無料のFree Suiteで自社のデータを1か所に集める段階から始め、必要に応じてAgentforce Marketing(旧Marketing Cloud)のような機能を拡張していく進め方も可能です。どのようなサービスであっても、自社の体制でどこまで運用できるか、無理なく始められる規模から検討することをおすすめします。