会議室で多様なバックグラウンドを持つビジネスパーソンのチームが、リアルタイムのデータを示すビジュアルと、フレンドリーなロボット風アバターのAIエージェントが表示されたデジタルダッシュボードを見ながら議論しているイラスト。

おすすめのAIエージェント:主要自律型プラットフォームガイド

エンタープライズ領域は、もはや単純な生成AIの段階を超えつつあります。AI(人工知能)の第一の波がコンテンツ生成に焦点を当てていたのに対し、現在の中心は「アクション」です。企業は今、人間の常時監督なしで複雑なタスクを処理できる、最適なAIエージェントを求めています。

AIエージェントの活用法 Salesforceはどう変わる?

自律型AIエージェントを作成して展開するためのプラットフォーム「Agentforce (エージェントフォース)」
このAgentforceで強化されたSalesforceのアプリを4つご紹介します。
Slack(スラック)、Tableau(タブロー)、Marketing Cloud(マーケティング クラウド)、Service Cloud(サービス クラウド)。これらのアプリがAIエージェントによってどう変わるのか、動画でご確認ください。

AIエージェントに関するよくある質問

チャットボットはリアクティブ(受動的)なツールです。ユーザーが入力したプロンプトに応じて情報を返しますが、基本的にはそこで役目が終わります。また、チャットボットは決められたスクリプトに沿って動作します。一方、AIエージェントはプロアクティブ(能動的)に行動します。ツールを使い、データにアクセスし、タスクを完了するために自ら判断を行う自律性を持っています。たとえば、チャットボットは天気を教えてくれるだけですが、AIエージェントは雨が降っていることを察知し、屋外ミーティングのスケジュールを自動的に変更したり、傘の配送を手配したりできます。

セキュリティは、プラットフォームのアーキテクチャに大きく依存します。主要なエンタープライズ向けソリューションは、「トラストレイヤー」と呼ばれる仕組みを採用しています。たとえばEinstein Trust Layerのようなフレームワークは、個人情報などの機密データが大規模言語モデル(LLM)に届く前に、それらをマスキングします。また、AIエージェントが企業のガイドラインを厳密に守り、許可された範囲内でのみ動作するよう制御します。これにより、いわゆる「データ漏えい」を防ぎ、企業の重要な情報を安全に保つことができます。

はい、可能です。最新のプラットフォームにはAIエージェントビルダーのようなローコードのツールが用意されており、専門的な技術スキルを持たないビジネスユーザーでも、AIエージェントの役割や、アクセスできるデータ、実行できるアクションを設定できます。コンピューターサイエンスの専門知識は必要ありません。たとえば「返品対応スペシャリスト」や「リード判定エージェント」のように、特定の業務に特化したAIエージェントを自分で作成できます。

AIエージェントは、APIやネイティブコネクタを介して既存のシステムと連携します。優れたAIエージェントは、Slack、メール、データベースなど、よく使われるツール向けにあらかじめ用意された連携機能(プリビルトインテグレーション)のライブラリを備えています。こうした連携により、AIエージェントは他のシステムと「対話」し、あるシステムからデータを取得し、別のシステムでアクションを実行するといった一連のワークフローを完了できます。特にCRMとのネイティブ連携は、ビジネス用途のAIエージェントにとって最も効果的なアプローチとなることが多くなっています。

多くの場合、中堅・中小企業では使いやすさと初期コストの低さが重視されます。IntercomやJasperのようなプラットフォームは、サポートやマーケティングといった特定の用途に優れています。一方で、将来的な成長を見据えるのであれば、最初から拡張性のあるプラットフォームを選ぶことが重要です。Agentforceのような拡張性のある基盤を選択すれば、データ量が増え、業務ニーズが複雑になっても、技術的な制約に悩まされることなく使い続けることができます。

エージェント型ワークフローとは、AIエージェントが一連のタスクを管理しながら進めるワークフローのことです。従来の「if-this-then-that(もし〜なら〜する)」のような固定的な自動化とは異なり、状況やリアルタイムで受け取ったデータに応じて動的にステップを調整できる点が特徴です。たとえば、あるステップが失敗しても、AIエージェントは目的達成に向けた別のアプローチを試すことができます。

推論能力があることで、AIエージェントは「イレギュラー」や予期しない変化に対応できます。推論がなければ、たとえば顧客がフルネームではなくニックネームを入力した場合など、プロセスの中の些細なステップが変わっただけでAIエージェントは正しく動作できなくなる可能性があります。推論エンジンを備えたAIエージェントであれば、新しい状況を分析し、最適な代替ルートを判断し、目的に向かって処理を継続できます。その結果、人による介入の必要性を大幅に減らすことができます。

優れたプラットフォームは、自分の限界を理解するよう設計されています。AIエージェントが権限外の状況に遭遇した場合や、顧客が強い不満を示した場合には、ケースを自動的に人にエスカレーションできます。その際、AIエージェントはこれまでのやり取りを要約して担当者に引き継ぐため、顧客が同じ説明を繰り返す必要はありません。

ROIは主に、時間の削減と処理能力の向上によって測定されます。たとえば、カスタマーサポートの一次対応や、営業の初期アプローチを自動化することで、企業は人員を増やすことなく、はるかに多くの問い合わせや商談を処理できるようになります。さらに、AIエージェントを活用することで手作業によるデータ入力ミスが減り、ビジネスインテリジェンスの精度向上につながります。