マーク・ベニオフはセールスフォース・ドットコムの会長兼CEOです。ベニオフはクラウドコンピューティングのパイオニアとして、「クラウドをベースにしたテクノロジーモデル、従量制ビジネスモデル、社会貢献活動を統合した、これまでにないエンタープライズソフトウェアの会社を作る」というビジョンの下、1999年にセールスフォース・ドットコムを設立しました。画期的なアイディアからスタートしたセールスフォース・ドットコムは、ベニオフのリーダーシップの下、今やFortune 500企業の一社となり、世界で最も早く成長したトップ10のソフトウェア会社、そしてCRMを提供する最大の企業にまで成長しました。

革新的なアプローチにより、セールスフォース・ドットコムは、5年連続でForbes誌が選ぶ「世界で最も革新的な会社」の一社に、4年連続でFortune誌が選ぶ「ソフトウェア業界における最も称賛される企業」の一社に、そして8年連続でFortune誌が選ぶ「最も働きたい会社」に選ばれています。

ベニオフは、明確なビジョンを持ったリーダーシップと、イノベーションのパイオニアとして広く認知されています。Fortune誌が選ぶ「世界の最も偉大なリーダー50人」や「最優秀ビジネスパーソン」、そしてBarron’sによる「世界最高のCEO」の一人として選ばれ、Economist誌のInnovation Awardを受賞しました。またベニオフは、世界経済フォーラム評議員会のメンバーに名を連ねています。

ベニオフは、セールスフォース・ドットコムのリソースである、製品の1%、株式の1%、従業員の就業時間の1%を、地域社会に還元する社会貢献活動の「1-1-1モデル」を作り、世界中の非営利企業のミッション達成を支援しています。現在、700社を超える企業がPledge 1%を通じてこの1-1-1モデルを採用しています。ベニオフと彼の妻であるLynneは、カリフォルニア州サンフランシスコとオークランドにおけるUCSF Benioff Children’s Hospitalの設立を含む、子供たちの健康に向けた社会貢献活動や、公教育やホームレス、その他社会問題に注力しています。

ベニオフは、ビジネスが世界を変革する最大のプラットフォームであるという信念を持っています。ベニオフはより良い世界を実現するために、世界経済フォーラムの創設者であるKlaus Schwab氏が提唱する「マルチステークホルダー・アプローチ」を採用し、株主だけではなく、顧客や従業員、パートナー、コミュニティー、そして環境を含む全てのステークホルダーに対してリーダーシップを発揮しています。また、こうしたベニオフの姿勢は、彼の後に続くビジネスリーダーにも影響を与えています。ベニオフは、CEOやビジネスリーダーのグループを率いて、LGBTQ(lesbian, gay, bisexual, transgender, questioning)コミュニティーに対する差別を促すような州の規制に抗議をしました。また、セールスフォース・ドットコムにおいて同一労働に対して男女平等の賃金が支払われるための給料評価システムを新たに設定しました。

ベニオフは、35年間ソフトウェア業界に従事しています。セールスフォース・ドットコムの設立以前は、13年間Oracle Corporationに在籍していました。ベニオフは15歳の時、彼が最初に立ち上げた会社であるビデオゲーム制作会社「Liberty Software」を設立しました。また、Apple Computer社のMacintosh部門に在籍し、アセンブラ言語のプログラマーとして務めました。ベニオフは、University of Southern Californiaにおいて、1986年に経営学の学士号を、2014年には同大学で文学の名誉学位を取得しています。

ベニオフは、全米ベストセラーである「Behind the Cloud(クラウド誕生)」を含む3冊の本の著者です。