スクールバス空間設計がAgentforceで実現した 「止まらない営業」と顧客接点の再設計
Agentforceが8.1億円の機会損失を「成長機会」に変えた。
Agentforceが8.1億円の機会損失を「成長機会」に変えた。
中古住宅のワンストップ・リノベーション事業を展開する同社では、成長とともに問い合わせが増え続けていました。
しかし、その裏で起きていたのは「対応しきれないリードの蓄積」です。
インサイドセールスは、わずか1名。
すべての問い合わせに対応することは、物理的に不可能で、その結果、約3,000件もの見込み客が、誰からも連絡されないまま放置されている状態に陥っていました。
この数字を金額に換算したとき、経営陣は衝撃を受けます。
試算された機会損失は、実に8.1億円にものぼっていたからです。
これは単なる業務の遅れではありません。
顧客は「家を持ちたい」という人生の決断を持って問い合わせている。それにもかかわらず、応えられていない。
この事実は、「組織のあり方そのもの」を問い直すものでした。
同社が直面していたのは、単なる人手不足の問題ではなく、組織の「仕組みそのものの欠陥」だったのです。
さらに、物件探しから設計、施工、資金計画までを一体で提供するワンストップサービスであるがゆえに、不動産・建築・ローンといった複数領域の専門知識が求められます。
人を増やすだけでは、この課題は解決できませんでした。
AI営業エージェントによる営業プロセスの再設計
この課題に対し、同社が選んだのがAgentforceでした。
従来のチャットボットのような定型対応ではなく、AIを「営業担当」として設計するというアプローチです。
「この難題を解決できる唯一の答えがAgentforceだった」と実際に現場で語られるほど、その選択は明確な意思決定でした。
導入されたAIエージェント「Frank」は、24時間365日稼働。顧客の悩みに共感し、条件を整理し、専門的な提案を行いながら、自然な流れで商談へと導きます。
重要なのは、単なる自動化ではない点です。
顧客の曖昧な悩みを具体化し、信頼を築き、意思決定を後押しする。
つまり、営業の“前工程”そのものが再設計されたのです。
「AIと人間の共創モデル」の確立
AIが担うのは「初期対応」と「ヒアリング」。
人間が担うのは「価値提供」と「最終意思決定」。
この役割分担によって、営業プロセスは大きく変わりました。
AIが深いヒアリングと信頼構築を済ませた状態で、人間にバトンタッチする。この共創モデルが、同社の強みとなっています。
これまで営業が時間を費やしていた初期対応はAIが担うようになり、人はより本質的な提案に集中できるようになったのです。
データが生む「本音」の可視化
さらに重要なのが、「顧客データの質の変化」です。
AIを介した対話では、人間には話しにくい内容も自然に引き出されます。
・予算に対する不安
・家族の事情
・他社との比較状況
こうした「本音」がデータとして蓄積されることで、提案の精度は飛躍的に向上しました。
営業は、「仮説」ではなく「顧客の実態」に基づいて動けるようになったのです。
AIは、便利な道具ではありません。私たちにとっては、新しい営業の仲間です。 業務を効率化するためではなく、お客様一人ひとりの『こう暮らしたい』に寄り添うために存在している。 106人目のメンバーとして迎え入れています。
田中 将司氏スクールバス空間設計株式会社, 代表取締役社長
スクールバス空間設計の取り組みは、単なるAI導入ではありません。
それは、「営業の定義」を変えるプロジェクトでした。
従来、人が担うものだった営業を、意思決定プロセスを分解し、
・初期対応
・ヒアリング
・信頼構築
といった工程をAIに移行しました。
その結果、人は本来担うべき「価値創出」に集中できるようになりました。
ここで起きたのは、効率化ではなく「顧客接点そのものの再設計」です。
AIは業務を代替する存在ではありません。人間の能力を拡張し、組織の限界を突破する存在です。
スクールバス空間設計の取り組みは、その現実を示しています。
AIを導入するのではなく、「営業という仕組み」を再設計する。
それこそが、同社が実現した変革でした。
面倒なセットアップが不要な、すぐに使える世界No.1 CRMを今すぐ活用しましょう。
Salesforceの製品、価格、導入など、ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
最新の調査、業界のインサイト、製品ニュースをメールでお届けします。