PUMAはTrailblazer

PUMAは真のモバイルファーストアプローチで「Forever Faster」を実現

 

PUMAはSalesforceのパワーを活用してモバイルサイトをリニューアルし、顧客の期待を大きく上回るサイトの構築に成功

モバイル対応の重要性が高まっていることに注目したPUMAは、全世界で24の市場におよぶモバイルサイトの徹底的なリニューアルを行いました。

「お客様とPUMA製品の接点はさまざまです。PUMA.com、卸売店や小売店、あるいは街角のショップで偶然PUMA製品を見かけたり」そう語るのは、PUMAのEコマースグローバル責任者Ken Kralick氏。

「ブランドに関する情報をスマートフォンで得る時代です。だからこそ、そうしたニーズにすばやく応えられるモバイルの顧客体験に力を注ぐ必要があります。一方、ぶ厚い商品カタログでブランドを紹介する機能も必要。そのバランスが大切です」

モバイル経由が最大の購買チャネル

Kralick氏がモバイルの影響力をこれほど重視するのも当然と言えます。PUMAでは、モバイル経由のサイトアクセスが全体の70%近くを占める地域もあります。Salesforceの最新 購買指標レポート (英語)でモバイルは全アクセスの60%、全オーダーの41%を占めているという調査結果が出ており、PUMAのモバイルトラフィックはそれよりも高い数値です。

ただし、モバイルからの大量アクセスがそのままコンバージョンに結びつくとは限らないのは他の多くのブランドと同様です。そこでPUMAは、買い物客が簡単にアカウントを作成してカートに商品を保存しておき、後からタブレットやデスクトップマシンでチェックアウトできるよう、モバイルサイトをリニューアルする決断を下しました。

 

サイトは速くなり、ユーザーエクスペリエンスは良くなり、コンバージョン率は上がりました。”

Ken Kralick | PUMA Eコマースグローバル責任者

Commerce CloudのStorefront Reference Architectureがすべてを変革

2,000以上のサイトでデバイスごとのアクセスパターンや購買行動についてデータ・ドリブンのデザイン分析を行った結果生まれた、Commerce CloudのStorefront Reference Architecture(英語)。UXデザイン、マーチャンダイジング、技術アーキテクチャのベストプラクティスを通して、より快適なモバイルショッピング体験を実現し、コンバージョンを改善します。インテリジェントなサイトデザインを作成可能な200種以上のワイヤーフレームに加えて、サイトのコーディングを直接行えるため、独自のサイトを構築して差別化を図ることができます。

Kralick氏は、Storefront Reference Architecture導入のメリットについてこう説明します。 「継続的に統合を行いながら、さまざまな国、通貨、言語で真のリファレンスアーキテクチャとしてロールアウトした結果、時代の変化に対応可能なモバイルファーストの堅実なプラットフォームを世界規模で構築できました」

インテリジェントでスケーラブルなモバイルファーストのサイトを実現

PUMAでは、Rihannaとのコラボレーションから生まれた新しいFenty X Creeperスニーカーなど、注目の最新モデルを市場投入する際にも、アクセスが殺到してサイトがダウンする心配がなくなりました。「かつては発売開始から数秒で1万8,000件の同時アクセスが殺到し、全世界のサイトが数分間ダウンしたこともあります。しかしStorefront Reference Architectureを導入した現在では、アクセス数の急増を気にすることすらありません。サーバー負荷の面から見れば大した問題ではなくなったからです」

サイトをわずかに修正するだけで業界に大きな影響を与えるPUMAはTrailblazer

現在PUMAのサイトでは実際の顧客体験にもとづいて継続的なイテレーションを実施。より快適な顧客体験を実現するための工夫をすばやく導入しています。たとえば、Salesforceのアドバイスとベストプラクティスを参考に、画面上部のナビゲーションと内部検索機能を改良しました。

「商品の入れ替えも価格の変更もなかったのに、サイトのマイナーチェンジだけでコンバージョンを改善できました」とKralick氏は言います。「拡張が容易なので、サイトの改良を頻繁に行っています。新たな試みをサイトに導入して結果をすばやく検証できるようになりました。これは他のプラットフォームではできなかったアプローチです。

Salesforceとの提携がPUMAにもたらしたのはサイトのスピードアップ

PUMAは2017年7月にサイトをリニューアル。レンダリングが35%、ロードが69%スピードアップした結果、製品詳細ページの画像ロード時間は2秒未満に短縮し、1%未満だったコンバージョン率は1.5%近くまで改善されました。

「サイトがスピードアップし、売上が伸び、市場投入が迅速化しました。Salesforceという組織と緊密な連携を行えたことの重要性は計り知れません」

モバイルサイトのリニューアルにあたり、PUMAはそのキャッチフレーズである「Forever Faster」をまさに体現しました。


小売業者がモバイルファーストを実現するには、テクノロジーや組織の連携などさまざまな課題を克服する必要があります。Salesforceのインタラクティブなステップバイステップガイド(英語)をご確認ください。モバイルコマースについて学び、モバイルを成長戦略の中心に据えるための最新情報をご覧いただけます。

 

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